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こども家庭領域のソーシャルワーカーをこれから目指すために~東京福祉専門学校の新学科「こどもソーシャルワーカー科」~
こども領域をカバーするソーシャルワーカーの必要性
2023年は、こども基本法の施行、こども家庭庁の創設、そして2024年4月の改正児童福祉士法施行に向けた準備等、施策や制度の転換期にあります。また社会的養護に関する現場では、児童相談所の新規設置、乳児院・児童養護施設の高機能化や多機能化、里親制度の普及促進などを担う専門性を備えた人材の確保や育成が急務です。すなわち、こどもたちの権利を守り、こども
<児童福祉施設>社会的養護を担う施設とは
社会的養護とは、さまざま事情があり、保護者の適切な養育を受けられないこどもを、公の責任の下で社会的に保護・養育し、困難を抱える家庭への支援を行う仕組みです。支援にあたっては、「子どもの最善の利益のために」「社会全体で子どもを育む」を柱としています。
社会的養護を担う施設は主に以下があります。
主な施設乳児院
家庭の様々な事情で家族と一緒に暮らすことができない主に1歳未満の乳児(必要に応じ
<児童福祉施設>保育・子育て支援の仕事とは
「児童福祉施設」において、主に、保育・子育て支援の役割を担う施設について解説していきます。
主な施設保育所
保護者からの委託を受けて、保育を必要とする乳児または幼児を保育する場です。原則定員20名以上の「認可保育所」、地域におけるさまざまな保育ニーズに対応する0~2歳児までの子どもを定員6人以上19人以下で運営する「小規模認可保育所」があります。
保育所を利用するためには、保護者の就労や病
こどもの福祉の基本「児童福祉施設」とは?
「児童福祉施設」とは
さまざまな状況や背景のあるこどもたちやその保護者を支える中心を担っているのが、「児童福祉施設」です。児童福祉施設は、「児童福祉法」をはじめとした法令でその種類や担う役割が位置づけられている施設を指します。具体的には、現法令において以下の12種類で分類されます。
「児童」っていつからいつまで?
主な対象をライフサイクルで見ていくと、「助産施設」が出産前の「妊婦」から支
「こどもまんなか社会」を支える人材を目指す1年制新学科こどもソーシャルワーカー科 2024年開講
不登校やいじめ、家庭の経済的危機、親の病気や疾患など、こどもたちが抱えている状況には、解決が必要な課題がたくさんあります。今この瞬間も、つらさや生きづらさを感じているこどもたちがたくさんいます。場合によっては、生きることさえも脅かされ、自ら命を絶ってしまうこどもがいるのが現状です。
これからの課題に、ニュースや報道でふれることも多いと思います。そして中には、自身の身近なところで課題に直面している