永江耕治@エーピーコミュニケーションズ

エーピーコミュニケーションズ取締役副社長(https://ap-com.co.jp)|…

永江耕治@エーピーコミュニケーションズ

エーピーコミュニケーションズ取締役副社長(https://ap-com.co.jp)|インフラエンジニアBooks主催 |July Tech Festa実行委員|2012年に中央大学大学院修了(MBA/人的資源管理専攻)|精巣がんサバイバー|がんと就労|至善館

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最近の記事

ジェンダーギャップを解消するための「黄金の3割理論」

【2023年最新版】ITエンジニアの男女間賃金格差を調査興味深い記事がありました。ITエンジニアの男女間賃金格差を調査した結果を考察した記事です。 サンプルサイズは以下とのことで、もう少し女性のサンプルサイズが大きいとよいのですが、それにしても目を引く男女の差異がありました。 年収800万円以上は30代女性の8%しかいないのに対して、30代男性は20%いる ということです。 もし、もっと大規模な調査が実現すれば、おそらくは40代以上はもっと男女差が広がっているのではない

    • 話題のAI対話システムChatGPTを試してみた

      Google Trendsによると、"ChatGPT" は2022年12月2日に日本で「人気度100(100はGoogleの検索でそのキーワードの人気度が最も高いことを示します)」を記録しました。今日に至るまで人気度が高く維持されていますので、多くの人が検索して試していることが伺えます。 ChatGPTとは何かChatGPTとは、以下のWebアプリケーションです。 上記の文章も実は、ChatGPTに「ChatGPTとは何でしょうか?」と質問して返ってきた文章です。 使い

      • 家族で「いちご狩り」に行ってきた

        週末に家族といちご狩りに行ってきました。かれこれ10年程、毎年1回は家族で行く恒例行事です。 ところで、書いてみて思うのは「いちご狩り」の『狩り』の違和感。 可愛らしいイメージの「いちご」と「狩り」という攻撃的な印象を与える言葉のアンバランスさを感じます。 試しにひらがなにもしてみましたが、「いちごがり」も何か変な感じです。別の言葉も思いつかないので、「いちご狩り」のままにします。 三浦海岸にある川名農園品川からだと電車で三浦海岸駅まで1時間18分、横浜からだと52分。

        • 2023年の抱負

          明けましておめでとうございます。 2023年最初のnoteなので、今年の抱負を書いてみたいと思います。 1. ファスティングをするいつか試してみようと思いながらも一度も実行したことがありません。今年こそは、と思っています。自宅でできるセミオーダーのファスティングセットを見つけたので購入してみようかと思っています。3日間のファスティングなのですが、準備食2日、回復食3日を合わせると8日間になります。会食も入り始めたので、スケジュールを考えておかないといけません。 2. 捨て

        ジェンダーギャップを解消するための「黄金の3割理論」

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        • 読書
          36本

        記事

          2022年下半期に読んで心に残った書籍5選

          2022年も間もなく終わろうとしています。昨年に比べると本を読む量が減ってきました。今では週に1〜2冊程度です。それでも半年の間に多くの素晴らしい本に出会うことができました。上半期に引き続き、読んだ本の中で良かった書籍を紹介します。 1. 経営×人材の超プロが教える人を選ぶ技術「人を選ぶ」ことについてシステマチックに解説された本です。 これは、コンピテンシーモデルよりも下の階層にある、ポテンシャルモデルについての話です。表面化しづらいので発見しづらく、後天的に変化もしづら

          2022年下半期に読んで心に残った書籍5選

          新型コロナワクチン4回目接種レポート

          新型コロナワクチンの追加接種(4回目接種)を受けてきました。接種したのは、ファイザー社のオミクロン株対応2価ワクチンです。 1〜2回目はモデルナ、3回目は武田社ワクチン(ノババックス)を接種しました。過去の記録は以下です。 厚生労働省による新型コロナワクチンの追加接種(4回目接種)後の健康状況調査結果つい先日(2022年12月16日)、厚生労働省が「新型コロナワクチンの追加接種(4回目接種)後の健康状況調査」の結果を発表していました。 この調査によると、接種日の翌日に発

          新型コロナワクチン4回目接種レポート

          哲学者と資本主義

          竹田青嗣先生の書籍「哲学は資本主義を変えられるか ヘーゲル哲学再考」を読みました。 哲学というと、難しい印象があると思いますが、この本はとてもわかりやすく本質を抽出して説明をしてくれています。 特に哲学がどのように政治や経済など、近代に至るまでの社会に影響を与えてきたのかをつかむことができる本です。 宗教と哲学の違い社会に大きな影響を与えてきたものと言えば、「宗教」の印象が強いと思います。 宗教と哲学の特質の違いをこの本では、以下のように例えています。 ルソーの社会

          「21世紀の資本」で世界経済を映画から学ぶ

          書籍「21世紀の資本」で主張されていることは何かフランスの経済学者ピケティによる書籍「21世紀の資本」は、700ページ以上の大作で、さらに経済専門書にも関わらず、世界各国で100万部以上を売り上げました。2014年の年末、空前の「ピケティーブーム」が起こり、どこの書店でも本が平積みされていたことを覚えています。 この本が売れた理由の一つは、この「1行でまとめられる要約がある」からとも言われています。 膨大なデータを分析した結果、「資本収益率(r)はつねに経済成長率(g)よ

          「21世紀の資本」で世界経済を映画から学ぶ

          海外に紹介したい日本のアニメ

          今度、海外の人に「日本のアニメ」を紹介することになりました。 特別に詳しいわけではないので、娘に聞いたり、インターネットで調べたりしています。やっぱり知らないことも多かったのですが、調べれば調べるほど面白くなってきました。 MADって何だ?短い時間で日本のアニメを動画で紹介するには、「複合MAD」の動画をYouTubeで探すといいよ、という話を聞きました。MADって何?と思ったのですが、MADとは、以下のことだそうです。 検索してみると、4〜5分程の動画がたくさん見つか

          「待つ」とは受動的なのか、能動的なのか?

          「待つ」にはいろいろな意味があると思います。 未来に対する希望だったり、変えられないと思っている未来への諦めだったり、つらいことに耐え続けることだったり、考えることを放棄することだったり。 多くの場合は、「待つ」には、『時が解決してくれる』という意味が含まれているような気がします。 ですが、随分前の話になりますが、「哲学対話」という講座に参加したことがあって、その時に、 という問いかけを受けたことがあります。 「時が解決してくれる」ことを期待しているのであれば、受動

          「待つ」とは受動的なのか、能動的なのか?

          答えの出ない事態に耐える知的寛容さ(ネガティブ・ケイパビリティ)

          ネガティブ・ケイパビリティとはあらためてシステム思考を学んでいる中で「ネガティブ・ケイパビリティ」という概念を知りました。 システム思考では、あらゆることを「システム」としてそのパターンを捉えていきますが、そのパターンを一度つくって終わりにはならず、現状との違いに気づいたら修正をしていきます。すべてに通用する完璧なものはありません。 複雑で不確実なものに対しては、結論・判断を保留し、一度立ち止まって考えつづける力も時には必要になります。それが「ネガティブ・ケイパビリティ」

          答えの出ない事態に耐える知的寛容さ(ネガティブ・ケイパビリティ)

          ガチャガチャは日本を代表するカルチャーの1つである

          先日、ご縁があってガチャガチャ業界の方とお話をする機会があり、その歴史や現在の市場状況、なぜガチャガチャが今でも人気があるのか、などを教えていただく機会がありました。その話がとてもおもしろく、この業界について調べてみました。 インターネットで調べると、すぐに見つかるのが「ガチャガチャラボ」ですが、ものすごい情報量で、ガチャガチャのすべてが書かれているようなWebサイトです。この記事では、こちらの情報を多く参照しています。 ガチャガチャとはカプセル自動販売機によるミニ玩具の

          ガチャガチャは日本を代表するカルチャーの1つである

          企業とは何か(学生向けのスピーチ)

          数百名の学生向けに「企業とは何か」というスピーチをすることになりました。(という通っている大学院の課題があったので、その内容を転載) 聞く人の前提として、まだ社会に出ていない大学生とします。自分の進路について考えていて、経験はないものの「企業とは何か」を考えはじめている人たち、を仮の設定とします。 企業とは何か企業とは、世の中の誰かの、何かの役に立つために存在します。社会をよりよくするための器です。企業は、社会から求められることにより、存在し続けることができます。 社会に

          企業とは何か(学生向けのスピーチ)

          「人材育成をせずにエンジニアを手に入れようとすること」と「負の外部性」の関係について考える

          IT人材不足が続くことがわかっている日本経済の中で、常に新しい即戦力ITエンジニアを求めたくなる気持ちは短期的な経済合理性だけを考えると理解できます。 ですが、もしもITエンジニアが将来の経済活動を好転させるのに重要な影響を与えると考えるのであれば、中長期的に考えるとどう考えても国力を落とすことにしかならないだろうと思うのです。 「円安の背景は労働者のスキルの低下」という評論に対する世間の反応そして、以下は、円安の背景は「労働者のスキルはこの20年で落ちてきている。その蓄

          「人材育成をせずにエンジニアを手に入れようとすること」と「負の外部性」の関係について考える

          企業にとってのパーパスという概念

          パーパス・ビジョン・ミッションとは何か最近、パーパス経営という言葉をよく聞くようになりました。 経営という文脈でのパーパスの意味は、「企業の存在目的や存在理由」、「企業が何のために存在するのか」という考え方を一般的には指しています。 様々な文献でパーパスについて語られていますが、ビジョン・ミッションとの関係性はどうなるのでしょうか。以下のBCGによる図解がわかりやすいと思います。 これによると、 Purposeとは「Why」である。なぜ会社は社会に存在するのか。それを

          企業にとってのパーパスという概念

          やってみたいと思っている社内施策

          やると決めているわけでもないけど、やってみたいと思っているアイデアはたくさんあります。その時々で優先順位をつけなくてはいけないので、思いついても流れていってしまうことも多々あるのが実際のところです。 そのうちのいくつかを書いてみようと思います。今、既に検討していることもあれば、まったく動いていないものもあります。書いたから実行すると決まっているわけでもないのですが、アイデアに対して他の人はどう思うのだろうか、と何かしらの反応を得られることを期待して書いてみようと思います。

          やってみたいと思っている社内施策