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タダで贈るよりも高いものはない(ただしリターンはないと心得よ)
エコノミックアニマルである僕たちは、常日頃、経済原則のことを考えて生きています。これをするのはそれだけの価値があるのか? 投入する労力に見合うのか?
この文脈で至言だと思っているのは、このライトノベルのセリフです。
損得勘定は我らの共通の言語。それはこの天と地の間で二番目に強い絆だ。
(『まおゆう魔王勇者』)
経済感覚というのは、言葉が通じない二者の間でさえ、交渉を行う場合の確固たる原則で
慣性なんてぶっとばせ⑤
「この世の悪を煮詰めたような人」というのにはさすがに出会ったことはないにしても、「ダメ会社員を煮詰めたような人」というのに出会ったことはないですか?
セクパラパワハラ当たり前(「セ・パ両リーグ制覇」ってやつですね)、えこひいき当たり前、気に入らない部下の報告は無視し、トラブル案件の方針変更進言には「言い訳してないでさっさとやれ」と詰め、同じ内容でも上からの指示には従い、下からの提案はくだらないと
慣性なんてぶっとばせ①
note を書くのはずいぶん久しぶりになりますね。会社に全力投球していたのですが、「組織外の活動とバランスをとるのはどうだろう」というアドバイスを受け、なるほどそれもそうかと思い再びペンを執った次第です。
なんだかんだ、従来の僕は社外活動の多い人でした。なので結局、回帰してきたということです。「らしからぬ」行動よりも「らしい」行動の方を勧められてしまうあたり、人はその「本来」からは離れがたいので
退職エントリが流行っていますね
「退職エントリが流行っていますね」などというと、アレかな? コレかな? と複数思い浮かべられてしまうよな世の中になってきました。それ自体は個人の自由な発信なので良いとして。
どなたかがツイートされていましたが、退職エントリを書くということは、その会社が好きだったということなのだというのは同意します。僕もいくつか会社を変えていますが、全部が全部書く気になるかというそうでもないので。
そういえば、
武器よさらば: 会話から武器を取り外そう
折しも、幸福に関する駄弁りの二回目で「あなたは銃を片手にコミュニケーションをとっている」という話を書いたすぐ後だったのですが、ある女性から、「男って、女に対していつも武器を片手に話すよね」という記事を共有され、「おおそうか」と思ったのでした。これがまさか、男女論になるとは……。
上記の記事では、「女性は男性を見るだけで恐怖を覚える」というものでした。体格差から物理的な力の差が示唆されるところから
幸福について駄弁る③
僕は自分の心が荒ぶりがちなのはよくわかっていて、それはド治安の悪い中学校で唐突に喧嘩をふっかけられることに対応するために仕方なく進化(退化?)したものと思っているのですが、一度身につけてしまったその荒さをunlearnするのがなかなか至難の業でして。
僕の父親も相当に危機意識の強い男でして、常に内部でアラートが鳴りっぱなしなのはよくわかっていました。口癖は「平和ボケしおって」で、常に悪い事態に備