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ウルグアイという国が気になるので、行った体で解説してみる その2【うすくちラテンアメリカ_5分エッセイ no.10】
前回の記事の続き。
さて、ウルグアイについて個人的な印象と僅かな前提知識を披露したところで、改めて基本情報を確認してみよう。
国土
ウルグアイという国は、国土が丸い。
もちろん、完璧な真円ではないが、出っ張ったりへっこんだりがほとんどない、シンプルな形をしている。
試しに「丸い国土」で調べてみたら、なんとすでに世界中の国のうち丸に近い国をランキングにしたものがあり、ウルグアイは10位だと
ウルグアイという国が気になるので、行った体で解説してみる【うすくちラテンアメリカ_5分エッセイ no.9】
南米、ウルグアイ。
私はこの国にちょっとした因縁がある。
と言っても大した因縁ではない。南米滞在中、行ってみたいなと思っていながら結局行けなかった、という程度のことなのだが、なんとなく頭の片隅に引っかかっている。
ということで、ウルグアイに行ったこともなく、行く予定もない人間が勝手にウルグアイについて解説してみようと思う。
海がないから、「う」ルグアイ
南米には〇〇グアイという国が二つあ
パナマシティラーメンレビュー【うすくちラテンアメリカ_5分エッセイ no.8】
私がカナダに長期滞在していた時の趣味が、
「ラーメン屋巡り」
だった。
実は日本のラーメンというのは、最近、といってもここ数年とかいう話ではないが、アメリカ大陸でかなり流行っている。米国の主要都市に出店する有名ラーメンチェーンも多く、移住したり旅行したりの日本人だけではなく、現地の皆様にもかなり受け入れられている。特に米国やカナダの方に人気なのが、とんこつラーメンだそうだ。おそらく醤油や味噌
Afro Mambo【いいじゃん、ラテン音楽_2分間音楽評論 no.3】
キューバ音楽といえば、サルサ、ソン、ルンバ、サンテリアにパロモンテ、色々あるが、私が一番推したいのは・・・
ジャズ、である。
キューバのジャズ、すなわち、前述のキューバ音楽の要素がふんだんに取り入れられ、より自由に、時には明るく時には暗く。そんなキューバのジャズ。
具体的なアーティストを挙げるなら、例えば、Roberto Fonseca。
若さがありつつ渋さもある甘いマスクと、超絶技巧のピ
スペイン語でステーキをオーダーする方法【うすくちラテンアメリカ_5分エッセイ no.7】
前回の記事(下記)に続いて、牛肉の話。
ステーキハウスに行くと、メニューには大抵、肉の「部位名」が記載されている。慣れていないと、この部位名というやつがチンプンカンプンで、何を頼んだら良いのか、さっぱりである。ということで、スペイン語圏でステーキを召し上がる方のために、部位名、それから焼き加減について、簡単に解説してみる。
なお、味の感想などについてはあくまでも私の個人的な感想である、というこ
Bachata en Fukuoka【いいじゃん、ラテン音楽_2分間音楽評論 no.2】
この十年、ずっと疑問だったこと。それは、Bachata en Fukuoka(福岡でバチャータ)のMVは、福岡で撮影されたのか?というもの。
そして出演している女性は福岡の方なのか?というもの。
今から十年前、中米、グアテマラかホンジュラスあたりを一人でウロウロしていたとき、バスの中で流れるラジオから突然「こんにちは、おはようございます」と聴こえてきた。なんじゃこりゃ、とびっくりして注意深く聴
Vivir Mi Vida【いいじゃん、ラテン音楽_2分間音楽評論 no.1】
ラテン音楽、サルサ。
その帝王と名高い、Marc Anthony。
日本のテレビやラジオではなかなか知る機会が無いシンガーですが、ここぞという時、元気を出したい時に私は彼の曲を聴きます。特に「Vivir Mi Vida」は、前に一歩踏み出す気合を分けてくれます。
もうすぐ10億回再生!イントロで彼の名を叫んで発狂する女性の気持ちも、少しわかる気がします。圧倒的なカリスマ性と歌唱力は、老若男女
個人的に定番な炭酸飲料【うすくちラテンアメリカ_5分エッセイ no.5】
中南米に滞在していて、特に愛飲していた、というかわりとどこでも手に入る定番の炭酸飲料が三つある。
ひとつは、もちろんコーラ。
コーラといえばコカコーラとペプシがほとんどのシェアを誇るが、微妙にペプシの方がお値打ち感があった、気がする。私は正直そこまで味の違いを感じないが、こだわりがある人にはあるのだろう。
ちなみにラムベースのカクテルであるキューバリブレは、キューバ産ラムの代表格であるハバナ
南米小話:海の上でカード払いした話【うすくちラテンアメリカ_5分エッセイ no.4】
ベネズエラであった、嘘のような本当の話。
インフレが凄まじいベネズエラにおいては、現地通貨紙幣が凄まじい勢いで価値を失ってしまい、流通している紙幣で昼飯代など払おうと思うと、広辞苑何冊分もの札束を重ねないと払えず、そもそもそんな大量の紙幣を受け取る側も困る。そんなことが日常化していた。
ジンバブエのようなとんでもない桁数の紙幣を発行しようにも、紙がない。
ということで、ほとんどの人はデビット
ポケモンと中南米の微妙に深いかかわり【うすくちラテンアメリカ_5分エッセイ no.3】
かの有名なスマホゲーム、「ポケモンGO」をプレイして、早三年になる。
といっても、途中数か月単位でやらなくなる期間を何度も挟んでいるので、正味プレイ期間は一年くらいなものだが、それでも私のポケモンボックスにはそこそこポケモンたちが集まってきている。
既プレイの方ならよくご存じだろうが、ポケモンを数集めること自体はそれほど難しくない。画面上の地図に表示されるアバターの周辺に、そこそこの頻度でポケ