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AugLab活動まとめ

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身体的・感性的な拡張技術によるWell-beingの実現を目指して、パナソニックが進めるAugLabの活動メモです。
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#ウェルビーイング

第1回Wellbeing Awardsの表彰式に参加したら、頑張ろっ!と前向きに思った。

第1回Wellbeing Awardsの表彰式に参加したら、頑張ろっ!と前向きに思った。

今週は17日発表のあった第1回となるWellbeing Awardsの表彰式について。
ありがたいことに、自分たちのAug Labという「テクノロジーでWell-beingに貢献しよう!」という取り組みもGold賞というのを頂くことができ、表彰式に参加させていただくことができました。

表彰式に参加して思ったのは、受賞者の皆さん想いをもって活動されているな~というある意味では当たり前のことでした。

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暮らしと仕事のウェルビーイングというのにやっと腹オチしたという話。

暮らしと仕事のウェルビーイングというのにやっと腹オチしたという話。

今頃かよ!!という突っ込みを社内外から受けてしまいそうですが、タイトル通りの話を書いてみたいと思います。

2019年に「何気ない日常をより豊かに Augmentation for Well-being」ということを目標にAug Labというバーチャル組織を立ち上げました。

コンセプト段階のプロトタイプから積極的に発信してきたので、結果的に社内外の多くの方から意見を頂きました。特に、発信してきた

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動物園のウェルビーイングから学んだ与えないことの大切さ

動物園のウェルビーイングから学んだ与えないことの大切さ

今日は昔からお世話になっている学会の特別講演で、旭川市旭山動物園元園長で現在、札幌市環境局参与(札幌市円山動物園担当)の小菅正夫先生のお話を伺いました。

タイトルは、『動物たちと 人間たちの共生 -動物園にみるウェルビーイング』。

あー面白かった!

いろんな観点での話があったわけですが、特になるほどなーと思ったのは、動物園の動物にとってのウェルビーイングとはどういう環境かという話。

「アニ

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ウェルビーイングは北極星みたいに目指すけど辿り着けない存在

ウェルビーイングは北極星みたいに目指すけど辿り着けない存在

『ウェルビーイングをどのようにKGIとかKPIとして設定するべきか?』

この半年くらい良く聞かれる質問の1つです。質問する気持ちは、めちゃくちゃよくわかります。

テクノロジーでWell-beingに貢献する!!という目標を掲げて以来、私もよく悩みます。

技術者として考えると、どれくらい貢献したかを定量化したくなりますし、その数値をどうやったら上げられるのか?どれくらいまで上げられるのか?とい

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ユーザが消費者から生産者になるとき持続的なWell-beingが生まれる

ユーザが消費者から生産者になるとき持続的なWell-beingが生まれる

今月のDIGITAL Xでのコラムは、『偏愛』が感性価値の高いプロダクト/サービスを生むということで、書かせて頂きました。

今週のNoteはこのコラムの補足的な記事を書いてみたいと思います。コラムの中では、偏愛からプロダクト/サービスの開発のプロセスとして、

(1)偏愛マップの作成
(2)偏愛マップの共有・対話
(3)偏愛情報の拡張

というのを紹介しました。この中で、一番難しいのは、(3)の

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「ロバストなウェルビーイング」というキーワードが巡り巡って。

「ロバストなウェルビーイング」というキーワードが巡り巡って。

おおよそ1年前に「2030年 テクノロジーと生きるわたしたちのWell-being」というテーマのパネルディスカッションを企画しました。

『WIRED』日本版編集長の松島 倫明さんのモデレートのもとで、Enhance代表の水口 哲也さん、大阪大学 社会技術共創研究センター 赤坂 亮太さんとのトークという貴重なお時間を頂くことができました。

トークの内容自体の詳細は是非↑のyoutubeを見て頂

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道具、パートナーと進化してきたロボットは、私の一部になるのか?

道具、パートナーと進化してきたロボットは、私の一部になるのか?

今回は「ロボット」と「ヒト」の関係性について、特に「人称」の変化という視点でなんとなく思っていることを書いてみます。結論としては、三人称、そして二人称的位置付けとして活躍してきたロボットは、今後一人称としての存在価値が高まってくるのではないかと思っています。要は、ロボットが私の一部になってくると言う話です。学術的に整理されている状況ではないですが、色々とご意見頂けると嬉しいです。

ロボットの語源

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Well-beingは金持ちの道楽という指摘を考えたら、最後はNew Luxuryに行き着いた

Well-beingは金持ちの道楽という指摘を考えたら、最後はNew Luxuryに行き着いた

「Augmentation for Well-being:何気ない日常をより豊かに」の実現を目指す「Aug Lab」というものを作ったのが2019年4月。メーカでモノづくりをしながら、Well-beingということに考え始めたのが珍しかったのか、多くの方々とディスカッションさせて頂くことができました。その中で、定期的に質問・指摘を受けてきたのが、今回のタイトルにさせて貰った

「Well-bein

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自分の可能性を広げる「自己拡張」~花束みたいなプロダクトは作れるか?~

自分の可能性を広げる「自己拡張」~花束みたいなプロダクトは作れるか?~

今回は『自己拡張(Augmentation)とは何なのか?』について考えてみます。一言で言うと、タイトルの通り、自分の可能性を広げることだと思っています。すなわち、自己拡張技術とは、物理的な能力としての拡張もあれば、精神的な状態の拡張もありますが、自分がしたいこと、なりたい状態になるための技術です。今現在の思考を整理してみたいと思います。

自己拡張って何だっけ?初めてのnoteで自動化(Auto

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デザイン部門トップから問われた日本らしさのあるロボットとは。

デザイン部門トップから問われた日本らしさのあるロボットとは。

自己拡張技術によりWell-beingな暮らしを目指すというミッションで立ち上げた「Aug Lab」でのインタビュー企画。今回はパナソニックのデザイン部門トップの臼井重雄さんに色々と伺いました。

Aug Labインタビュー企画とは?「Augmentation for Well-being~何気ない日常をより豊かに」ということをキャッチフレーズとして掲げている「Aug Lab」ですが、まだまだ「A

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慶應大学・コネル社のBTC人材と連携してWell-beingのための技術と社会実装に挑む

慶應大学・コネル社のBTC人材と連携してWell-beingのための技術と社会実装に挑む

11月18日にパナソニックの"Aug Lab"において、「Augmentation for well-being~何気ない日常をより豊かに~」というコンセプトを一緒に目指して頂ける共同研究パートナーの公募結果発表させて頂きました。

まず、短い公募期間にも関わらず、多くの研究者、クリエータの方々から応募を頂きましたこと、感謝申し上げます。公募に応募するということは何度もありましたが、公募する側にな

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WIREDと徒然草と。

WIREDと徒然草と。

今週は国際ロボット展もあり、プレス発信もし、ということで色々と書きたいことがありますが、そちらはまた今度ということで。

今月のWIRED様で、現在進めている「身体や感性の拡張技術によりWell-beingを目指す『Aug Lab』活動」について書いて頂きました。テクノロジーに関連する仕事をしている身としては、大変嬉しい想いです。様々な場所で丁寧に取材頂きましたWIRED関係者の方々へ感謝申し上げ

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太田直樹さんに教えて頂いたFairであることと主観的であることの大切さ

太田直樹さんに教えて頂いたFairであることと主観的であることの大切さ

ワクワクや楽しさなどの感性の拡張によるWell-beingの実現を目指した「Aug Lab」の活動の一環で、ICTやデジタルの専門家であり、挑戦する地方都市とともに未来づくりをされている太田直樹さんにインタビューをさせて頂きました。

インタビューは前編・後編に分かれていますが、前編では「テクノロジーがどのようにすればWell-beingに貢献できるのか?」ということを、特にデータという観点などか

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偏愛と結び付いた圧倒的当事者意識でWell-beingに向けた研究テーマを探す

偏愛と結び付いた圧倒的当事者意識でWell-beingに向けた研究テーマを探す

テクノロジーを使ってヒトのスキルや感性を引き出し、拡張することでWell-beingに貢献することを目指している「Aug Lab」では、アイデア創出を目的としたワークショップを定期的に行っています。

アイデア出しの段階で特に意識しているのは、以下のWIRED記事でもタイトルとして付けて頂いているように、アイデアでトライしたいことに主体があるのか?、言い換えると、引き出し・拡張することで解きたい問

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