2月22日(土)鼻の中の湿度計
ここ一週間、地球規模で湿度が下がってるな……
と独りごとを言ったのち、地球規模なわけがあるか、せいぜい日本規模だ、むしろ市町村規模だ、と思い直した。
人はどこで乾燥を感じるのだろうか。
目?喉?
私は鼻だった。乾燥すると、鼻の内側の皮膚、つまりは鼻の穴がヒリッと痛くなるのだ。おまけにちょっと血も出たりする。
よりにもよって鼻の穴……
情けない気持ちを抱えながらも、鼻の穴に乳液を塗ると痛みが収まった。
鼻の穴に乳液を塗る日が来ようとは。
改めて考えてみると、鼻の穴も立派な皮膚である。体の内側にあろうが外側にあろうが、皮膚は皮膚。皮膚は乾燥に弱く、保湿は皮膚に良い。
毎日湿度計を確認しているため、湿度の変化には人一倍敏感な女になることが出来た。鼻の穴ごと。
今日は雨が降っている。雨は水蒸気となって鼻の穴を潤し、痛みを和らげる。湿度が高まれば件のウイルスも少しは活動を控えるかもしりない。
これぞ恵みの雨だ。
振り返れば人間は、「雨」に対する態度を先の百年間で変えすぎたのではなかろうか。人類の歴史を振り返れば、そのうちの殆どで雨を待ち焦がれ、雨乞いに勤しんでいたであろうに、現代になって突然、「雨マジウザい」などと、憂鬱の象徴にされてしまった。
おてんと様としては納得いかないだろう。
人間とは違い、おてんと様は億年万年単位で物事を考えているはずだ。雷様やら雨雲やら水蒸気やら、雨の生産に関わる労働者を昔から終身雇用しており、人間基準の百年単位で急に雨量を減らせと要望されても、急な対応など出来るはずもない。
解雇された雷様の行く末など、見たくないよ……
本日の雨はおてんと様なりの気遣いであり、かつ、人間に雨の有り難さを思い出させる気の利いたユーモアでもあった、のかもしれない。
※全部ジョークです
【できごと記録】
加湿器の新しいのが急にほしくなってしまった。インテリア雑貨系の安物だからか、音がうるさくて気になる。しかし家電メーカーの立派なものはサイズが大きくて邪魔なので、中間に属するアイテムを開発してくれ…と願う。
新しいお薬を飲むのをやめようかなと思ってたけど、やっぱり続けることにした。家族いわく、お薬を飲み始めてから元気そうで、会話できる時間も長くなっているらしい。ほんま?自分ではわからないことって多いね。
自分がいいなって思うものと、多数派がいいなって思うものが一致しないことが多い。昔からだけど。インターネットにも多数派が増えて疲れてきた。単純に趣味が違うんだと思う。昔のインターネットに帰りたい……
Gboardの音声入力の仕様が突然変わって戸惑う。
夜7時から9時くらいのテレビ番組は説明過多で、自分で考える余白がなく、面白くない。国民のことをここまで頭が悪いと思っているのか……と考えると悲しくなる。
それと同様にインターネットの記事もどんどん説明過多な記事が増えてきている。タイトルも「○○な私が〜〜した話」とかばっかりで、冗長だし、本文もいちいち細部にわたり説明しなきゃいけない空気である。親切丁寧すぎることで逆に思考の機会を奪うんじゃのでは……?と憂いているけど、こんなのは少数派の意見なので、個人の日記のすみっこに記す程度にする。
あと、きみちゃん(朝ドラ)が苦労して習得した穴窯の知識と技術を訪問者に気軽に教えることについて。息子たけしが「商売道具をそんな簡単に教えていいんか?」と戸惑うと、元夫の八郎が「教えたって真似できるものじゃないから大丈夫や。お母ちゃんはそんなもんやないで」と言ってた。
インターネットのハウツー記事とか、やたら人に何かを教えようとしてる記事は、そういう覚悟とかってあるんかな。それとも先生になりたいだけ?なんで?どういう動機?って、気になった。
おわり
HAPPY LUCKY LOVE SMILE PEACE DREAM !! (アンミカさんが寝る前に唱えている言葉)💞