夕陽海彩(ゆうひ みさ)

作家・音楽家志望の現役音大生です✦.*·̩͙ エッセイ、音大生のリアルドタバタ雑記を不定期…

夕陽海彩(ゆうひ みさ)

作家・音楽家志望の現役音大生です✦.*·̩͙ エッセイ、音大生のリアルドタバタ雑記を不定期で更新中 短編、詩など創作ものも載せてます! 書いた詩に音楽を付けて楽曲にするのも夢のひとつです! SNS開設時期未定…いつかX作ります!

マガジン

  • #夕陽海彩の呟き

    日々のちょっとした気付きなどをエッセイ感覚で書いてます

  • #夕陽海彩のひとりごと

    『作家でピアニスト』を目指すという無謀な挑戦を宣言した夕陽海彩のリアルドタバタ近況報告です 温かい目で見守って頂けたら幸いです (旧#夕陽海彩の挑戦 としていた記事たち含みです)

  • 創作もの

    詩、短編などなど、エッセイ以外の創作ものをまとめてます!

最近の記事

七夕の祈り #夕陽海彩の呟き

七月七日 年に一度、きっと人がその一年の中で一番か二番くらいには星空を見上げる日。 そして、自身の願いは、祈りたいことはなんだろうと、思いをめぐらせるような日。 ずっと分厚い雲に覆われていた空が、 今日だけはというように晴れていた。 久しぶりに夜空を見上げて、星々を見つめた。 でもカメラ機能の限界か光害か、きれいな写真は撮れなくて、 記事の見出し写真はみんふぉとからクリエイターさんのものをお借りしたけれど。 私の願い。私の祈り。 織姫と彦星に、あるいは神様に、怒ら

    • 在り続けてほしいもの #夕陽海彩の呟き

      アスファルトが焦げるような昼下がり。 ゆく当てもなく家を出た私は、折角ならば書店でも探そうと、地図を睨みつつ歩いていた。 そしてその場所を見つけた。 目に飛び込んできたのは、 店に収まりきらずに軒先に並べられた本棚と、紐でまとめられた本で足の踏み場もないような店内。 わかりやすい、イメージ通りの昭和の時代の古書店だ。 店には店主らしい男性と、店主と同年輩と思しき先客がひとり。 一見の小娘では入りにくいかと一瞬身構えたけれど、 暑い中これ以上外を歩く気にはなれなかっ

      • 移りゆく想い その先は #夕陽海彩のひとりごと

        週一回更新を目指していたはずが、 気づけば一体何週飛んでしまったのか。 久しぶりの、#夕陽海彩のひとりごと です。 脚本家、だけじゃなくて この記事で書いたように、私は今年、大学の文化祭ミュージカルで、脚本家を務めることになった。 最初、私は脚本家としての役目を全うするだけだと、それでいいと思っていた。 脚本を書き上げる、物語の屋台骨をつくる。 それが私の仕事で、後のことは皆に任せようと。 でも、演出の子たちや皆との打ち合わせに参加して話すようになったら、 少しずつ

        • 【詞】その背中は誰かの希望

          「上手くいかないことばかり」 「いつになったらまた笑ってあの場所に立てるのか」 溜息と共に吐き出した言葉 君は俯いて涙堪えてた 僕は何も言えなくて ただ君の姿見つめてた だけどこれだけは言える その背中は僕の希望 必ず望んだ場所に立つと誓って生きる君の姿 僕の道しるべになるんだ 「もうムリかもしれない」 「いつか本当に夢見たあの場所に立てるのか」 遠い道のりに汗を拭った 君の唇から零れた本音 無責任な励ましなんて言えなくて ただ傍にいた だけどこれだけは言える その

        七夕の祈り #夕陽海彩の呟き

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        • #夕陽海彩の呟き
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        • #夕陽海彩のひとりごと
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          あの日は見えなかったけれど #夕陽海彩の呟き

          昨日は、私の大学の入学式の日。 私はたまたま、用事で立ち寄った。 目に飛び込んでくるのは、スーツを着た緊張気味な面持ちの新入生たち。 そして誇らしげに隣に立つ父兄の姿。 敷地内の桜の花は、新たなステージに立つ者たちを祝福するように咲き誇っていた。 1年前の私のことを、思い出す。 とにかく必死で、微笑む余裕すらなかったあの日。 入学式の看板の前は長蛇の列で、写真すら撮ってはいない。 あの日は、何も気付けなかった。 咲き誇る桜の花の美しさも、空の広さも。 周りの、

          あの日は見えなかったけれど #夕陽海彩の呟き

          【お知らせ】#夕陽海彩の挑戦 が新しくなります!

          夕陽海彩です。 今回、マガジンのまとめ方、記事の書き分けを少し変えようと思います。 今までは、 #夕陽海彩の挑戦 は、 音大生としての私のリアルタイムの経験を、挑戦したいことや夢といったことと絡めつつお話していて #夕陽海彩の呟き は、 日常でのふとした瞬間の気付きを、エッセイタッチで書いていました。 音楽のお話とそれ以外を分けて書くようにしていたんです。 でも、なんだかこの分け方、書きにくいなあと思うようになって。 だって、私にとって、 音楽と執筆活動は全く別

          【お知らせ】#夕陽海彩の挑戦 が新しくなります!

          たまには別の場所から #夕陽海彩の呟き

          久しぶりに、 実店舗の書店を散策するということをした。 時間のないときにはなかなかできない、 「探している本を買う」のではなく、 「新しい本と出会いに行く」というアクション。 でも、それをしている今、 夕陽海彩は暇に飽き飽きしているのかといえば、 全くもってそうではない。 文化祭公演の脚本家としての仕事 目下の練習中の曲 小説賞に応募するべくブラッシュアップさせたい小説のプロット やることはむしろ多すぎて、 時間が足りないくらいだ。 そんな時になぜ、新しい本との

          たまには別の場所から #夕陽海彩の呟き

          その言葉の行方は #夕陽海彩の呟き

          ふとした瞬間に、思う。 いま、ここで感じていることを、 その思いを、景色を感動を、 表す言葉を逃したくないと。 こうしたささやかなエッセイであっても、 それがいつか物語の種になるものであっても、 誰に見せることもなく、ただノートに書くものであっても、 そこに生まれた言葉を残しておきたいと。 でも、心に瞬間浮かんだ言葉は、 忙しさにかまけているうちに、 いつの間にか 砂が指の間から零れ落ちるように どこへともなくとけてゆく。 書こうと思ったそのときに、 書け

          その言葉の行方は #夕陽海彩の呟き

          年度末の一冊 #夕陽海彩の呟き

          数年前から、年度末のこの時期になると自然と手が伸びる本がある。 それは、 香月日輪先生の「妖怪アパートの幽雅な日常」。 学校の図書室で偶然見つけたのがきっかけで、 瞬く間にその世界に魅せられた。 そこには、 理想だけを語らない教えが詰まっていた。 テンポの良い面白さやキャラクターの個性もすてきだったけれど、 何よりも私が惹かれたのは、 物語の至るところに散りばめられたその教示。 何度も読みたくなって、 本屋を回って全巻を買い集めた。 シリーズ全10巻、そして番外編

          年度末の一冊 #夕陽海彩の呟き

          【詞】背番号なきエース

          グラウンドの片隅 バックネットの向こう側で こぼれた白球を追いかける君の背中 そこにある空白に 刻まれた番号はないけれど ブルペンの床 腹ばいでカメラを構えて データという名の宝を積み重ねる そのポジションに 与えられた番号はないけれど 背番号なきエースよ 人知れず汗流すその背中 僕には見えるよ 誰よりも輝けるエースナンバー 鮮やかに煌めく満員の球場 ダグアウトの陰に立ち 一瞬のプレイを記録に残す君の姿 そこにいる存在に 向けられたカメラはないけれど 白い廊下を抜け

          【詞】背番号なきエース

          失敗のその先に #夕陽海彩の挑戦

          夕陽海彩です。 今日は久しぶりに、音楽のお話です。 1月の終わりにあった、試験のお話。 まさかの崩壊 このnoteを始めた時に宣言した、演奏分野のコースへの転科試験。 試験本番、ものの見事に崩壊しました。 気持ちは高まっていたのに というか、だからこそというべきか 昂った気持ちのままに演奏したら、 技術的な精度が滅茶苦茶になってしまって。 もういっそ気持ちがいいくらいに感情任せな演奏になってしまいました。 腑抜けた演奏、立て続けの失敗 そして今度は、大学の後期試

          失敗のその先に #夕陽海彩の挑戦

          必ずやり遂げる #夕陽海彩の挑戦

          学内脚本家デビューはい、見出しの通りです。 今年の文化祭公演、脚本を書かせて頂けることになりました。 ディズニー映画『アラジン』を原作にとった、 音楽学部2年生のミュージカル自主公演。 原作あっての脚本だから、私の完全オリジナル作品ではないですが、 とにもかくにも、私が書いた脚本がお芝居になることが決まりました。 大切にしたいこと脚本家の矜恃 今回私は、抜擢されたわけではなく、 自ら望んでこの役割に就きました。 だからっていうのもおかしいけれど、 依頼されたレベルの

          必ずやり遂げる #夕陽海彩の挑戦

          作者と出会う場所 #夕陽海彩の呟き

          夕陽海彩です。 テスト期間が終わり、やっとnoteに帰ってきました。 試験や音楽のお話もしたいけれど、それはまた今度。 今日はひとまず、半月ほど前に行った文学フリマのことを書こうと思います。 今回私が行ったのは、文学フリマ京都8。 同人誌や自費出版のことは、 話に聞いたことはあっても実際の会場を覗くのは初めて。 どんなものか、行ってみるまで想像がつかなかった。 元々、私が文フリのことを知ったのは、 穂崎りらさんの記事がきっかけだった。 穂崎さんのnote記事はよく読んでい

          作者と出会う場所 #夕陽海彩の呟き

          夕陽海彩です。書きたいこと沢山あるけれど実技試験が目前なのです。終わったら音楽のお話や創作のお話、書いていきます。更新したらぜひ読んでいただけたら嬉しいです。

          夕陽海彩です。書きたいこと沢山あるけれど実技試験が目前なのです。終わったら音楽のお話や創作のお話、書いていきます。更新したらぜひ読んでいただけたら嬉しいです。

          2024 ここから #夕陽海彩の挑戦

          新しい年が明けました。 ごろ寝正月もいい加減にして、そろそろ動き出さなくては。 常に「わたし」でいる今年の目標というか、ひとつ大切にしていきたいなと思っていることは、 「誰かみたいになる」んじゃなくて 「わたしらしく頑張る」 ということです。 去年は、「音大生らしい姿とは何か」とか、 「もの書きを目指すなら名作は知っておくべきだろう」といった 既存のイメージに自分を合わせようとして、 かなり迷走した節がありました。 誰よりも私自身が一番、自分でつくりあげたイメージ

          2024 ここから #夕陽海彩の挑戦

          2023 夢と憧れと私 #夕陽海彩の挑戦

          気付けば12月28日、もうすぐ大晦日。 ということで、 少し早いですが2023年書き納めとして今年を振り返っていきたいと思います。 船出の年今年は私にとって、まさに船出の年でした。 音大生になった年であり、 夕陽海彩という名前で作品を書き始めた年。 夢と憧れを胸に新たな世界に飛び込み、 そして現実の厳しさをも垣間見た年です。 憧れだった「音大生」中学時代にのだめカンタービレに魅せられた私にとって、 「音大生」は、雲の上の憧れの存在でした。 今年は、その一端に自

          2023 夢と憧れと私 #夕陽海彩の挑戦