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青木保氏の『多文化世界』5
さて、多文化共生について色々考えてきましたが、もちろんのこと自分たちの国の文化も絶やす訳にはいきません。青木保氏は「歩ける街」を強く主張しますが、その訳を考えます。
文化や歴史は形として残って後世に伝えられていく訳だが、筆者は街の景観そのものが文化を表すと考える。それはつまり、歴史的建造物が残っているかどうかという話かと思うが、どうやらそれだけではないらしい。
筆者は「歩ける街」を主張する。
青木保氏の『多文化世界』4
前回までを振り返ります。1では、なんとなく国際社会化することは良いことだという私の考えが甘いということが分かりました。そこで2では、国際社会化よりも具体的な多文化共生について考えみましたが、これについても問題点がありました。3で、1.2を通して、多文化共生社会の具体的な実現方法を考えてみました。今回4では、その実現に際しての注意点について考えます。
かつて、アイザイア・バーリンという思想家が