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超短篇小説22 "やり返し"
私は今、学校のトイレの中で雑巾を食べさせられている。
いじめられっ子というやつだ。
そして、私はかつてはいじめっ子だった。
よくある話だが、元々いじめっ子をしていた人間が何かの拍子で立場が逆転し、いじめられっ子になることがあるだろう。
それに私もなってしまった。
また、今、私をいじめているやつのリーダー格はかつては私がいじめていた元いじめられっ子だ。
謂わゆる、報復のような形でいじめられて
超短篇小説20 "怖い遊園地"
"怖い遊園地"
という噂される遊園地に来ている私。
絶叫好きな私は有名な絶叫アトラクションのある遊園地は行き尽くしてしまっており、今では日本国内のマイナーな絶叫遊園地を探すのが趣味となっていた。
インターネットで検索している中、掲示板で先ほどのような口コミのある遊園地を見つけた。
いくつもか口コミを見たが、ほとんどの口コミが"怖い、もう一回来るのはできない"等といった本当に恐怖を感じている様
超短篇小説18 "寝坊と滅亡"
寝過ごしたら人類滅亡していた。
そんなことがあるわけないと思い、頬をつねってみるが痛い。
目に映る景色はまさに滅亡っと言ったところか、焼け野原のような背景に焼けた匂いが漂い、ところどころ煙も上がっている。
どういったことか奇跡的に携帯電話の電源が生きており、電源をつけてみると、2127年3月12日と表示されていた。
「マジかよ、、、」
そう呟き、何故こんな状況になったか、冷静に考えてみること
超短篇小説17 "走り出す"
私は超全力で走り出す。
私は会社で嫌なことがあった時は、走ることでストレスを発散している。
コツはダラダラ走るのではなく、超全力疾走で倒れるくらい走ることである。
そうすることで余計なことを一切考えなくて済むからである。
超全力疾走をすると、いつも見えている景色と違う景色が見えるのも楽しみの一つでもあるかもしれない。
目に映っているものが全て線になっていく。
現実が現実でないような気分に
超短篇小説14 "戦争"
ある戦場で敵対する2人の兵士が地雷を踏んでしまい、お互いに動けない状態になっていた。
どちらかを撃ち殺してしまうと地雷が爆発して2人とも死んでしまう状況となっている、
1人の兵士が言う
「もうお互いに動けないのだから、いったん殺し合いは辞めないか?」
すると、もう1人の兵士は
「確かにな、どうせ他の兵士が来るまでゆっくり話でもしようか」
兵士の2人は殺し合う事をやめ、お互いの家族の話、趣味
超短篇小説13 "失恋"
"あなたのことはもう好きじゃない!"
先週、彼女にそう言われ振られてしまった私。
振られた後2、3日は仕事に手がつかなかったが、流石にもう慣れてきた。
ある休日に私は街をぶらついていると元彼女が男と腕を組んで歩いていた。
その時に私は察した、この男に彼女が盗られてしまったと、、、、
しかし、ひとつだけ負に落ちないことがある。
今、元彼女が腕を組んでいる男は顔は自分より悪く、服装も汚くて金
超短篇小説12 "くれない?"
ある青年はある理由で人生に絶望し、
今日ビルの屋上から飛び降りようとしていた。
青年は賭けとして友人4人にこのビルの屋上の住所と今日この時間だけをメールで送っていた。
その時間になっても誰も来ない、、、
青年は飛び降りようとした、その時、、、
青年の友人Aが来た。
友人Aは言う
「自殺するならお前のそのブランド物の財布をくれない?」
青年はガッカリしながら財布を渡した