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第9話 正しいリモートワーク導入のやり方 【変愛小説 M氏の隣人】
リモートワークは、とても合理的だと思う。
働く側は通勤という無意味な行動がなくなる。
企業側は小さい事務所にすれば家賃が下がる。
メリットはとても多い。
そもそも成果が同じなら、働く場所はどこだって良いはずだ。
しかし、リモートワークに対する企業姿勢は大きくわけて3つに分かれる。
①積極的に活用する
②導入自体を見送る
③導入しているが、実際は推奨していない
日本企業には、割と②と③が
第8話 主従関係の作り方 【変愛小説 M氏の隣人】
「マユちゃんイケたんやぁ、サワムラ君ええなぁ」
1カ月前の合コンの後、僕がマユとそういう関係になったという話をすると、太めのフライドポテトを口に運びながら、目の前に座った同期のキクチはそう言った。
その日、大阪支社の事務所で月例報告会議が終わったあと、僕とキクチは梅田の繁華街にある居酒屋で酒を飲んでいた。
「キクリンはどうなん?カナちゃんやったっけ?」
「あのとき連絡先聞いて、何回かメール
第7話 「こんなの初めて」という女の本音 【変愛小説 M氏の隣人】
マユと合コンで出会ってから2週間後、
僕は尼崎市の阪神電車:武庫川駅から徒歩5分に位置する2階建てアパートの2階の一室。1人暮らしをするマユの部屋に向かっていた。
合コンの時、マユは露出の少ない服装だったし、お酒の量も少なかった。
話した内容も無難な話題のみ。
もちろん、当日お持ち帰りなんてこともなければ、キスさえしていない。
ゆえに、マユは貞操観念が高いイメージだ。
だが、マユは僕を自宅
第6話 敵か、味方か。 【変愛小説 M氏の隣人】
マユと連絡先交換をした後、尿意に襲われた僕はトイレへ向かった。
個室に入りズボンを膝までおろして洋式トイレに腰をかけると、ものすごい勢いで放尿した。酒を飲んでると信じられない量の小便が、制御不能で放出される。
長い放尿が終わる頃、ドアの外から誰かが入ってくる音がした。
長い放尿ショーを終えて個室を出ると、ナベさんが小便器で用を足している。
洗面所で手を洗い、鏡を見て髪型を整えていると僕の背後
第5話 プライドが高い女の扱い方 【変愛小説 M氏の隣人】
▶第4話はコチラから
「ごめんごめん、遅れました。」
「おお、ナベさんお疲れ!」
「ナベさん、おそーい笑」
ジャケパンスタイルの小柄な男が現れると、キクチとカナは親しげに迎え入れた。
右手にシャンパングラスを持って現れたナベさんと呼ばれる男は、待たせて悪い悪い、と言ったあとに荷物入れにカバンを入れ、あれ、とテーブルの前で立ち止まった。
「じゃ、カナちゃんはキクチさんの席に移動して、キク
第4話 正しい合コンの進め方 【変愛小説 M氏の隣人】
▶第3話はコチラ
飲み会の場所に選ばれたのは大阪ミナミの繁華街にある地下の店だった。
階段を降りて店内に入ると、照明は間接照明とブラックライトのみで演出されており、良い意味で趣味が悪いが飲み会の目的には寄り添っている。
キクチが予約名を告げ、店員に案内されたテーブルにはすでに女の子3人が一列に座っていた。
僕は一瞬で3人を、清楚系、お姉系、地味系に分類した。
「あ、こんばんは~。カナちゃ
第3話 デキる男の正体 【変愛小説 M氏の隣人】
▶前回の記事はコチラ
毎週火曜日、僕は彼女でも付き合ってるわけでもない、でも身体の関係がある女子大生。
マユが一人暮らししているアパートの一室に訪れるようになった。
マユとの出会いは2カ月前のことだった。
仕事を終えた僕は、明日の会議で使うパワポデータの編集を中断し、データ保存したノートパソコンをカバンに突っ込み、エレベーターへと向かった。
会社を出ると、普段の通勤では乗ることもない地下
第2話 女子大生マユの性癖 【変愛小説 M氏の隣人】
▶前回の記事はコチラ
今日も就活だったのだろうか。
リクルートスーツ姿のマユは股間に何かを忍ばせているようだ。
僕はテーブルの横に座り、右手に持った缶ビールの蓋を人差し指で開けた。
「んん・・・あんん・・・」
マユはときおり、小さなあえぎ声を漏らしている。
僕は黙ってマユを眺めながらビールを一口飲んだ。
まだ買ったばかりだから冷えていてうまい。
仕事帰りのビールって最高だなと思った。
第1話 健康的な男女関係の正体 【変愛小説 M氏の隣人】
ていうか、
健康的な男女関係って何だと思いますか?
例えば、学生時代のクラスメートやバイト先の同僚、飲み会、出会い系アプリ。
出会うきっかけはなんでもいいんですけど。
何かのきっかけで出会って
数回ふたりで会ったりして
付き合うことにしたりして
とりあえずキスぐらいして
その後は大体のカップルは
自宅か女の部屋かラブホで
セックスするのですしょう
付き合って、突き合うわけです