夕陽海彩(ゆうひ みさ)

作家・音楽家志望の現役音大生です✦.*·̩͙ エッセイ、音大生のリアルドタバタ雑記を不定期…

夕陽海彩(ゆうひ みさ)

作家・音楽家志望の現役音大生です✦.*·̩͙ エッセイ、音大生のリアルドタバタ雑記を不定期で更新中 短編、詩など創作ものも載せてます! 書いた詩に音楽を付けて楽曲にするのも夢のひとつです! SNS開設時期未定…いつかX作ります!

マガジン

  • #夕陽海彩のひとりごと

    『作家でピアニスト』を目指すという無謀な挑戦を宣言した夕陽海彩のリアルドタバタ近況報告です 温かい目で見守って頂けたら幸いです (旧#夕陽海彩の挑戦 としていた記事たち含みです)

  • #夕陽海彩の呟き

    日々のちょっとした気付きなどをエッセイ感覚で書いてます

  • 創作もの

    詩、短編などなど、エッセイ以外の創作ものをまとめてます!

記事一覧

いつか醒める夢でも #夕陽海彩のひとりごと

お久しぶりです。 夕陽海彩です。 今日は、私が脚本家を務めている文化祭ミュージカルのお話を。 何それって方は、この記事の前にこっちを読んでいただけると嬉しいです。…

季節外れの第九 #夕陽海彩の呟き

8月15日。 終戦記念日。 いま、平和なこの国に生きる私には、正直実感はないけれど。 ひとつの、愚かで凄惨な歴史に終止符が打たれた日だ。 日本は、いま、平和で豊か…

七夕の祈り #夕陽海彩の呟き

七月七日 年に一度、きっと人がその一年の中で一番か二番くらいには星空を見上げる日。 そして、自身の願いは、祈りたいことはなんだろうと、思いをめぐらせるような日。…

在り続けてほしいもの #夕陽海彩の呟き

アスファルトが焦げるような昼下がり。 ゆく当てもなく家を出た私は、折角ならば書店でも探そうと、地図を睨みつつ歩いていた。 そしてその場所を見つけた。 目に飛び込…

移りゆく想い その先は #夕陽海彩のひとりごと

週一回更新を目指していたはずが、 気づけば一体何週飛んでしまったのか。 久しぶりの、#夕陽海彩のひとりごと です。 脚本家、だけじゃなくて この記事で書いたように…

【詞】その背中は誰かの希望

「上手くいかないことばかり」 「いつになったらまた笑ってあの場所に立てるのか」 溜息と共に吐き出した言葉 君は俯いて涙堪えてた 僕は何も言えなくて ただ君の姿見つめてた…

あの日は見えなかったけれど #夕陽海彩の呟き

昨日は、私の大学の入学式の日。 私はたまたま、用事で立ち寄った。 目に飛び込んでくるのは、スーツを着た緊張気味な面持ちの新入生たち。 そして誇らしげに隣に立つ父…

【お知らせ】#夕陽海彩の挑戦 が新しくなります!

夕陽海彩です。 今回、マガジンのまとめ方、記事の書き分けを少し変えようと思います。 今までは、 #夕陽海彩の挑戦 は、 音大生としての私のリアルタイムの経験を、挑…

たまには別の場所から #夕陽海彩の呟き

久しぶりに、 実店舗の書店を散策するということをした。 時間のないときにはなかなかできない、 「探している本を買う」のではなく、 「新しい本と出会いに行く」というアク…

その言葉の行方は #夕陽海彩の呟き

ふとした瞬間に、思う。 いま、ここで感じていることを、 その思いを、景色を感動を、 表す言葉を逃したくないと。 こうしたささやかなエッセイであっても、 それがいつ…

年度末の一冊 #夕陽海彩の呟き

数年前から、年度末のこの時期になると自然と手が伸びる本がある。 それは、 香月日輪先生の「妖怪アパートの幽雅な日常」。 学校の図書室で偶然見つけたのがきっかけで、 …

【詞】背番号なきエース

グラウンドの片隅 バックネットの向こう側で こぼれた白球を追いかける君の背中 そこにある空白に 刻まれた番号はないけれど ブルペンの床 腹ばいでカメラを構えて データ…

失敗のその先に #夕陽海彩の挑戦

夕陽海彩です。 今日は久しぶりに、音楽のお話です。 1月の終わりにあった、試験のお話。 まさかの崩壊 このnoteを始めた時に宣言した、演奏分野のコースへの転科試験。 …

必ずやり遂げる #夕陽海彩の挑戦

学内脚本家デビューはい、見出しの通りです。 今年の文化祭公演、脚本を書かせて頂けることになりました。 ディズニー映画『アラジン』を原作にとった、 音楽学部2年生の…

作者と出会う場所 #夕陽海彩の呟き

夕陽海彩です。 テスト期間が終わり、やっとnoteに帰ってきました。 試験や音楽のお話もしたいけれど、それはまた今度。 今日はひとまず、半月ほど前に行った文学フリマの…

夕陽海彩です。書きたいこと沢山あるけれど実技試験が目前なのです。終わったら音楽のお話や創作のお話、書いていきます。更新したらぜひ読んでいただけたら嬉しいです。

いつか醒める夢でも #夕陽海彩のひとりごと

いつか醒める夢でも #夕陽海彩のひとりごと

お久しぶりです。
夕陽海彩です。

今日は、私が脚本家を務めている文化祭ミュージカルのお話を。
何それって方は、この記事の前にこっちを読んでいただけると嬉しいです。

公演まで、1ヶ月を切った。

役者陣に楽器隊、音響照明、大道具や衣装制作。
各部門の練習や準備も、いよいよ佳境に入る。

そんな中、役者としての出番がない時に練習風景を見ていると、ふと思うことがある。

もう、物語は脚本家の手を離れ

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季節外れの第九 #夕陽海彩の呟き

季節外れの第九 #夕陽海彩の呟き

8月15日。

終戦記念日。

いま、平和なこの国に生きる私には、正直実感はないけれど。

ひとつの、愚かで凄惨な歴史に終止符が打たれた日だ。

日本は、いま、平和で豊かな国になった。

でも、世界を見渡せば、
ひとたびテレビのニュースを付ければ、
遥か遠くの国では、今もまだ、争い事は終わっていない。

「戦争」は、過去の遺物ではなく、厳然とした現実の問題としてそこに在る。

私たちに、なにができ

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七夕の祈り #夕陽海彩の呟き

七夕の祈り #夕陽海彩の呟き

七月七日

年に一度、きっと人がその一年の中で一番か二番くらいには星空を見上げる日。

そして、自身の願いは、祈りたいことはなんだろうと、思いをめぐらせるような日。

ずっと分厚い雲に覆われていた空が、
今日だけはというように晴れていた。

久しぶりに夜空を見上げて、星々を見つめた。
でもカメラ機能の限界か光害か、きれいな写真は撮れなくて、
記事の見出し写真はみんふぉとからクリエイターさんのものを

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在り続けてほしいもの #夕陽海彩の呟き

在り続けてほしいもの #夕陽海彩の呟き

アスファルトが焦げるような昼下がり。

ゆく当てもなく家を出た私は、折角ならば書店でも探そうと、地図を睨みつつ歩いていた。

そしてその場所を見つけた。

目に飛び込んできたのは、
店に収まりきらずに軒先に並べられた本棚と、紐でまとめられた本で足の踏み場もないような店内。

わかりやすい、イメージ通りの昭和の時代の古書店だ。

店には店主らしい男性と、店主と同年輩と思しき先客がひとり。

一見の小

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移りゆく想い その先は #夕陽海彩のひとりごと

移りゆく想い その先は #夕陽海彩のひとりごと

週一回更新を目指していたはずが、
気づけば一体何週飛んでしまったのか。

久しぶりの、#夕陽海彩のひとりごと です。

脚本家、だけじゃなくて

この記事で書いたように、私は今年、大学の文化祭ミュージカルで、脚本家を務めることになった。

最初、私は脚本家としての役目を全うするだけだと、それでいいと思っていた。
脚本を書き上げる、物語の屋台骨をつくる。
それが私の仕事で、後のことは皆に任せようと。

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【詞】その背中は誰かの希望

【詞】その背中は誰かの希望

「上手くいかないことばかり」
「いつになったらまた笑ってあの場所に立てるのか」

溜息と共に吐き出した言葉 君は俯いて涙堪えてた
僕は何も言えなくて ただ君の姿見つめてた

だけどこれだけは言える その背中は僕の希望
必ず望んだ場所に立つと誓って生きる君の姿
僕の道しるべになるんだ

「もうムリかもしれない」
「いつか本当に夢見たあの場所に立てるのか」

遠い道のりに汗を拭った 君の唇から零れた本

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あの日は見えなかったけれど #夕陽海彩の呟き

あの日は見えなかったけれど #夕陽海彩の呟き

昨日は、私の大学の入学式の日。

私はたまたま、用事で立ち寄った。

目に飛び込んでくるのは、スーツを着た緊張気味な面持ちの新入生たち。
そして誇らしげに隣に立つ父兄の姿。

敷地内の桜の花は、新たなステージに立つ者たちを祝福するように咲き誇っていた。

1年前の私のことを、思い出す。

とにかく必死で、微笑む余裕すらなかったあの日。
入学式の看板の前は長蛇の列で、写真すら撮ってはいない。

あの

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【お知らせ】#夕陽海彩の挑戦 が新しくなります!

【お知らせ】#夕陽海彩の挑戦 が新しくなります!

夕陽海彩です。

今回、マガジンのまとめ方、記事の書き分けを少し変えようと思います。

今までは、
#夕陽海彩の挑戦 は、
音大生としての私のリアルタイムの経験を、挑戦したいことや夢といったことと絡めつつお話していて
#夕陽海彩の呟き は、
日常でのふとした瞬間の気付きを、エッセイタッチで書いていました。

音楽のお話とそれ以外を分けて書くようにしていたんです。

でも、なんだかこの分け方、書

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たまには別の場所から #夕陽海彩の呟き

たまには別の場所から #夕陽海彩の呟き

久しぶりに、
実店舗の書店を散策するということをした。

時間のないときにはなかなかできない、
「探している本を買う」のではなく、
「新しい本と出会いに行く」というアクション。

でも、それをしている今、
夕陽海彩は暇に飽き飽きしているのかといえば、
全くもってそうではない。

文化祭公演の脚本家としての仕事

目下の練習中の曲

小説賞に応募するべくブラッシュアップさせたい小説のプロット

やる

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その言葉の行方は #夕陽海彩の呟き

その言葉の行方は #夕陽海彩の呟き

ふとした瞬間に、思う。

いま、ここで感じていることを、
その思いを、景色を感動を、

表す言葉を逃したくないと。

こうしたささやかなエッセイであっても、
それがいつか物語の種になるものであっても、
誰に見せることもなく、ただノートに書くものであっても、

そこに生まれた言葉を残しておきたいと。

でも、心に瞬間浮かんだ言葉は、

忙しさにかまけているうちに、

いつの間にか
砂が指の間から零れ

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年度末の一冊 #夕陽海彩の呟き

年度末の一冊 #夕陽海彩の呟き

数年前から、年度末のこの時期になると自然と手が伸びる本がある。

それは、
香月日輪先生の「妖怪アパートの幽雅な日常」。

学校の図書室で偶然見つけたのがきっかけで、
瞬く間にその世界に魅せられた。

そこには、
理想だけを語らない教えが詰まっていた。

テンポの良い面白さやキャラクターの個性もすてきだったけれど、
何よりも私が惹かれたのは、
物語の至るところに散りばめられたその教示。

何度も読

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【詞】背番号なきエース

【詞】背番号なきエース

グラウンドの片隅 バックネットの向こう側で
こぼれた白球を追いかける君の背中
そこにある空白に 刻まれた番号はないけれど

ブルペンの床 腹ばいでカメラを構えて
データという名の宝を積み重ねる
そのポジションに 与えられた番号はないけれど

背番号なきエースよ 人知れず汗流すその背中
僕には見えるよ 誰よりも輝けるエースナンバー

鮮やかに煌めく満員の球場 ダグアウトの陰に立ち
一瞬のプレイを記

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失敗のその先に #夕陽海彩の挑戦

夕陽海彩です。
今日は久しぶりに、音楽のお話です。
1月の終わりにあった、試験のお話。

まさかの崩壊

このnoteを始めた時に宣言した、演奏分野のコースへの転科試験。

試験本番、ものの見事に崩壊しました。

気持ちは高まっていたのに
というか、だからこそというべきか
昂った気持ちのままに演奏したら、
技術的な精度が滅茶苦茶になってしまって。

もういっそ気持ちがいいくらいに感情任せな演奏にな

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必ずやり遂げる #夕陽海彩の挑戦

必ずやり遂げる #夕陽海彩の挑戦

学内脚本家デビューはい、見出しの通りです。
今年の文化祭公演、脚本を書かせて頂けることになりました。

ディズニー映画『アラジン』を原作にとった、
音楽学部2年生のミュージカル自主公演。

原作あっての脚本だから、私の完全オリジナル作品ではないですが、
とにもかくにも、私が書いた脚本がお芝居になることが決まりました。

大切にしたいこと脚本家の矜恃

今回私は、抜擢されたわけではなく、
自ら望んで

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作者と出会う場所 #夕陽海彩の呟き

作者と出会う場所 #夕陽海彩の呟き

夕陽海彩です。
テスト期間が終わり、やっとnoteに帰ってきました。
試験や音楽のお話もしたいけれど、それはまた今度。
今日はひとまず、半月ほど前に行った文学フリマのことを書こうと思います。

今回私が行ったのは、文学フリマ京都8。
同人誌や自費出版のことは、
話に聞いたことはあっても実際の会場を覗くのは初めて。
どんなものか、行ってみるまで想像がつかなかった。

元々、私が文フリのことを知ったの

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夕陽海彩です。書きたいこと沢山あるけれど実技試験が目前なのです。終わったら音楽のお話や創作のお話、書いていきます。更新したらぜひ読んでいただけたら嬉しいです。