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たかが犬。されど犬。
我が家の6代目、15歳の狆、萩原たまごが、いよいよ犬生を全うしようとしている。
「あと、寿命1週間」と言われながら、かれこれ4週間。
食事をしなくなって2週間。
それでも時々奇跡のように自らの力で立ち上がり、トイレをした。
今はオムツをして、寝っぱなし。
夜中に起きては、生きてるか、鼻の前に手をかざす日々。
普段は目やにもひどく目はつむりっぱなしだが、時折まん丸でかわいい眼差しで見つめてくれ
おじいちゃんの夢の世界
86歳のおじいちゃんの家に居宅介護に行っている。
昔はかなり偉い方だったようだ。
足腰はしっかりしているし、生活には困らないけれど、近頃めっきり痴呆が進行しているご様子。
デイサービスからの帰り自分で自宅に入ることが出来ずに怒っていたり、「人の家に勝手に入ってきて、誰からの指図だ!」と言われたり、つい1ヶ月前は大変な状況だった。
結局デイサービスにはもう行かない、ということになりご自宅でお過ご
「学ぶ」ということについて
サッシに貼られた謎の言葉・かかとの角質が硬くてカサカサ
・壁の掛け軸 描きかけの掛け軸
・ゆるキャラカードとキャラメルを買うキャピキャピの女子高生
毎週介護ヘルパーでお世話をさせていただいているおばあちゃまの縁側のサッシにテープでとめれたA4の紙に書かれていた言葉。
他にも早口言葉のようなフレーズがつらつら書かれていた。
しかも、私の臍あたりの微妙な位置に貼ってある。
聞けば、最近話す回数が減
東京パラリンピックに想う
パラリンピック閉会7,8月はなんだかすっかり気が滅入ってしまいnoteを書くこともできませんでした。すみません。
きっかけは、色々思うことの多い東京オリンピック。
旅行会社的には先の予約が次々取消となる中、自粛の規制がありながら、開かれるこの国を挙げてのイベントになんだか心がついていけませんでした。
結局オリンピックはほとんど観ることはなかったけれど、パラリンピックは開会式から閉会式までつい見て
スマホを捨て、旅に出よう。
居宅介護先であるおばあちゃまの家に、デイサービスの送り出しに行っている。
僕が旅行業をしていると知ってある時ふと朝ごはんを食べながら話しかけてきた。
「昨夜テレビでボリビアをやってたんだけど、すごく懐かしかった!」
半身麻痺の車椅子のおばあちゃまからのふと出た「ボリビアが懐かしい」という言葉に僕は正直驚いた。南米ボリビアは僕も行ったことがなく、日本からの直行便もなく、乗り継ぎで24時間以上かか
恋をしよう 片足立ちがまだできる
これは我が家の近所、いつも犬の散歩の時に通りかかタバコ屋さんのご主人が、店先に貼り付けている趣味の俳句。
僕も俳句とか短歌は好きなので気にしていて、いつも通りがかりに拝見させていただいている。
恋をしよう
片足立ちがまだできる
-紀楽
今回の作品が衝撃的にかっこよくて、タバコ屋の主人の顔見たさにわざわざタバコを買いに行くことに。
ひと言いいたくなるくらい素敵な句だと思ったから、ご主人に伝えた
「手紙」という不便益
昔よく書いていた手紙
NETFLIXで映画「親愛なるきみへ」を観た。手紙が軸になっている若き軍人と大学生の切ない恋愛物語で2010年製作にもかかわらず昔の名作のようで、派手さのない心に訴えかける良い映画だった。
そういえば、僕は35.6歳まで手紙を書くのがとても好きだった。喋りが得意ではない分、考えて書き直せる方が自分には性に合っていると思うのだ。
田舎のおばあちゃんや母親、歳の離れた弟や海外に
「背伸び」という不便益
大人に憧れた20代自分の20代の頃の写真を見ると、やっぱりどこか変だ。どれも凄く楽しそうだが、バブル景気をかじっているせいかいちいちどこか少し派手め。
僕もゴルティエやドルガバのダブルのスーツで出かけたりして、夏は夏でビーチでめっちゃブーメランパンツ(笑)。
僕は高校卒業と共に一人暮らしを始め、ボンビーなバイト暮らし。バイト先のパルコではマヌカンのお姉さん達に緊張し、少し歳上の大人に憧れて、背伸び