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#マスメディア
「神保町ブックフェスティバル」の代わりに小規模のフリマが行われる件
▼1カ月以上前、なじみの神保町の古書店主から「今年は神田古本まつりは中止です」と聞かされ、「神保町ブックフェスティバルも中止です」と追い打ちをかけられ、ガッカリしていた。
▼しかし、神保町ブックフェスティバルのほうは、皆無ではなさそうだ。白水社が声をあげた。
「新文化」の2020年10月19日配信の記事から。
〈白水社が2日間にわたる「神保町ブックフリマ」の出展社を募っている。「神保町ブック
「うわさ」と「インフォデミック」との違いを考える(3)
▼「情報+伝染」の新語である「インフォデミック」とは具体的に何か。
単なる「うわさ」との違いを踏まえて、松田美佐氏いわく、インフォデミックとは、
1)〈何が「信頼できる情報」なのか、それ自体が争われるような事態〉
であり、
2)〈「信頼できる情報」に対する不信感が増大する状況〉
であり、
3)〈必要な情報が届かないのではなく、届いたとしても、一部の人々には信頼されないという問題なのだ〉
「アイデンティティー政治」は白人至上主義者の十八番である件
▼コロナ・パンデミックの影響で、アメリカでは、トランプ大統領がホワイトハウスの地下壕に一時避難する事態になっている。ウイルスが直接の原因ではない。黒人差別に抗議するデモが大きくなったためだ。
▼まず、概況記事を二つ。
一つは2020年6月1日配信の共同通信。
〈米抗議デモ、各地で暴徒化 首都など40都市で夜間外出禁止〉
〈米中西部ミネソタ州ミネアポリス近郊で黒人男性のジョージ・フロイドさん
アメリカのあちこちに「反マスク法」という法律がある件(3)
▼アメリカで、どれだけ経っても黒人差別がなくならないのは、人類学的な理由がある、という話について、もう少し続ける。
興味のある人は、前号、前々号もどうぞ。
▼さて、トッド氏の『移民の運命』では、イングランドから輸入された家族システムや、プロテスタントの教義が、アメリカの差異主義と骨絡(ほねがら)みである、という仮説が示される。
いちいち辿(たど)るのは面倒なので、トッド氏本人が簡単に4つの項
アメリカのあちこちに「反マスク法」という法律がある件(2)
▼先週の金曜日(2020年5月15日)、下高井戸の駅前で中国製のマスクが「50枚入り1500円」で売っていた。
もともと「50枚入り3000円」のものを、タイムセールということで半額にしていたのだが、タイムセールはしばらく続いていた。この数カ月で、マスクの値段が乱高下している。
▼アメリカのあちこちに「反マスク法」という法律がある、というコラムから、トッド氏の『移民の運命』を思い出した話の続き
アメリカのあちこちに「反マスク法」という法律がある件(1)
▼新聞を読んでいると、世の中、自分の知らないことだらけだということがよくわかるが、思わず声をあげてしまった記事があった。2020年5月10日付の読売新聞から。中島健太郎アメリカ総局長のコラム。
〈マスクで浮かぶ差別の影〉
〈そもそも、米国の多くの州では理由なしに公共の場でマスクをつけること自体が違法だ。少なくとも18州に「反マスク法」と呼ばれる法律がある。その多くは覆面での白人至上主義団体の活
終戦記念日の新聞を読む2019(4)毎日新聞「余禄」~アジアから見た日本
「終戦記念日のコラムを読む」は、(1)では特攻した少年と親の物語、(2)では原爆被爆者の一言、いわば「虫の目」で見た戦争を、(3)では気候変動などの「鳥の目」で見た戦争や国家を、取り上げた。
▼今号で取り上げるコラムは、気候変動などと比べたら「低空飛行の鳥」の目で見た戦争かもしれない。
▼「戦争を知らない人間は、半分は子供である」という有名な言葉は、大岡昇平がフィリピン戦線の日本軍を描いた傑作