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「教育実習」で何かが違うと思った方へ~先生以外のこどもに関わる仕事の選択肢~

教育実習や保育実習に行って「自分のやりたいことと何かが違うような気がする・・・」、と感じて進路を迷っている、という相談を受けることは少なくありません。

その違和感の正体がつかめないまま教員採用試験に進んでも問題を先送りするだけです。でも「自分にこどもに関わる仕事は向いてないんだ!」と決めつけてしまうのも早計です。

大事なのは、「その違和感の正体が何なのか」と、じっくり向き合あうことです。

違和感の正体を探るために有効な2つの問いはこちらです。

・「仕事を通して実現したいことは?」
・「そのために私はこどもたちとどう関わりたいのか?」

2つ目の問いは、もし言葉にするのが難しかったらこれでも構いません。
・「今まで教わった先生で影響を受けたのはどんな先生?」

1つ目の問いは、いかがでしょう。
たとえば、「こどものたちの成長や将来」など、「こども」を中心に据えていますでしょうか。それだけあればまず第一関門は突破です。

実はポイントは2つ目の問い、こどもたちに関わるアプローチです。

たとえば、「わかりやすく勉強を教えること」「勉強が苦手な私に勉強の楽しさを教えてくれた」などの「教える存在」としての軸があれば、きっと「先生」は向いているでしょう

一方、「こどもたち一人ひとりがその子らしくいられるように支えたい」「こどもたちが力を発揮できるようサポートしたい」などサポートが軸の方は、実は先生以外の選択肢「こどもの福祉」を担う福祉職が向いているかもしれません。

こどもたちの成長を導くのは、「教える」ことだけではありません。本来持っている力を発揮できるように「引き出す」こと、それが「こどもの福祉職」の仕事の根幹になります。

「集団に関わる先生の仕事はしっくりこなかったけど、一人ひとりの子どもたちにじっくり関わる仕事がしたい」という方、ぜひこどもの福祉の専門職への門をたたいてみてください。あなたにとっての天職が見つかるかもしれません。

こども福祉の現場はどんなところ?何の資格が必要?についてあなたの興味や関心に合わせてお答えします。
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