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#ヒューマンドラマ
潜水服は蝶の夢を見る(2007)
過酷な運命を突きつけられたらどうするか?
絶望を希望に変えて生きる心の力
重度の脳梗塞で倒れ、全身麻痺となったフランス人男性ジャン=ドミニク・ボビーが、清らかな“心”で人生を見つめた渾身の自伝が、2007年に映画化されました。
「人生一寸先は闇」。何が起こるか誰にも予測不可能ですが、ジャン・ドーの身に起きた出来事はあまりにも過酷です。励まし、支えてくれる周囲の人々や、自分の意思とは無関係に進む
100歳の少年と12通の手紙(2009)
限りある人生を精一杯生きる
改めて見つめ直す“人生の意味”
死期が目前に迫った時の悲しみや苦しみは想像を絶しますが、そうなった時、人は何を考え、どう生きていくのでしょうか。この物語の主人公である10歳の少年オスカーは、神に寄り添い、心を成長させることで、わずかに残された日々を謳歌しました。
ひたむきなオスカーが“短くて長い”人生の中で感じ、学んだことは、“人生の意味”を見失いがちな悩める現代人
インビクタス 負けざる者たち(2009)※再掲載
“ノーサイドの精神”が生み出した奇跡の逸話を
クリント・イーストウッド監督が爽快に描く
本記事は2020年11月6日に掲載した記事を加筆修正したものです。2023年ラグビーW杯がいよいよ準決勝を迎え、大きな盛り上がりを見せる中、ぜひご紹介したい作品です。
W杯優勝3度を誇り、今大会でもベスト4へ進出した南アフリカ共和国は、立派なラグビー強豪国ですが、かつては不遇な時代もありました。
本作は、
いのちの停車場(2021)
死という〈永遠の別れ〉の前に立ち止まる場所
悲しくも温かい在宅医療の現場を描く
“駅”は電車や人の往来をイメージさせますが、“停車場”からは電車や人がひっそりと佇む光景が浮かんできます。
本作でいう“停車場”とは、命が〈ふっと立ち止まる〉場所。そして、動き出した後に向かう先は“死”――。
高齢者医療専門病院の現役医師・南杏子の同名小説を、吉永小百合主演で映画化。古都・金沢を舞台に、小さな在宅