旅と犬とわたし

旅の企画したり、介護の仕事をしています。インド、ブータン、スリランカなどのアジア好き。…

旅と犬とわたし

旅の企画したり、介護の仕事をしています。インド、ブータン、スリランカなどのアジア好き。我が家には犬が4匹。東京在住。G。映画が好き。気になるワードは「不便益」。好きな作家は藤原新也。様々な環境の様々な世代の人とつながりたい。書きたい時だけ書く派。

最近の記事

「言葉」

ひっさしぶりの投稿です。 昨年夏辺りから、何だか様々な事が怒涛の如く動きだし、ずっと身体を動かしていたような気がする。 2月に入ってやっとひと休憩。 ちょっと疲れがでたこんな時、僕は優しい言葉に飢える。 久しぶりに糸井重里の本を何冊か購入した。 *** 僕が高校時代のテレビでもっとも印象に残っているのは番組よりもCMだった。 さっぱり意味のわからない西武百貨店やサントリーローヤルのCMが独特の世界観は、つい見入ってしまっていた。 「意味がわからなくても、なんだか気になる

    • しあわせを感じる蒼い朝

      蒼い時間 歳のせいか、近頃は必ずと言って良いほど朝5時頃一度目を覚ましてトイレに行く。 ダブルベッドに寝ているのだが、横にはパートナーのほかに犬が4匹あちこちに寝ていて、 今朝もいつも僕にお尻のあたりを寄せて眠る犬の着ているスカートの裾が僕の鼻をくすぐって目を覚ました。 まだ薄暗い蒼い朝。 パートナーのイビキ。 犬たちの寝息。 目覚めた時、僕はなんてしあわせなんだろうと、 毎回この光景を見て、想う。 ある日の夢 この間、夢をみた。 夢の中の主人公は、やり場のない孤独

      • 「アノ頃の人たち」に、僕もきっとなるのだろう〜YMOの思い出と現在。

        3月28日 坂本龍一逝去。71歳。 そして、 つい先日、YMOの高橋幸宏が亡くなったばかり。70歳。 自分の青春時代の人が亡くなる、そんな年齢に自分がなったのだと、いやがおうにも自覚する。 *** 僕が初めて買った洋楽レコード(?)は、当時映画「地獄の黙示録」で話題になったワーグナーの「ワルキューレの騎行」のEP。そこから映画音楽〜そしてある日YMOのワールドツアーの映像をテレビで観て、衝撃を受ける。 当時は校内放送でも流れたYMOの「増殖」やスネークマンショーといったテ

        • 「映画を早送りで観る人たち」〜コスパ至上主義の怖さ

          タイトルを見た時からすごく読みたかった。 某大学生128人にアンケートをとったところ約3.5割が「映画などは日常的に早送りで観る」、「時々早送りで観る」を合わせると約8割の学生が「早送りで観る」という結果がでた。 スマートフォンの広まり、動画視聴技術の発展、見放題サブスクの流行といった背景とSNS利用の拡大により「知識」「話のネタ」として映画をひとつのコンテンツとして「消費」する人が増えている現象について語られている。 思春期に雑誌「スクリーン」や「ロードショー」を読み

          Netflix 「初恋」を観て自分の初恋を思い出す

          半年ぶりに書く。  *** ドラマ「初恋」 連ドラを見始める時に毎回ある迷い‥。 まず、「初恋」というタイトルのドラマを還暦目前のオッさんがどう共感できるのか、最後まで見続けられるのか? ちょっと賭けの気持でPLAYボタンをオンにした。 ドラマは高校時代からの20年くらいの物語。夢見た時代から様々な経験を経て、ほろ苦い「今」を過ごす男女ふたりの話からはじまる。 見始めたら、ほぼ一気見してしまった。 高校時代の若いふたりの役者さんの初々しさにハマり、ガラスの様な強さと

          Netflix 「初恋」を観て自分の初恋を思い出す

          たかが犬。されど犬。

          我が家の6代目、15歳の狆、萩原たまごが、いよいよ犬生を全うしようとしている。 「あと、寿命1週間」と言われながら、かれこれ4週間。 食事をしなくなって2週間。 それでも時々奇跡のように自らの力で立ち上がり、トイレをした。 今はオムツをして、寝っぱなし。 夜中に起きては、生きてるか、鼻の前に手をかざす日々。 普段は目やにもひどく目はつむりっぱなしだが、時折まん丸でかわいい眼差しで見つめてくれる数分があったりする。 薬や注射、点滴、ホメオパシーまで、色々やっているけれど

          たかが犬。されど犬。

          母とのふたり旅

          母を連れて長野の祖母の家に行った。10年ぶり。 いよいよ年老いて来た母をまだ歩ける内にと、珍しく本人からの希望もあり、勢いで連れて行く事にした。 17歳で家をでた僕は、母とのふたり旅など、もしかしたら初めてかも。 母とふたり。久しぶりに逢う母は、体も小さくなっていて、髪もすっかり薄くなっていた。 電車で2時間半。すごく眠たかったけれども、まぁよく喋ったなぁ。 母なりに喜んでいる、と勝手に解釈することにした。 母の実家は長野県松本市のずっと山奥。山をずんずん上がった集落

          母とのふたり旅

          桜のようなヒト

          毎年のことなのに,桜の開花を心のどこかで待ち望んでしまう。 綺麗なだけではなく、 パッと咲いてパッと散る、その潔さは「真似したくても中々できない生き方」のような去り際のカッコ良さを感じるからだ。 先日、僕が憧れていたおじいちゃんが亡くなった。 皆 トニーさん、と呼んでいた。 「おじいちゃん」と呼ぶには元気すぎた89歳。 ジャズピアニストであり,シンガーでもある。 ライブの時はいつもタキシードをビシッと決めて、普段はカラフルなキャップを被り、バナナリパブリックをカジュアルに

          桜のようなヒト

          おじいちゃんの夢の世界

          86歳のおじいちゃんの家に居宅介護に行っている。 昔はかなり偉い方だったようだ。 足腰はしっかりしているし、生活には困らないけれど、近頃めっきり痴呆が進行しているご様子。 デイサービスからの帰り自分で自宅に入ることが出来ずに怒っていたり、「人の家に勝手に入ってきて、誰からの指図だ!」と言われたり、つい1ヶ月前は大変な状況だった。 結局デイサービスにはもう行かない、ということになりご自宅でお過ごしいただくことになった。 それからというもの、 驚くくらい穏やかになった。

          おじいちゃんの夢の世界

          「学ぶ」ということについて

          サッシに貼られた謎の言葉・かかとの角質が硬くてカサカサ ・壁の掛け軸 描きかけの掛け軸 ・ゆるキャラカードとキャラメルを買うキャピキャピの女子高生 毎週介護ヘルパーでお世話をさせていただいているおばあちゃまの縁側のサッシにテープでとめれたA4の紙に書かれていた言葉。 他にも早口言葉のようなフレーズがつらつら書かれていた。 しかも、私の臍あたりの微妙な位置に貼ってある。 聞けば、最近話す回数が減ったので、喋る練習を始めたんだという。 なるほど、車椅子のおばあちゃまの目線の位

          「学ぶ」ということについて

          東京パラリンピックに想う

          パラリンピック閉会7,8月はなんだかすっかり気が滅入ってしまいnoteを書くこともできませんでした。すみません。 きっかけは、色々思うことの多い東京オリンピック。 旅行会社的には先の予約が次々取消となる中、自粛の規制がありながら、開かれるこの国を挙げてのイベントになんだか心がついていけませんでした。 結局オリンピックはほとんど観ることはなかったけれど、パラリンピックは開会式から閉会式までつい見てしまいました。中でも僕は 自分自身がやっていた水泳に注目。 自身の身体を最大限に

          東京パラリンピックに想う

          スマホを捨て、旅に出よう。

          居宅介護先であるおばあちゃまの家に、デイサービスの送り出しに行っている。 僕が旅行業をしていると知ってある時ふと朝ごはんを食べながら話しかけてきた。 「昨夜テレビでボリビアをやってたんだけど、すごく懐かしかった!」 半身麻痺の車椅子のおばあちゃまからのふと出た「ボリビアが懐かしい」という言葉に僕は正直驚いた。南米ボリビアは僕も行ったことがなく、日本からの直行便もなく、乗り継ぎで24時間以上かかる長い道のり。目の前にいる車椅子で半身麻痺のおばあちゃまからは想像のつかない場所

          スマホを捨て、旅に出よう。

          恋をしよう 片足立ちがまだできる

          これは我が家の近所、いつも犬の散歩の時に通りかかタバコ屋さんのご主人が、店先に貼り付けている趣味の俳句。 僕も俳句とか短歌は好きなので気にしていて、いつも通りがかりに拝見させていただいている。 恋をしよう 片足立ちがまだできる -紀楽 今回の作品が衝撃的にかっこよくて、タバコ屋の主人の顔見たさにわざわざタバコを買いに行くことに。 ひと言いいたくなるくらい素敵な句だと思ったから、ご主人に伝えた。 「この句、最高です!」と。 衰えても明るく前を向きたい。身体の衰えを十分自

          恋をしよう 片足立ちがまだできる

          「手紙」という不便益

          昔よく書いていた手紙 NETFLIXで映画「親愛なるきみへ」を観た。手紙が軸になっている若き軍人と大学生の切ない恋愛物語で2010年製作にもかかわらず昔の名作のようで、派手さのない心に訴えかける良い映画だった。 そういえば、僕は35.6歳まで手紙を書くのがとても好きだった。喋りが得意ではない分、考えて書き直せる方が自分には性に合っていると思うのだ。 田舎のおばあちゃんや母親、歳の離れた弟や海外に行けば叔母や恋人にもよく書いていた。あの頃は年賀状もよく書いていたっけ。内容はさ

          「手紙」という不便益

          介護というお仕事

          まさに千差万別な利用者 今年の頭に介護初任者資格をとってから少しずつ実務を始めている。基本の旅行の仕事が始動してもマイペースで続けやすいように登録している居宅介護支援の事務所もとても好意的にスケジューリングをしてくださり、助かっている。 そんな駆け出しの僕でも、ひと言で「介護の仕事」と言っても、100人100通りの、これほど自分の中の人間力が問われる仕事だとは思わなかった。 僕は今発達障害の8歳の男の子のBOP(旧学童クラブ)への見送りやちょうど僕の一回り下の男性のおウチの清

          介護というお仕事

          「背伸び」という不便益

          大人に憧れた20代自分の20代の頃の写真を見ると、やっぱりどこか変だ。どれも凄く楽しそうだが、バブル景気をかじっているせいかいちいちどこか少し派手め。 僕もゴルティエやドルガバのダブルのスーツで出かけたりして、夏は夏でビーチでめっちゃブーメランパンツ(笑)。 僕は高校卒業と共に一人暮らしを始め、ボンビーなバイト暮らし。バイト先のパルコではマヌカンのお姉さん達に緊張し、少し歳上の大人に憧れて、背伸びしてDCブランドの服をマルイのクレジットで買っていたっけ。あの頃は洋服代で毎月1

          「背伸び」という不便益