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民富を叶える「安心の生産」

民富を叶える「安心の生産」

column vol.1135

こちらは、中国戦国時代の思想家である孟子の言葉です。

〈東洋経済オンライン / 2023年10月10日〉

孟子といえば、弱肉強食の「覇道政治」ではなく、礼に基づいて行う仁義の政治「王道政治」を目指した偉人として知られていますね。

その孟子は国富ではなく「民富」が大事であると説いています。

つまり、真の国力とは税収の多さである「国富」ではなく、国民の資産であ

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恋も家庭も捨てたら女性は偉くなれるのか。パワポで考えてみた。

恋も家庭も捨てたら女性は偉くなれるのか。パワポで考えてみた。

モヤっとする会話が聞こえてきた。

オフィス街の昼下がり。
カフェでお茶をする男女。
2人とも、30代半ばに見えた。

モヤっとしたのは、女性の発言。

・もう恋人も子供も要らない。マンションも買った。
・だから私はこの会社で偉くなるって決めたの。
・上は女性管理職を求めているし、この流れに乗る。
・偉くなって、権力を持って、やりたいようにやるわ。

という内容だった。

どうだろう。

同じよう

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文章を書くのに必要なのは、語彙力よりも「他人への想像力」だ。

文章を書くのに必要なのは、語彙力よりも「他人への想像力」だ。

「私、語彙力がないから」
「文章を書くのが苦手です」

よく言われます。

語彙力は、確かにあるに越したことはない。たくさんの言葉を知っていれば、それだけ思考は広がるだろう。

だけど、大切なことは「どれだけたくさんの言葉を知っているか」ではない。

どれだけたくさんの「人の気持ち」を知っているかだ、と思う。

「自分とは違う他人」の価値観をどれだけ知っているか
文章には読み手がいる。自分用のメモ

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「インスタ映え」を連呼する、おじさま達に物申す

「インスタ映え」を連呼する、おじさま達に物申す

2017年流行語大賞にも選ばれた、「インスタ映え」という言葉。
言葉の解釈は人それぞれ、状況によりけりだと思うので、今回はこんな会話をしてしまう方に届けたい。

〜とある普通の居酒屋にて〜

店員さん「お待たせしました〜!モッツァレラチーズのカプレーゼと真鯛のカルパッチョです。」

男性1「おっ、なになにオシャレなのきたわ〜!」

男性2「ほんとだ!なぁ、木村、これインスタ映えするように撮ってみて

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「10万部会議」は、最高に脳が活性化する企画会議だった

「10万部会議」は、最高に脳が活性化する企画会議だった

以前、「企画脳」を育てるたった1つの習慣という記事で「10万部会議」を紹介しました。「参加してみたい!」という人が多かったので、ツイッターでメンバーを募って開催しました。

すると、「milieu(ミリュー)」編集長の塩谷舞さんや『10年後の仕事図鑑』の編集でもご活躍中の長谷川リョーさん、その他、有名な出版社の編集者らもエントリーしていただき、思いのほかハイレベルな会議になりました。(今回選考に漏

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「差別化」という言葉を聞いたら疑え

「差別化」という言葉を聞いたら疑え

 本の企画会議や打ち合わせで「類書は何ですか?」と聞かれることがある。

 類書。ようは「この企画に似ている本はあるのか?」「前例はあるのか?」ということだ。おそらく、企画の良し悪しやおもしろさが自分の感覚ではわからない人が「担保として」聞いているのだろう。似たような本が売れているなら安心だし、そうでないならリスクがある、ということなのだろうか。

 ぼくの知っているヒットメーカーの編集者は類書を

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正解のない世界で、筋の良い"仮説"を大量に発見する方法

正解のない世界で、筋の良い"仮説"を大量に発見する方法

2007年から11年間、デジタルマーケティングの効果測定を行うシステムの開発、企画に携わってきました。主にエンジニアとして、時にセールとして現場に出て、様々なマーケターの方々のお話を伺ってきました。

「仮説を考えるのは大変だ!」

皆、口を揃えて言います。デジタルマーケティングは自動化が進んでいるとは言え、何故そうなるのかという仮説を考えないといけないようです。

ちなみに、私自身は仮説が浮かば

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日本が人手不足なら、なぜ私たちの給料は増えないのか?

日本が人手不足なら、なぜ私たちの給料は増えないのか?

このノートは、2018年9月に刊行された『データサイエンス「超」入門 嘘をウソと見抜けなければ、データを扱うのは難しい』の第6章「人手不足なのにどうして給料は増えないのか」を【無償】で全文公開しています。

編集者曰く、

「在庫から考えて、紙ベースであと1000冊売れたら増刷です」

という声を頂いたんで、ぜひぜひ手に取ってみて下さい。この無料公開を通じて、今まで本書の存在を知らなかった人に広ま

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