Lily Atlantis

まだ会社員 もう受験生 // 壁打ちエッセイBGMつき // 目標はSNSを黒歴史にし…

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まだ会社員 もう受験生 // 壁打ちエッセイBGMつき // 目標はSNSを黒歴史にしないこと

最近の記事

日本語教師が国家資格になってよかったと思った話

先日、教壇に立って15人程度のグループに日本語を教える機会があった。 私は付け焼き刃で日本語教育能力検定試験だけ合格し、講座などは受けていない。日本語教師の経験は、ボランティアベースでのマンツーマンの会話練習のみだ。 どうやら、日本語教師はそんな人間に務まるものではなさそうだ。 当たり前だが、生徒はそもそもあまり日本語を理解できない。直説法で教えるには、とにかく平易な短文に置き換え、あとは身振り手振りと絵カードや動画で頑張るしかない。 今回の私の第一の反省点は準備不足で

    • 関心事とリテラシー

      「〇〇のことは日本でほとんど報道されない」と嘆く活動家や非営利団体は少なくない。 それは仕方ないと思う。遠い世界のどこかで起こっている紛争よりも、市民の今日の生活に直接関わることに関心が集まるのは当然だろう。実際の距離も関係性も遠ければ遠いほど、ニュースにはなりにくい(もちろん例外もある)。 だから、自分の活動分野が注目されない場合に、広報や宣伝が必要になるのだ。 いくら新聞を読んでもネットで検索しても、世界中のすべてを知り尽くすことはできない。 だが、あらゆる情報をキャ

      • 何が「どう」なのか

        「どうだった?」という質問が苦手だ。 直属の上司がよく聞いてくるのだが、何を知りたいのか読めないと答えられない。 回答のパターンとしては、思いつくのは次の通りだ。 ある範囲での対象の位置づけ 別の何かとの比較 以前との比較 今後の対象の活用方法 しかし、自分の中での位置づけ、つまり私個人の感想を聞かれた時に、2以降のものにすり替えることができないと、「楽しい」「面白い」以上の感想を捻り出せない。 別に何か解決策があって書いたわけではなく、最近「どう」を浴びまくっ

        • 変化を「指摘」されてダルいか褒められて嬉しいか

          いつもと少し系統の違う服を着て出勤した。何のきっかけも意味もないが、気分で髪を切った。 こういう時に、いつもと違うことを「指摘」されて嬉しいと思うか、反応に困ってその後今まで通りに戻るか。 私は圧倒的に後者だ。 「似合ってるね」に対して「ありがとうございます」と返せればまだいい。しかし「髪切った?」「いつもと違うね」レベルの発言には「ええ、まぁ」としか答えられない。 一方で、頑張って塗ったネイルを「おしゃれ」などと言われれば、それは嬉しいと感じるだろう。 そういえば昔、

        日本語教師が国家資格になってよかったと思った話

          【随時更新】好きな歌詞

          好きな歌詞のタイプは新藤晴一とAZUKI七だ。 だが、好きな歌詞をメモしているリストを見返すと、ポルノグラフィティはともかくGARNET CROWがそれほどないことに気がついた。 曲単位で好きだからフレーズでは抜き出しづらいのかもしれない。 私が自分で新曲をチェックしたりカップリング曲を漁ったりしないアーティストの曲を気に入るきっかけは、8割が歌詞で2割が曲調である。当初このリストは、そうやってハマった曲を記録するためのものだった。 見返すと、全部は残せていないようだ。

          【随時更新】好きな歌詞

          本気出して考えるのは難しいけど突き詰めて考えたい

          注: この記事はポルノグラフィティ 19thライヴサーキット"PG wasn't built in a day"のネタバレを含みます。 修学旅行のようなルートで平和記念公園をうろついてみた。 関心があるとはいえ、別に平和について考えようと思って来たわけではない。立派なレポートを書くために平和記念資料館をじっくり見て回ったわけでもない。最近はパレスチナのためにデモに参加する人が周囲に複数いるが、私はこれと言ったことはしていない。 言葉にできない感情を代弁してもらうために聞く

          本気出して考えるのは難しいけど突き詰めて考えたい

          島を訪れる人

          湊かなえの短編集『望郷』に収録されている6つの物語の背景には、瀬戸内海の小さな島がある。その「白綱島」のモデルは、言うまでもなく、作者自身の故郷・因島である。 因島、すなわち「白綱島」はそういう島らしい。 対岸のO市のほかにも、新幹線のF駅から高速バスが出ていたり、島の北西からM市へフェリーが出ていたり。「石の十字架」に出てくる伝説の元ネタはきっと白滝山の石仏群だろう。 分析したわけではないが、湊かなえの作品で島が出てくるものは多い。密室殺人の舞台としてではなく、登場人

          島を訪れる人

          会社員は社畜ではない

          最近なぜか、自己分析をしなければならない機会が集中的に襲いかかってきている。 その中で、今なぜ一般企業の会社員をしているのか振り返った。 適当に就活をして適当に就職をしたから。 これだけで十分回答になっているが、その適当さを正当化するために考えた言い訳もある。 これが意外ともっともらしいので、今回はそれを深掘りしてみたい。 そもそも、業務内容は公務や非営利の方が興味があった。今でもそうだ。 だが、公務はブラックで非営利は薄給と耳にしたことがある。特に非営利団体は、インター

          会社員は社畜ではない

          動け人間の身体

          先月の私はこんな記事を書いていたらしい。 残念ながら、仕事で残業が続いているここ1-2週間の忙しさはまったく楽しくない。 帰ってきたら疲れて寝るだけ。でも疲れは取れない。土日に楽しみがある場合も、それが平日の活力となるわけではない。予定がない時間はほぼ全部食事か睡眠で、身の回りの整理整頓や家事全般は手つかずである。 そういう状況をどう乗り切ろうかと考え、もう少し自分の感情を大事にしようという結論に至った。 私は義務だと思ったことはロボット的に処理してしまう傾向にある。良

          動け人間の身体

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          無名人インタビューを受けた。 本日その記事が公開された。 原稿を確認する際は、インタビューを録音して文字起こししたほぼそのままのドキュメントをいただく。 まず思ったのは、私の話す日本語が下手すぎる。 コロナ病み上がっていないくらいのタイミングで受けたにしてもだ。 私の話に前置きや譲歩が多いのは自覚しているが、それどころではなかった。挿入句が多すぎて文にまとまりがない。主題が何かわからない。 「どうなんでしょう」などと連発しているが、いやお前の話だよ。お前がどうなんだよ。

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          忙しさを楽しめたら、それは充実

          年が明けてからもう2ヶ月半たったらしい。今年になってから何をしてきたかというと、とてつもなく慌ただしくしていた。 平日の仕事量も増えているのに経費でリスキリング講座に参加し、個人的な勉強もして、週に一日は日本語学習を手伝い、土日は楽器の練習をしていた。 これらに加えて、家事や睡眠もきちんとできるほど私は器用ではない。案の定、2024年3週目にしてコロナに負けて、もう若くもないし体力もないと思った。 それでも外したくない、手を抜きたくない予定がある生活が、とても楽しいことに

          忙しさを楽しめたら、それは充実

          多文化共生チャレンジ

          noteで自分語りをした記事はいくつかあるが、どれも表面的で具体性に欠ける。自己開示が苦手な人間にありがちな現象なのかもしれない。 一年の計は元旦にあり。一生の計は、少壮の時でも勤でもいつでも自分で決めていいと思うが、私は今年にしたい。 やりたいこと私の夢は日本で多文化共生を実現することだ。 厳密な定義はひとまず置いておいて、外見も内面もバックグラウンドも様々な老若男女が互いを認め合い、平等にチャンスがあり、各々が銘々の人生を切り拓くことができる社会を日本で実現したい。

          多文化共生チャレンジ

          2024年、昇り龍の如く

          自分から勝負を仕掛けていく年にしたい。 キャリア大学院 大学院に合格する。今年一番の目標はこれだ。 仕事 今の会社で、フレックスタイムで働けるマーケティングのポジションに就く。 趣味ピアノ お気に入りの曲を弾けるようになる。教本を終わらせる。 ダンス 好きな曲で踊れるようになる。 ハンドメイド 作りかけのアクセサリーを完成させ、買ってそのままの生地を形にする。編みかけのモチーフを繋げる。 生活美容・ダイエット 小顔、腹筋縦線、くびれ、二の腕ほっそり。ス

          2024年、昇り龍の如く

          2023年、何兎追って何兎得たか

          サムネイルの左奥に写っているのはウサギの肉である。それはさておき。 音楽の趣味が広がった今までのポルノグラフィティ、B'z、東京事変、椎名林檎に加えて、プレイリストの多様性がかなり増した。SixTONES、Mrs. GREEN APPLE、King Gnu、Creepy Nutsなどなど…。 曲単位では優里「ピーターパン」「ビリミリオン」、back number「水平線」をリピートした。私にはワンテンポ遅れてブームが来ているのかもしれない。 ここから自分を見つめ直すことが

          2023年、何兎追って何兎得たか

          日本語教師の資格を取って勉強とコミュニケーションが上手になった話…で終わらなかった

          2023年のクリスマスプレゼントはこれだ。 サンタクロースは10月22日の自分である。 これから国家資格になって試験がどう変わるのか知らないが、私はいろいろな分野をつまみ食いするような感覚で試験勉強ができた。 普段使う日本語そのものやその周辺知識、言語一般に関する知識が増えて、身の回りの物事をより楽しむことができるようになった気がする。 だが特によかったと思うのは、日本語を教えるための勉強をしたことで、自分も語学や他の勉強と日本語でのコミュニケーションが上手になったこと

          日本語教師の資格を取って勉強とコミュニケーションが上手になった話…で終わらなかった

          一人の時間を大切に

          ご褒美タイムの写真をいくつか載せてみる。 銀座にある、Book Cafe & Bar「十誡」だ。 コンセプトは「好事家の書斎」だそう。 本を読みながら美酒をいただく。 物思いに耽ってみたり、俗世間を憂いてみたり。 #いい時間とお酒

          一人の時間を大切に