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6年前と、今と、6年後

別に「6」という数字にこだわりがあるわけではなく、ふと思い出して久々に昔の寄稿文を開けてみたら、ほぼちょうど6年前だったのだ。

●ネットTAM(TOYOTA ART MANAGEMENT)リレーコラム 第123回
「間(ま)に思う」
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何を綴ったか完全に忘れていたけれど、書いていたときの感覚が徐々に蘇ってきた。
掲載写真もかつての古巣、関連リンク先も更新せずのままだが、心象風景はかわらない。

自分って全然変わってないなぁと失笑しつつも、やはり三つ子の魂百まで的な、昔も今も変わらず抱いているものがあるんだなと思う。
水星逆行期間中には過去の振り返りとか、過去との再会も多くなるときくけれど、まさか自分自身に再会するとは思わなかった。
タイムカプセルのような感覚。

タイムカプセルを埋めたことは、小学生の頃一度だけある。どこに埋めたかは忘れたけれど(笑)
そのときは、未来の自分に大いに期待をかけて、今じゃない晴れ姿の自分に将来を引っ張ってもらっているような心地だった。今それを紐解くと、過去の自分に応援されるような、身を引き締められるような心地になる。

今から6年前、誰も感染症パンデミック主体の時代になるなんて想像もしていなかった。
「『どう生きるか』というテーマが今ほど重要な時代はない」と考え続けてきたけれど、その重要度はどんどん上がっているように思う。
きっと6年後にはもっと違う角度や視座が世の中には生まれていて、今のこの文章もタイムカプセル化するのだろう。

でも、それでいい。
そうやって折にふれ記憶や記録に残しながら、気づけば自分のマイルストーンが増えている、というのもまた面白い。
梅酒を漬け込むような趣で、今日のこの日の感覚を6年後の自分にそっと届けることにしよう。

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