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インクルーシブ・パワー!
「インクルーシブ公園」が最近話題になっている。
よく聞かれるのは「インクルーシブ教育」という言葉ではないだろうか。=インクルーシブ教育システムとも言い、「障害のある方が持てる能力を最大限度まで発達させ、活躍できる社会をつくる」という目的の下、その推進をはかろうとする教育の仕組みのことだ。
「インクルーシブ(inclusive)」とは、あえて日本語にすると「包み込むような・包摂的な」となるが、も
(全文公開)自殺率の増加と、コロナと。
コロナは災害か人害か。
日本の10月自殺者数は2,153人。男性は前年同月比で21.3%増えて1302人。女性は前年同月比でなんと82.6%も増えて851人だという。
子どもの自殺も大幅増加しており、中学生と高校生の自殺者は今年4月から先月までで246人と、昨年の同時期より58人、一昨年の同時期よりも42人多い。
厚生労働大臣指定法人「いのち支える自殺対策推進センター」(JSCP)が10月の
サンナ・マリン首相のファッション誌写真批判は、ジェンダー問題か?
「エロとカッコイイは紙一重」
とGoogle検索してみると、こんなページを見つけた。
「目的である『カッコいい』を表現したければ、『カッコいい』と思える何か手段を講じなければいけないという事…その一つの手段が『エロさ』というだけの事…」
たしかに。「エロカッコいい」という言葉があるくらいなのだから、間違いではないはずだ。
https://www.streetsnap-japan.com/%e4
(全文公開)「生理」が当たり前に知られ・受け入れられる社会がいい
女性という身体的な性を授かり生きるものが、10~13歳になると迎えるのが「初潮」。そう、生理(正しくは月経)だ。私はたしか小学校5年生のときだった。当時90年代、スマートフォンは普及しておらず、パソコンも我が家にはなかった時代。本や雑誌が大好きだったわたしは、恐らくそのどこかで得た知識でその現象を割と冷静に理解した。起こった場所も家だったことも幸いしたのだと思う。幼くとも勘は働くもので、母親のナプ
もっとみるどうなる!?「働き方改革」
コロナウイルスの流行が大きな後押しとなり、リモートワークが増えるなど「働き方」が変化してきている。合わせてかつてから声が上がっていた「働き方改革」にも風が吹いているようだ。
昨日、ホンダが今年4月より行っている働き方改革の内容を明らかにした。リモート(在宅勤務)だけでなく、不妊治療に年間5日間の特別休暇の付与や、同性婚社員への祝い金、介護支援制度も始めたようだ。不妊治療休暇に関しては、既に社員数名
「ジェンダー平等」な政治とは?
菅新内閣が誕生し、女性閣僚が20人中わずか2人ということが話題になっている。
はじめにわたし自身の意見を述べると、正直、出自や性別なんて通り越し、きちんとあらゆる面を含む能力で選んでほしい。「ジェンダー平等」を掲げて仮に女性閣僚数が半数になったとしても、中身が伴ってなければ本末転倒にすぎないからだ。だが、能力ある者が「女性だから」という理由で議員や閣僚になれないというのは間違っている。
良い兆
(全文公開)「認知症」の在る社会で生きていくとは?
1週間程前の9月21日は敬老の日。そしてもう一つ。「国際アルツハイマーデー」だった。
1994年のこの日、国際会議で制定された記念日だ。認知症支援のシンボルカラーが「オレンジ」ということで、全国およそ100カ所のランドマークがオレンジ色に照らされた。
2015年、国際アルツハイマー病協会の報告書によると、2050年に世界の認知症患者は1億3200万人に達する可能性があるという(2015年時点の約
同性と異性で、愛に違いはあるのか。
2021年、ついに愛知県名古屋市が「パートナーシップ制度」を導入するという方針を発表した。やっとか、という感じは否めないが正直に嬉しい。
「パートナーシップ制度」とは、「法的に結婚が認められていない戸籍性別上同性のカップル」に対して公的に承認する制度のことで、自治体によってこの制度の呼び名は「同性パートナーシップ宣誓」「パートナーシップ宣誓制度」「パートナーシップ制度」など様々だ。
2015年東
「代理出産」について考えてみる。
新型コロナウイルスの大波がきたこの春、ウクライナの代理出産サービスが注目を浴びた。国境が封鎖され出入国が禁止されたため、ウクライナ全体で約100人の新生児が親に引き渡されず留まることとなった。ベッドがずらりと並ぶ写真は問題提起の材料となった。
「ウクライナは世界の赤ちゃんオンラインストアになっている」
ウクライナでは商業的な代理出産が法的に認められており、大きなビジネス市場となっている。 子ど
障がい者にスポットを当てたコンテンツ
先日、毎夏恒例の24時間テレビが放送された。瞬間最高視聴率は、番組終了直前で27.6%(23日20時51分/世帯視聴率)、18.1%(23日20時52分/個人全体視聴率)を記録したそうだ。
こう記事にしておきながら、私は今回の24時間テレビは観ていない。
ここで話題にさせていただきたいのは、今回の内容ではなく、24時間テレビ等“障がい者にスポットを充てたコンテンツ”についてだ。
※補足
障害・
「性別欄」って必要なのか。
文具メーカーの大手であるコクヨ株式会社が性別欄なしの履歴書を発売するらしい。
LGBT、特にトランスジェンダー当事者らが履歴書から性別欄をなくすことを求める声をあげ、1万人以上が賛同した署名が今年6月末に経済産業省に提出し、日本規格協会(JSA)に指導したことが影響している。そしてこれは当事者らの17年間もしくはそれ以上の訴えが達成された悲願であった。
(こちらのHUFFPOST記事が非常に分か
(全文公開) 被爆国の一国民として、わたしにできることは何だろうか。
「1945年の8月6日、8月9日、8月15日は何の日か」。
答えは言わずもがな、
「広島原爆投下、長崎原爆投下、そして終戦記念日」。
幼いころはサイレンと共に黙祷を捧げ、中学時代は受験に出るからと暗記したのを覚えている。
“念に一度の悲しい日”。
10代半ばまでは、その様にしかこの8月の日を受け止めていなかった。
被害にあった地域は広島と長崎だけではない。
次いで話に上がるのは沖縄や東京だが、
UNESCOの「S」とSDGsの「S」について考えてみる。
UNESCO(ユネスコ)は、第二次世界大戦後にできた国連専門機関の一つ。
United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization、日本語で「国連教育科学文化機関」の略だ。
政治や経済だけではなく、人間の心の中で普遍的な平和を築くことが争いの火種を鎮めることに不可欠だとし、そのために文化協調や教育交流を実行・推進する機関として
唐鳳氏に学ぶ、脱・二元論的思考。
何かとニュース等で話題になる台湾の「デジタル大臣」である唐鳳氏。
コロナウイルス渦中の「マスク在庫管理アプリ」によって、あらためてその名が知れ渡った。
唐鳳氏は、トランスジェンダーであることを公言されている。
トランスジェンダーは、LGBTの「T」にあたる。
「生まれた時の性別と、自分自身が心で感じている性別や生きていきたい性別が異なっている人」
のことだ。
一括りにトランスジェンダーといって