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組織人事

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"心理的安全性の誤解"の誤解/キャリア目標を捨てよう。探究テーマの重要性/暗黙知を引き出すインタビューのコツなど【Voicy4月総集編BEST5】

"心理的安全性の誤解"の誤解/キャリア目標を捨てよう。探究テーマの重要性/暗黙知を引き出すインタビューのコツなど【Voicy4月総集編BEST5】

2023年度を振り返ると、春に「軍事的世界観から冒険的世界観へ」という新たなスローガンを掲げて、冒険型の組織づくりのモデル「CCM」を開発して、今秋出版予定の集大成的な単著の執筆に取り掛かった1年で、まさに「大きなアウトプット」にすべてのリソースを費やした1年間でした。

単著はまだ現在進行形でブラッシュアップ中ではあるのですが、大型のアウトプットを通してやや燃え尽きかけていたというか、研究者とし

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〔期間限定公開〕ドミニク・チェン教授に聞く――「失敗したアイデアを活かすには?」

〔期間限定公開〕ドミニク・チェン教授に聞く――「失敗したアイデアを活かすには?」

小田裕和(以下、「小」) 新規事業づくりでは、「失敗を大事にしよう」と盛んに言われます。でも、実を結ばなかったものを放置しているだけでは、なかなか土が豊かにならない。失敗が組織に還元されない。失敗したとして、誰もそれを受け止めてくれないし、「自分でなんとかしてね」という
状況になってしまっている気がします。
 失敗したアイデアが、そのまま朽ちて腐っていくのではなく、栄養素になる。それはドミニクさん

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わかりやすい説明をすると「結論を理解する労力」が「その結論を導き出した労力」と誤解されるときがある

わかりやすい説明をすると「結論を理解する労力」が「その結論を導き出した労力」と誤解されるときがある

まとめ
・かなりの人が「結論をわかりやすく説明したときの論理」と「その結論を試行錯誤して見つけるときの論理」を明確に分けてない気がする
・だから簡単に理解できると、簡単に生み出した答えと勘違いする
・単に結論を理解してほしいときは、わかりやすい説明だけでよい
・相手に今後自分と同じように試行錯誤してほしい時は、わかりやすい説明に加えて、試行錯誤も伝える

結論の背景や試行錯誤をどこまで相手に伝える

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独自の表彰制度「ファングリーアワード」をご紹介!

独自の表彰制度「ファングリーアワード」をご紹介!

こんにちは。株式会社ファングリーの採用広報を担当している北桝です。

ファングリーは30名程度の少数精鋭ということもあり、スタッフ一人ひとりの成果や功績を共有し、全員で讃え合うカルチャーが根付いています。その流れを汲む独自の表彰制度が「ファングリーアワード」です。

「ファングリーアワード」には、当月もっとも高いパフォーマンスを発揮したスタッフに贈られる「月間表彰」と、半期を通じて優れた成果を上げ

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30、50、100人の壁の正体

30、50、100人の壁の正体

学生起業からはじまり、スタートアップとして資金調達して事業と組織を急拡大させ、上場というひとつの目標地点までたどりつくことができました。

事業のこと、プロダクトのことなどいろいろありますが、とにもかくにも、一番大変だったのは組織のスケールでした。

組織が大きくなるにつれ、30人、50人、100人で壁があるというのはよく言われることですが、それって一体なぜなんでしょうか?

私も、その壁のことを

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いいデザイナーってどこにいるの?モノグサ社、はじめてのデザイナー採用設計

いいデザイナーってどこにいるの?モノグサ社、はじめてのデザイナー採用設計

こんにちは!デザイナーのmoyoです。2019年頃から、Monoxer, Inc.でアプリ、WEB管理画面のデザインやチーム拡張の仕組みづくりを担当しています。

早速ですが、2020年冬の私 ↓

当時、本当に困りました。モノグサ社に転職するまでデザイナー採用に携わった経験がなく、転職活動の経験もなかったため、知見は0。

困った末、ジョブディスクリプション作成から、面接設計、採用まで何を行った

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なぜ人はなりたい自分になれないのか? 認知科学コーチングの仕組みについて

なぜ人はなりたい自分になれないのか? 認知科学コーチングの仕組みについて

認知科学コーチングを学び始めました。こんにちは白井 俊太と申します。

現在、HashHubというブロックチェーンスタートアップのリードエンジニアをやりながら、かれこれ十数年ほど続けてきたパルクールというスポーツの先生をしています。

詳しいプロフィールや直近のキャリアについてはこちらへ↓

パルクール世界大会出場時の記録↓

上記のキャリアに加えて、2021年10月からMindset Coach

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他のコーチングと一線を画する「認知科学コーチング」とは

他のコーチングと一線を画する「認知科学コーチング」とは

はじめにコーチングといえば「答えはあなたの中にある」という共感型のコーチングを思い浮かべる方も多いと思います。

厳密にコーチングの定義をしようとすると、この考察で論文が書けるぐらい大変です。「(論文)ヘルスコーチングの展望:コーチングの歴史と課題を基に(西垣悦代, 2013)」の中には、「定義」という言葉がたくさん出てきます。

流派も歴史も様々で、どうやら一義的に定義をすることは困難なようです

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なんでコーチングの魅力を伝えるのは難しいのか

なんでコーチングの魅力を伝えるのは難しいのか

こんにちは。ふくざわ@奄美大島です。

今日は久しぶりに強めの太陽が出ていて風も穏やかなので、護岸にテーブルを持ってきて作業しています。(上の写真)

最近おもったこと。
コーチングの仕事をしていて、その魅力を伝える難しさを感じることがあります。

自分と向き合うとか、理想の自分に出会うとか、普段の生活で目にする他の多くのサービスと比べると、曖昧な表現になりがちです。

なので説明するときに「何言

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なぜ林健太郎から教わったコーチたちのコーチングはめちゃくちゃ上手いのか(コーチングにおける変容のメカニズム)

なぜ林健太郎から教わったコーチたちのコーチングはめちゃくちゃ上手いのか(コーチングにおける変容のメカニズム)

皆さん、こんにちは。
リーダー育成家&著者の林健太郎です。

この記事では、コーチングという手法による人の変容に関するメカニズムを考えてみたいと思います。
と堅苦しく書くと、ここから先読んでもらえないと思うので、もうちょっと簡単な言葉で書くとすると、なぜ林健太郎から教わったコーチたちのコーチングはめちゃくちゃ上手いのか、ということについて紐解く記事になります。
ご興味をそそられた方、どうぞ最後まで

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感性を信じて理性で選びとる人間らしさへの愛について 備忘録

感性を信じて理性で選びとる人間らしさへの愛について 備忘録

7万年間、
虚構を使って生き物として繁栄してきた一方で、
虚構に圧されて苦しむ個を生み出してきた。

論理や言葉そのものの功罪。見知らぬ他者とつながるための手段であり、誰もが依存して逃れられないが、それを「自覚して波乗る」ことで、出来得る限りの「自由」を獲得できる。
それが、人が「システム」から解放される道なのかもしれない。

人間らしい感性や身体にこそ、一人一人の価値の源泉がある。なぜだかわから

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システムって何?

システムって何?

自分の志を「ひらく」ために2021年の抱負は「ひらく」。
「ひらく」の対象は様々だが、その一つが「自分自身」。
自分をさらけ出す。その試みの一つが、志を定めて書く、ことだった。こんな内容だ。

定めてから、親しい人に口頭でも発信してみる機会も増えてきている。
その中でよく疑問に思われる言葉が、システム、です。

「それ、何?プログラミング?しくみ?IT?制度?何を言いたいのかよくわからない。。」

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目標設定時に目標を高く設定する人と低く設定するの違いは
「やる気ではなく、知能観の違い」ということがわかった

目標設定時に目標を高く設定する人と低く設定するの違いは 「やる気ではなく、知能観の違い」ということがわかった

目標を高く設定する人と低く設定する人4月がスタートした。
これから多くの上司が部下の目標設定に立ち会うと思う。
私も仕事柄、目標をよく目にする。

全社から部門、部門から個人と目標が設定される。

この目標設定は多くの会社が人事評価と連動している。
よってある程度部門間や個人間での公平性の擦り合わせが必要になる。

擦り合わせ時に問題になるのが、この2つパターンである。
1「どう見ても達成できない

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