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追憶「愛すべき役者、文楽人形」
私が文楽人形と初めて対面したのは、小学6年生の頃だった。
国立劇場の小劇場で公演を行っている文楽の舞台裏見学ツアーに参加した際に、楽屋の廊下で見た時が「初めての出会い」だった
と記憶している。
人形遣いさんが参加者の親子らを案内をしながら、名越昭司先生が人形の髪を結う床山部屋を見学したり、小道具さんの部屋を覗いたり、大道具が置いてある舞台で写真撮影をしたり、そんな見学ツアーだった。
平成中村座 姫路城公演 立見チャレンジに挑んだものの、ものの見事に失敗した話。
お城で歌舞伎のお芝居。夢といえば夢のような話である。
姫路城下で歌舞伎の芝居が観れるというのは。
しかも、あの泉鏡花の『天守物語』を上演する。
と、なれば「これは間違いない」と。
しかし、能天気な私はうっかり前売り券を取り逃がした。
そもそも平成中村座の公演はいつも大人気だというのに。
仕方ない。とりあえず一縷の望みを、当日にかけるしかない。
立見席の販売決定!!
(おお!これはあ