旅と犬とわたし

旅行会社で様々な旅を企画をしてきました。インド、ブータン、スリランカ好き。いえには犬が5匹。東京在住。介護の仕事も開始。保護犬などにも興味大。気になるワードは「未来の旅」「未来の介護」そして「不便益」。様々な環境の様々な世代の人とつながりたい。日々感じたことをつづることにしました

旅と犬とわたし

旅行会社で様々な旅を企画をしてきました。インド、ブータン、スリランカ好き。いえには犬が5匹。東京在住。介護の仕事も開始。保護犬などにも興味大。気になるワードは「未来の旅」「未来の介護」そして「不便益」。様々な環境の様々な世代の人とつながりたい。日々感じたことをつづることにしました

    最近の記事

    たかが犬。されど犬。

    我が家の6代目、15歳の狆、萩原たまごが、いよいよ犬生を全うしようとしている。 「あと、寿命1週間」と言われながら、かれこれ4週間。 食事をしなくなって2週間。 それでも時々奇跡のように自らの力で立ち上がり、トイレをした。 今はオムツをして、寝っぱなし。 夜中に起きては、生きてるか、鼻の前に手をかざす日々。 普段は目やにもひどく目はつむりっぱなしだが、時折まん丸でかわいい眼差しで見つめてくれる数分があったりする。 薬や注射、点滴、ホメオパシーまで、色々やっているけれど

      • 母とのふたり旅

        母を連れて長野の祖母の家に行った。10年ぶり。 いよいよ年老いて来た母をまだ歩ける内にと、珍しく本人からの希望もあり、勢いで連れて行く事にした。 17歳で家をでた僕は、母とのふたり旅など、もしかしたら初めてかも。 母とふたり。久しぶりに逢う母は、体も小さくなっていて、髪もすっかり薄くなっていた。 電車で2時間半。すごく眠たかったけれども、まぁよく喋ったなぁ。 母なりに喜んでいる、と勝手に解釈することにした。 母の実家は長野県松本市のずっと山奥。山をずんずん上がった集落

        • 桜のようなヒト

          毎年のことなのに,桜の開花を心のどこかで待ち望んでしまう。 綺麗なだけではなく、 パッと咲いてパッと散る、その潔さは「真似したくても中々できない生き方」のような去り際のカッコ良さを感じるからだ。 先日、僕が憧れていたおじいちゃんが亡くなった。 皆 トニーさん、と呼んでいた。 「おじいちゃん」と呼ぶには元気すぎた89歳。 ジャズピアニストであり,シンガーでもある。 ライブの時はいつもタキシードをビシッと決めて、普段はカラフルなキャップを被り、バナナリパブリックをカジュアルに

          • おじいちゃんの夢の世界

            86歳のおじいちゃんの家に居宅介護に行っている。 昔はかなり偉い方だったようだ。 足腰はしっかりしているし、生活には困らないけれど、近頃めっきり痴呆が進行しているご様子。 デイサービスからの帰り自分で自宅に入ることが出来ずに怒っていたり、「人の家に勝手に入ってきて、誰からの指図だ!」と言われたり、つい1ヶ月前は大変な状況だった。 結局デイサービスにはもう行かない、ということになりご自宅でお過ごしいただくことになった。 それからというもの、 驚くくらい穏やかになった。

            「学ぶ」ということについて

            サッシに貼られた謎の言葉・かかとの角質が硬くてカサカサ ・壁の掛け軸 描きかけの掛け軸 ・ゆるキャラカードとキャラメルを買うキャピキャピの女子高生 毎週介護ヘルパーでお世話をさせていただいているおばあちゃまの縁側のサッシにテープでとめれたA4の紙に書かれていた言葉。 他にも早口言葉のようなフレーズがつらつら書かれていた。 しかも、私の臍あたりの微妙な位置に貼ってある。 聞けば、最近話す回数が減ったので、喋る練習を始めたんだという。 なるほど、車椅子のおばあちゃまの目線の位

            東京パラリンピックに想う

            パラリンピック閉会7,8月はなんだかすっかり気が滅入ってしまいnoteを書くこともできませんでした。すみません。 きっかけは、色々思うことの多い東京オリンピック。 旅行会社的には先の予約が次々取消となる中、自粛の規制がありながら、開かれるこの国を挙げてのイベントになんだか心がついていけませんでした。 結局オリンピックはほとんど観ることはなかったけれど、パラリンピックは開会式から閉会式までつい見てしまいました。中でも僕は 自分自身がやっていた水泳に注目。 自身の身体を最大限に

            スマホを捨て、旅に出よう。

            居宅介護先であるおばあちゃまの家に、デイサービスの送り出しに行っている。 僕が旅行業をしていると知ってある時ふと朝ごはんを食べながら話しかけてきた。 「昨夜テレビでボリビアをやってたんだけど、すごく懐かしかった!」 半身麻痺の車椅子のおばあちゃまからのふと出た「ボリビアが懐かしい」という言葉に僕は正直驚いた。南米ボリビアは僕も行ったことがなく、日本からの直行便もなく、乗り継ぎで24時間以上かかる長い道のり。目の前にいる車椅子で半身麻痺のおばあちゃまからは想像のつかない場所

            恋をしよう 片足立ちがまだできる

            これは我が家の近所、いつも犬の散歩の時に通りかかタバコ屋さんのご主人が、店先に貼り付けている趣味の俳句。 僕も俳句とか短歌は好きなので気にしていて、いつも通りがかりに拝見させていただいている。 恋をしよう 片足立ちがまだできる -紀楽 今回の作品が衝撃的にかっこよくて、タバコ屋の主人の顔見たさにわざわざタバコを買いに行くことに。 ひと言いいたくなるくらい素敵な句だと思ったから、ご主人に伝えた。 「この句、最高です!」と。 衰えても明るく前を向きたい。身体の衰えを十分自

            「手紙」という不便益

            昔よく書いていた手紙 NETFLIXで映画「親愛なるきみへ」を観た。手紙が軸になっている若き軍人と大学生の切ない恋愛物語で2010年製作にもかかわらず昔の名作のようで、派手さのない心に訴えかける良い映画だった。 そういえば、僕は35.6歳まで手紙を書くのがとても好きだった。喋りが得意ではない分、考えて書き直せる方が自分には性に合っていると思うのだ。 田舎のおばあちゃんや母親、歳の離れた弟や海外に行けば叔母や恋人にもよく書いていた。あの頃は年賀状もよく書いていたっけ。内容はさ

            介護というお仕事

            まさに千差万別な利用者 今年の頭に介護初任者資格をとってから少しずつ実務を始めている。基本の旅行の仕事が始動してもマイペースで続けやすいように登録している居宅介護支援の事務所もとても好意的にスケジューリングをしてくださり、助かっている。 そんな駆け出しの僕でも、ひと言で「介護の仕事」と言っても、100人100通りの、これほど自分の中の人間力が問われる仕事だとは思わなかった。 僕は今発達障害の8歳の男の子のBOP(旧学童クラブ)への見送りやちょうど僕の一回り下の男性のおウチの清

            「背伸び」という不便益

            大人に憧れた20代自分の20代の頃の写真を見ると、やっぱりどこか変だ。どれも凄く楽しそうだが、バブル景気をかじっているせいかいちいちどこか少し派手め。 僕もゴルティエやドルガバのダブルのスーツで出かけたりして、夏は夏でビーチでめっちゃブーメランパンツ(笑)。 僕は高校卒業と共に一人暮らしを始め、ボンビーなバイト暮らし。バイト先のパルコではマヌカンのお姉さん達に緊張し、少し歳上の大人に憧れて、背伸びしてDCブランドの服をマルイのクレジットで買っていたっけ。あの頃は洋服代で毎月1

            気になる「不便益」という言葉~お母さんの店

            イチゲンさんの入りにくいお店たち 実はコロナ禍の1年間に、僕のお気に入りの「お母さんのやってる店」が立て続けに3軒、閉店になった。 当たり前にある、と思っていたお店だったし、大好きだったからショックな事この上ない。改めてコロナを憎んだ。 こうした個人店はそれぞれクセがあり、一筋縄ではいかない。誰かに連れてきてもらえないと行きづらい店ばかり、という点である意味「不便」。店を楽しめるか楽しめないかは客側の力量にかかる「がんこオヤジの店」と同じだ。 そんな「お母さんの店」にももしか

            気になる「不便益」という言葉〜強烈に心に残っている初めてのパリの思い出

            「不便益」という概念この前、知り合いから「面白いよ、コレ!」と紹介され「旅と学びの協議会」というオンラインのシンポジウムを拝聴させていただいた。 その中でとても印象的だった言葉がこの「不便益」という言葉。 体験型の商品を「便利(物質的な豊かさ)⇔不便」と「精神的豊かさを味わえる⇔不快」を軸に考えた4つの概念に分類し、説明。 ・便利益(便利で快適・かつ精神的に満足できる) ・便利害(便利で快適・しかし精神的満足はいまひとつ) ・不便害(不便で・かつ精神的満足もいまひとつ)

            せめて自分は素敵な高齢者を目指したい。

            「老いの一徹」 自分の意見や意向を押し通そうとする、老人の頑固な気質のこと。「一徹」は頑固の意。 コロナタイムになって早1年。 ウィルスについては素人の私があれこれいう資格はないが、この一年で「日本てこんな国だったんだ」と感じることの多かった。やっぱり国民性はこういう危機の時にでるんだ、と。 東京に住んでいる私を含め都心部のニンゲンは、地方にいけば、ウィルス扱い。 マスク警察、さらに不織布マスク警察。 スーパーでビニールカーテン越しのマスクしている店員とのやり取りに怒りだ

            今こそ言葉を大切に使いたい。

            近頃、割と混雑している駅の中やふとした商店街の歩道で、大人同士のこぜりあい、というか言い合いのようなものを見かけることが度々あった。 「もしかして、みんな気持がかなりギスギスしてるのかなぁ」と気になる。 自分もつい一昨日電車の中でリュックを手元に回した勢いで知らないうちに前にいた方の背中に荷物があたったようで(私も不自覚)、前にいたおじさんは振り向きざまに「オマエぶつかったぞ!ひとことぐらい謝ったらどうだ!」と混んでいた電車内で言われ、すぐに「申し訳ありません!」と謝った

            ただいま介護講習受講中

            12月から介護職員の初任者研修に通っている。 自分は介護職員には不向きだと十分自覚しているが、ヒトは絶対に歳をとるし、介護旅行にも興味があるので知っておきたいと思い、時間のできた今こそと通っている。 想像していたより18人のクラスの半分は20代と若く。私が最年長。全員がおじいちゃんおばあちゃんとは一緒に暮らした経験はなく、20代の大半は来春介護系の会社に就職が決まった子達で、3分の1はすでに介護系施設で働いている方達。 講義の始め、筋肉の老化の簡単なチェックで、頭の後ろで腕