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ポップカルチャーは裏切らない

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”好きなものを好きだと言う"を基本姿勢に、ライブレポート、ディスクレビュー、感想文、コラムなどを書いている、本noteのメインマガジン。
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2021年11月の記事一覧

適応の為の再構築、心象は物語に~2021.11.20 サカナクション『SAKANAQUARIUM アダプト ONLINE』(NF member限定公演)

適応の為の再構築、心象は物語に~2021.11.20 サカナクション『SAKANAQUARIUM アダプト ONLINE』(NF member限定公演)

サカナクション、1年3カ月ぶりのオンラインライブ。来春リリース予定のアルバム『アダプト』(本当に出るのか?)、そして来月スタート予定のアリーナツアーに先駆けて新曲を披露するという大義を備えたライブ。しかし、当然それのみでない。適応を意味するアダプトというタイトルを冠したこの一連のプロジェクト。その一手目であるこのライブは過去の楽曲をこの時代と新曲たちに寄り添わせて再構築し、配信という特性を最大限に

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U-NEXTで青春を観ている(わたしの星/赤色彗星倶楽部/台風クラブ/高校大パニック)

U-NEXTで青春を観ている(わたしの星/赤色彗星倶楽部/台風クラブ/高校大パニック)

わたしの星

柴幸男の劇団ままごとによる2017年上演の作品。映画「花束みたいな恋をした」の劇中で触れられている(しかもなかなかハードな局面で)作品なので興味深く観た。そもそも、同じくままごとの作品である「わが星」を踏まえたものなので単体で語るのは少し難しいのだが、「わが星」があまりにも観たことのなさすぎる芸術表現すぎてぶっ飛ばされ続けた一方、「わたしの星」は「わが星」そのものがディストピア青春S

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[Real Sound寄稿記事]スピッツ、DREAMS COME TRUE、山下達郎……“食”を通した描写が音楽に与える効果を探る

[Real Sound寄稿記事]スピッツ、DREAMS COME TRUE、山下達郎……“食”を通した描写が音楽に与える効果を探る

Real Soundに46回目の寄稿をしました。季節を感じるお題を頂き、記憶を辿って大量のメシソングを思い出し、すごくお腹が空く仕事でした。くるりとかフジファブリックとか、すごく食べ物の歌が多いバンドもいれば探せどもなかなか見つからないバンドもいて、ソングライターの個性が出るなぁと。

スピッツもとても多いですね、、入れれなかったけど「エスカルゴ」とか「ババロア」、てか「チェリー」とかもそうです。

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オンラインで単独ライブを観た(ラブレターズ/Aマッソ)

オンラインで単独ライブを観た(ラブレターズ/Aマッソ)

ラブレターズ 単独ライブ 『勝たせてもらいますね』と言った途端、逆転された

2年ぶりの単独ライブ。ダウ90000の蓮見翔が脚本を提供しているという情報を聞き、ダウ熱の高まりに伴ってこちらを購入。溜口佑太朗が小室圭に似ているという、絶対に今イジりたいのに絶対にイジれない要素を抱えたラブレターズ、ネタの仕上がりは流石だった。ボケとツッコミも特に決めない第6世代コント師らしい自由なフォーマットを基盤に

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最近のアジカンをオンラインで観た(Billboard Live TOKYO/イノフェス)

最近のアジカンをオンラインで観た(Billboard Live TOKYO/イノフェス)

10,11月とアジカンの有観客ライブを配信で観たので2本の感想、ビルボードを中心に。11月のツアーには行けないけども、こうやって供給が途絶えないのがありがたい。ツアーもどこかは配信されるそうなので楽しみ止まらない

11.2 ASIAN KUNG-FU GENERATION 25th Anniversary Tour 2021 “Quarter-Century” at Billboard Live

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2021年10月の色々(レゴランド・ジャパン/野口哲哉展/新居の話)

2021年10月の色々(レゴランド・ジャパン/野口哲哉展/新居の話)

レゴランド・ジャパン
楽園に行ってきました。愛知に引っ越してきてから最も行きたかった場所、名古屋が誇る夢と魔法の王国。レゴランド・ジャパンです。結婚式のオープニングで実家からレゴブロックを引っ張ってくるくらいに根っこから好きだもんで、そりゃもう期待感爆上げ。そしてその期待を超える凄さがあった。

版権的にオッケーなレゴオリジナルで出してる商品とかキャラの祭典なので顔見知りの奴らがいる系のテーマパー

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