記事一覧
稀有な時間
すさまじく濃く満足な演奏会だった。 https://phoenixhall.jp/performance/2023/02/07/16203/ ベートーヴェン、リスト、ブーレーズ各氏の肝煎りのピアノソナタ作品を一人…
ジャズピアノとクラシックピアノの指先の使い分けをめぐる、初歩的試論(相変わらず覚書)
先日、デオダ・ド・セヴラック(1872-1921、仏)作品を弾いた。 演奏曲は『日向で水浴する女たち』。 参考音源(ピアノ演奏:A. チッコリーニ) https://www.youtube.com/…
追悼 イェルク・デムス氏 (2)
(前記事「追悼 イェルク・デムス氏 (1)」 https://note.com/t_watapy/n/n560a9e98daf6 ) 翌2016年にも、同じ会場でイェルク・デムス氏の生演奏を聴くことできた。 この…
コパチンスカヤのヴァイオリンを聴いて
言わずと知れた奇矯のヴァイオリニスト、パトリツィア・コパチンスカヤ。初心の観客がその演奏に触れたなら、一体何を目撃したのかと平静を保とうとするだろう。そして、終演後には忘我の心地で帰途につくはずだ。コパチンスカヤの演奏は一聴、一見に如かず。
ベートーヴェンの2つのソナタと新ウィーン楽派の小品の対置という、時系列を渡り歩くプログラムによって、彼女の独特な魅力はより鮮明になった。
演奏スタイルは裸足で
ジャズピアノとクラシックピアノの指先の使い分けをめぐる、初歩的試論(相変わらず覚書)
先日、デオダ・ド・セヴラック(1872-1921、仏)作品を弾いた。
演奏曲は『日向で水浴する女たち』。
参考音源(ピアノ演奏:A. チッコリーニ) https://www.youtube.com/watch?v=OeFsfR1X778
セヴラックは、ラヴェルやフォーレやドビュッシーといった当時を時めく作曲家、ピカソ、ルドン、ブラックといったアヴァンギャルドや退廃志向の画家たちと交友を盛んにした