Lily Atlantis

まだ会社員 もう受験生 // 壁打ちエッセイBGMつき // 目標はSNSを黒歴史にし…

Lily Atlantis

まだ会社員 もう受験生 // 壁打ちエッセイBGMつき // 目標はSNSを黒歴史にしないこと

記事一覧

感情と色と音楽

ジャーナリングアプリ「muute」を使っている。 毎日のツイート(私にとってはそうなのだ)に、そのトピックと感情を選択肢からそれぞれ3つまで選んで記録する。そうすると、…

Lily Atlantis
1か月前

視点の変化を見つめる眼差し

高校3年生の秋頃だろうか。当時Eテレで放送されていた『スーパープレゼンテーション』という番組で、アラビア語のカリグラフィを用いたストリートアート「カリグラフィティ…

Lily Atlantis
2か月前
4

自律できないまま一人に慣れすぎた

人が頑張っていることを見聞きした時に、自分も頑張ろうとモチベーションが上がる時と、自分はいつから努力できなくなったんだろうと情けなくなる時がある。 自己分析とし…

Lily Atlantis
2か月前
7

名前はジャーナリングでもモーニングページでも何でもいいが

思いついたことを紙に書き出す行為は有効だ。 常にやりたいことが複数ある、すぐに内職を始める、集中力がなく頻繁にタスクを切り替える、という人は、いったん思考を整理…

Lily Atlantis
3か月前
12

うちの聖域

8畳もない部屋の両隅に聖域がある。 1つは本棚だ。 高さ約180cm、幅約90cmで、スライド式の棚も付いている。残念ながら立て付けが少し悪いが、収納としてもインテリアとし…

Lily Atlantis
4か月前
3

上手に相談するコツ

「困ったことがあったらいつでも言ってね」と言われても、何をどう伝えたらいいかわからないので何も言えない。 こう感じる人が他にどれくらいいるか知らないが、私は「相…

Lily Atlantis
4か月前
6

暴飲暴食の原因と対策

ここ最近の感情があまりにもヨルシカである。 どういう意味か。きちんと言語化できたら、メンタルをコントロールできて無事にアパテイアだ。 飢え、渇き、孤独、劣等、喪…

Lily Atlantis
4か月前
6

日本語教師が国家資格になってよかったと思った話

先日、教壇に立って15人程度のグループに日本語を教える機会があった。 私は付け焼き刃で日本語教育能力検定試験だけ合格し、講座などは受けていない。日本語教師の経験は…

Lily Atlantis
5か月前
19

関心事とリテラシー

「〇〇のことは日本でほとんど報道されない」と嘆く活動家や非営利団体は少なくない。 それは仕方ないと思う。遠い世界のどこかで起こっている紛争よりも、市民の今日の生…

Lily Atlantis
5か月前
1

何が「どう」なのか

「どうだった?」という質問が苦手だ。 直属の上司がよく聞いてくるのだが、何を知りたいのか読めないと答えられない。 回答のパターンとしては、思いつくのは次の通りだ。…

Lily Atlantis
5か月前

変化を「指摘」されてダルいか褒められて嬉しいか

いつもと少し系統の違う服を着て出勤した。何のきっかけも意味もないが、気分で髪を切った。 こういう時に、いつもと違うことを「指摘」されて嬉しいと思うか、反応に困っ…

Lily Atlantis
6か月前
2

【随時更新】好きな歌詞

好きな歌詞のタイプは新藤晴一とAZUKI七だ。 だが、好きな歌詞をメモしているリストを見返すと、ポルノグラフィティはともかくGARNET CROWがそれほどないことに気がついた…

Lily Atlantis
6か月前
3

本気出して考えるのは難しいけど突き詰めて考えたい

修学旅行のようなルートで平和記念公園をうろついてみた。 関心があるとはいえ、別に平和について考えようと思って来たわけではない。立派なレポートを書くために平和記念…

Lily Atlantis
6か月前
3

島を訪れる人

湊かなえの短編集『望郷』に収録されている6つの物語の背景には、瀬戸内海の小さな島がある。その「白綱島」のモデルは、言うまでもなく、作者自身の故郷・因島である。 …

Lily Atlantis
6か月前
6

会社員は社畜ではない

最近なぜか、自己分析をしなければならない機会が集中的に襲いかかってきている。 その中で、今なぜ一般企業の会社員をしているのか振り返った。 適当に就活をして適当に…

Lily Atlantis
6か月前
16

動け人間の身体

先月の私はこんな記事を書いていたらしい。 残念ながら、仕事で残業が続いているここ1-2週間の忙しさはまったく楽しくない。 帰ってきたら疲れて寝るだけ。でも疲れは取れ…

Lily Atlantis
6か月前
4
感情と色と音楽

感情と色と音楽

ジャーナリングアプリ「muute」を使っている。

毎日のツイート(私にとってはそうなのだ)に、そのトピックと感情を選択肢からそれぞれ3つまで選んで記録する。そうすると、感情の浮き沈みや頭の中を占める物事が可視化される仕組みだ。
ヘルスケアと連携すれば、睡眠時間やその日の歩数を、感情の起伏と同じグラフ上に表示させることもできる。

私がmuuteを使っている理由は大きく2つある。
1つは、自己解釈

もっとみる
視点の変化を見つめる眼差し

視点の変化を見つめる眼差し

高校3年生の秋頃だろうか。当時Eテレで放送されていた『スーパープレゼンテーション』という番組で、アラビア語のカリグラフィを用いたストリートアート「カリグラフィティ」についてのプレゼンテーションを観た。

およそ1年半後、現地でこの光景を目にすることになる。

このプレゼンテーションを理由にアラビア語を勉強しようと思ったわけではなく、またエジプト社会や宗教に特別な関心を持ったわけでもない。
ただ何と

もっとみる
自律できないまま一人に慣れすぎた

自律できないまま一人に慣れすぎた

人が頑張っていることを見聞きした時に、自分も頑張ろうとモチベーションが上がる時と、自分はいつから努力できなくなったんだろうと情けなくなる時がある。

自己分析として、現状「やりたいこと」はたくさんあるが、それが「やるべきこと」と一致していないために、逃げている様子である。もっと言えば「やるべきこと」すらやらない始末だ。

さらに厄介なのは、対外的には優等生を装っていることだ。仕事であれば、その時間

もっとみる
名前はジャーナリングでもモーニングページでも何でもいいが

名前はジャーナリングでもモーニングページでも何でもいいが

思いついたことを紙に書き出す行為は有効だ。
常にやりたいことが複数ある、すぐに内職を始める、集中力がなく頻繁にタスクを切り替える、という人は、いったん思考を整理すると効率化できる。

私は気になったことをその場で検索する癖がある。その結果、ネットサーフィンで想定しなかったページに行き着いたり、直前まで何をしていたか忘れたりする。スマホが「私を見て」と言うわけでもないのに、厄介な相棒である。

そん

もっとみる
うちの聖域

うちの聖域

8畳もない部屋の両隅に聖域がある。

1つは本棚だ。
高さ約180cm、幅約90cmで、スライド式の棚も付いている。残念ながら立て付けが少し悪いが、収納としてもインテリアとしても困ってはいない。
『名探偵コナン』1巻から105巻(執筆当時)を含め、漫画が300冊程度。小説、新書、学術書などさまざま揃っている…と言いたいところだが、あまりにもジャンルの偏りが激しい。趣味全開だ。

もう1つは、ベッド

もっとみる
上手に相談するコツ

上手に相談するコツ

「困ったことがあったらいつでも言ってね」と言われても、何をどう伝えたらいいかわからないので何も言えない。

こう感じる人が他にどれくらいいるか知らないが、私は「相談」することにストレスを感じることが多々ある。
相談は、本来なら他者に意見を求めて解決へ導く行為であるはずだ。それ自体がストレスの要因になっては本末転倒である。
そこで、以下のように自己分析してみた。

なぜ相談することがストレスなのか思

もっとみる
暴飲暴食の原因と対策

暴飲暴食の原因と対策

ここ最近の感情があまりにもヨルシカである。
どういう意味か。きちんと言語化できたら、メンタルをコントロールできて無事にアパテイアだ。

飢え、渇き、孤独、劣等、喪失、憂い、寂しさ、やるせなさ?
どれもピンとこない。やりたいことはたくさんあるがその気力がない。足りないとまでは思わないが満たされない感じがする。
「心に穴が空いた」とはよく言ったものだ。何がないのか、そもそも不足しているのかもよくわから

もっとみる
日本語教師が国家資格になってよかったと思った話

日本語教師が国家資格になってよかったと思った話

先日、教壇に立って15人程度のグループに日本語を教える機会があった。
私は付け焼き刃で日本語教育能力検定試験だけ合格し、講座などは受けていない。日本語教師の経験は、ボランティアベースでのマンツーマンの会話練習のみだ。

どうやら、日本語教師はそんな人間に務まるものではなさそうだ。

当たり前だが、生徒はそもそもあまり日本語を理解できない。直説法で教えるには、とにかく平易な短文に置き換え、あとは身振

もっとみる
関心事とリテラシー

関心事とリテラシー

「〇〇のことは日本でほとんど報道されない」と嘆く活動家や非営利団体は少なくない。

それは仕方ないと思う。遠い世界のどこかで起こっている紛争よりも、市民の今日の生活に直接関わることに関心が集まるのは当然だろう。実際の距離も関係性も遠ければ遠いほど、ニュースにはなりにくい(もちろん例外もある)。
だから、自分の活動分野が注目されない場合に、広報や宣伝が必要になるのだ。

いくら新聞を読んでもネットで

もっとみる
何が「どう」なのか

何が「どう」なのか

「どうだった?」という質問が苦手だ。
直属の上司がよく聞いてくるのだが、何を知りたいのか読めないと答えられない。

回答のパターンとしては、思いつくのは次の通りだ。

ある範囲での対象の位置づけ

別の何かとの比較

以前との比較

今後の対象の活用方法

しかし、自分の中での位置づけ、つまり私個人の感想を聞かれた時に、2以降のものにすり替えることができないと、「楽しい」「面白い」以上の感想を捻り

もっとみる
変化を「指摘」されてダルいか褒められて嬉しいか

変化を「指摘」されてダルいか褒められて嬉しいか

いつもと少し系統の違う服を着て出勤した。何のきっかけも意味もないが、気分で髪を切った。

こういう時に、いつもと違うことを「指摘」されて嬉しいと思うか、反応に困ってその後今まで通りに戻るか。

私は圧倒的に後者だ。
「似合ってるね」に対して「ありがとうございます」と返せればまだいい。しかし「髪切った?」「いつもと違うね」レベルの発言には「ええ、まぁ」としか答えられない。
一方で、頑張って塗ったネイ

もっとみる
【随時更新】好きな歌詞

【随時更新】好きな歌詞

好きな歌詞のタイプは新藤晴一とAZUKI七だ。

だが、好きな歌詞をメモしているリストを見返すと、ポルノグラフィティはともかくGARNET CROWがそれほどないことに気がついた。
曲単位で好きだからフレーズでは抜き出しづらいのかもしれない。

私が自分で新曲をチェックしたりカップリング曲を漁ったりしないアーティストの曲を気に入るきっかけは、8割が歌詞で2割が曲調である。当初このリストは、そうやっ

もっとみる
本気出して考えるのは難しいけど突き詰めて考えたい

本気出して考えるのは難しいけど突き詰めて考えたい

修学旅行のようなルートで平和記念公園をうろついてみた。
関心があるとはいえ、別に平和について考えようと思って来たわけではない。立派なレポートを書くために平和記念資料館をじっくり見て回ったわけでもない。最近はパレスチナのためにデモに参加する人が周囲に複数いるが、私はこれといったことはしていない。

言葉にできない感情を代弁してもらうために聞く音楽は多い。だが、今回はいつもとは違う感情だったと思う。

もっとみる
島を訪れる人

島を訪れる人

湊かなえの短編集『望郷』に収録されている6つの物語の背景には、瀬戸内海の小さな島がある。その「白綱島」のモデルは、言うまでもなく、作者自身の故郷・因島である。

因島、すなわち「白綱島」はそういう島らしい。

対岸のO市のほかにも、新幹線のF駅から高速バスが出ていたり、島の北西からM市へフェリーが出ていたり。「石の十字架」に出てくる伝説の元ネタはきっと白滝山の石仏群だろう。

分析したわけではない

もっとみる
会社員は社畜ではない

会社員は社畜ではない

最近なぜか、自己分析をしなければならない機会が集中的に襲いかかってきている。
その中で、今なぜ一般企業の会社員をしているのか振り返った。

適当に就活をして適当に就職をしたから。
これだけで十分回答になっているが、その適当さを正当化するために考えた言い訳もある。
これが意外ともっともらしいので、今回はそれを深掘りしてみたい。

そもそも、業務内容は公務や非営利の方が興味があった。今でもそうだ。

もっとみる
動け人間の身体

動け人間の身体

先月の私はこんな記事を書いていたらしい。

残念ながら、仕事で残業が続いているここ1-2週間の忙しさはまったく楽しくない。
帰ってきたら疲れて寝るだけ。でも疲れは取れない。土日に楽しみがある場合も、それが平日の活力となるわけではない。予定がない時間はほぼ全部食事か睡眠で、身の回りの整理整頓や家事全般は手つかずである。

そういう状況をどう乗り切ろうかと考え、もう少し自分の感情を大事にしようという結

もっとみる