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Afro Mambo【いいじゃん、ラテン音楽_2分間音楽評論 no.3】

キューバ音楽といえば、サルサ、ソン、ルンバ、サンテリアにパロモンテ、色々あるが、私が一番推したいのは・・・

ジャズ、である。

キューバのジャズ、すなわち、前述のキューバ音楽の要素がふんだんに取り入れられ、より自由に、時には明るく時には暗く。そんなキューバのジャズ。

具体的なアーティストを挙げるなら、例えば、Roberto Fonseca。

若さがありつつ渋さもある甘いマスクと、超絶技巧のピアノ。キューバ要素たっぷりの曲。

十年前は、彼の生のピアノを至近距離で、ワンドリンク付き20ドルで聴けたのだから、驚きだ。いや、もしかしたら今もハバナでは、そんな楽しみ方ができるのかもしれない。

普通、ジャズのミニマムな編成といえば、ピアノ、ベース、ドラムのトリオが主流だと思う。だが、個人的にはそこにパーカッションが欲しい。基本のジャズトリオでもラテンジャズは出来るが、キューバンジャズと言うからには、やっぱりパーカッションにいて欲しいなぁと思う。というか、自分がパーカッションをやるので、ぜひ仲間に入れて欲しい、というのが本音。

ピアノとベース。ドラムセットの代わりに、ラテン音楽で使われる太鼓であるティンバレスを使ってもいい。ハイハットの代わりにカウベルで刻んだり、高く抜ける音が響くティンバレスのリムショットをアクセントにしてもいい。ティンバレスがいるなら、やっぱり低音をカバーするコンガが欲しい。時にはボンゴやジャンバ、なんならバタドラムに持ち替えても、かっこよければなんでもオッケー。

ジャズと言うと敷居が高いと思う方でも、ラテンジャズなら、案外すんなり楽しめるかもしれない。そんなことを思い、大好きな「ジャズスタンダードのラテンアレンジ」などを使って、さりげなく布教活動を続けている。

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