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七夕の祈り #夕陽海彩の呟き

七月七日

年に一度、きっと人がその一年の中で一番か二番くらいには星空を見上げる日。

そして、自身の願いは、祈りたいことはなんだろうと、思いをめぐらせるような日。

ずっと分厚い雲に覆われていた空が、
今日だけはというように晴れていた。

久しぶりに夜空を見上げて、星々を見つめた。
でもカメラ機能の限界か光害か、きれいな写真は撮れなくて、
記事の見出し写真はみんふぉとからクリエイターさんのものをお借りしたけれど。


私の願い。私の祈り。

織姫と彦星に、あるいは神様に、怒られてしまうんじゃないかと思うくらいに、沢山ある。

ここに書きたいことも、
私の胸の内にそっとしまっておくことも。

私が脚本家を務め、目下稽古中の、
秋の文化祭ミュージカルの成功も、そのひとつだ。

二公演共に、満員になりますように。
キャスト裏方楽器隊、制作に関わった皆が、
満足できる、やって良かったと思える公演になりますように。

そして、音楽に、つくり手としての夕陽海彩に、
しがみつき続ける私を、見守っていてください。
そうも願った。


願いとは、祈りとはなんだろう。

時折思う。

自分の力ではどうにもならないから、
この世のものではない、見えない何者かの力を借りたいと思うからなのか。

何とかしたいけれど自信がないから、
決意表明をするのか。

自分ではない誰かの成功や幸せを思うから、
それが自分に何か手出しのできる類のものではないから、想いよ届けと祈るのか。

届かぬ祈り、叶わぬ願い。
それらはよく、物語のテーマともなりうる。
何が良いとか悪いとかではなくて、ひとつひとつの思いに、言葉に、心象に、丁寧に向き合い、紡いでいけたらと思う。

でも、今日は七夕。

今宵、人が願い、祈ることのうち、ひとつでも多くの願いが叶い、祈りが届けば。

そうあってほしいと、
星空を見上げながら思った。

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