マガジンのカバー画像

大切なもの

76
運営しているクリエイター

#フリーランス

「どうせ幸せになってしまう」メカニズム

「どうせ幸せになってしまう」メカニズム

カズレーザーさんの「人間どうせ幸せになる」論が好きだ。

私は何を好きになるのか
私は誰を好きになるのか
私にとっての幸せとは何なのか

ということを、我々は自分では決められない。

どういう遺伝子で
どういう体つきで
どういう家庭に生まれ
どういう学校で育つか

そんな自分にはどうしようもないところで、「私」の生きる土台はほとんど固まってしまう。

この考え方を突き詰めると、これから私がどんな仕

もっとみる
しゃべるのがあんまり得意でない人は、思考回路が最適化されている

しゃべるのがあんまり得意でない人は、思考回路が最適化されている

「独自の思考回路を持っている人」に、昔から興味がある。

「話す」という行為は、

頭の中にある思考を

言葉というコミュニケーションツールに落とし込み

口でその言葉を発声する

という手順を踏む。

自分専用の「自分語」を使ってガンガン考える人は、思考が深くて速い。でも深すぎて、それを他人と共有するための言葉がみつからなくなる。

自分の言いたいことが相手に伝わらないもどかしさ。いや、そも

もっとみる
何かに打ち込んで「色んな問題」から逃げたかった

何かに打ち込んで「色んな問題」から逃げたかった

「何かひとつのことに打ち込みたい。夢中になれるものがほしい」と強く思い続けてきた。

僕はそういう人生に憧れているのだと思っていたのだが、もしかしたら違うのかもしれない、とふと気づいた。

もしかして、じぶんはたんに

「複雑なことを考えたくない」

だけだったんじゃないだろうか。

夢中になれるものがある人の、人間関係を省みず没頭する姿をカッコいいと思っていた。部活に没頭しすぎてテストの成績がわ

もっとみる
劣等感が怖くて、勝負から逃げ続けてしまうあなたへ

劣等感が怖くて、勝負から逃げ続けてしまうあなたへ

囲碁や将棋の勝負では「棋譜の奉納」が行われることがある。

勝者と敗者が共に作り上げた真剣勝負の軌跡を、神聖なものとして神に奉じるのだ。

僕はいままで、勝負では「勝つ」ことが最高の価値だと思っていた。だから勝者のみが讃えられるのを当たり前の光景として受け入れてきた。

しかしこの「棋譜の奉納」という所作の存在を知り、「勝負」というものに対する考え方が大きく揺らいだ。

神に奉じられるのは、勝者で

もっとみる
「お金」は好きだけど「お金を稼ぐこと」にはそこまで興味が持てないあなたへ

「お金」は好きだけど「お金を稼ぐこと」にはそこまで興味が持てないあなたへ

「お金が欲しいと思っているのに稼げていないなら、お金を稼ぐのが下手なだけだよ」

とある事業家っぽい人がそんなふうに言っているのを聞いて、私はすこしムッとした反面、じわじわと、ああ、なるほど…なるほどなぁ……と、自分のこれまでの色々なことが腑に落ちたのであった。

自分のこれまでの仕事の選び方を振り返ってみると、できるだけ沢山お金が欲しい、と思いながらも、給料や報酬だけではなく、やりがいとか、自分

もっとみる
「自分の心を守れる」働き方がしたい。

「自分の心を守れる」働き方がしたい。

仕事をしていく上で何がいちばん大切か? 人によって答えは違うだろうが、私は「自分の心を守ること」だと思う。

とくに、フリーランスや個人事業主、起業して自分で会社を興したりしていたら、自分の精神状態を守れるのは、自分しかいない。

「疲れた」「もういやだ」と思うことはあったとしても、立て直して頑張ろうと思える状態でないと、仕事でパフォーマンスを上げ続けることはできないだろう。

誰かのためにがんば

もっとみる
道がなければ、つくればいい。子ども3人とつくってきた「私の働き方」。

道がなければ、つくればいい。子ども3人とつくってきた「私の働き方」。

10年前。長男が1歳半の時に会社をクビ同然でやめた。1年間の育休をとって復帰した後、会社に通えなくなってしまったためだ。

会社を辞めたけど、仕事はやめたくない。

そこからどうやって自分で仕事をつくってきたか。

今、10年前に描いた理想よりも「少し先」に来た実感があるので、この10年間でやったことと当時の気持ちを振り返ってみたい。

子育てと仕事の両立に悩む方や、独立して仕事がしたいと思う方の

もっとみる