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Feel~見上げれば、キミ~
覚えてるキミの声 忘れないあの笑顔
遠くても感じてた 愛と優しさ
忙しなく過ぎる日々 大切な日常を
子供のまま遠ざけて キミを傷つけた
後悔と不甲斐なさ抱いて 僕の日常は止まったまま
何もなく流れていく 涙の日々
想い溢れていく
キミを愛していた 心から愛していた
あの笑顔も 優しい声も
キミのすべてが愛おしかった
伝えたい想いも その肌に触れることも
できないけど 叶うならば
もう一度キミ
見上げれば、キミ ~後編~
それからというもの、僕の日常は一変し、正直夢なんてどうでもよくなっていた。
いつでも想ってくれていた彼女の気持ち、優しさ、愛を、自分勝手な理由で蹴とばし、それに気づかず、彼女をひとりにしてしまっていた。
そんな自分の不甲斐なさ、後悔。
触れることもできない、もうあの日々に戻ることはできないと解って初めて、いつしか当たり前になっていた彼女の存在が、自分にとってどれだけ大切だったかを実感したのだ。
見上げれば、キミ ~中編~
なんとも言えない感覚にかられたまま帰省したその日、僕は彼女の家を訪問した。
すると、彼女のお母さんは挨拶もそこそこに、僕を家の中へ案内したのだ。
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僕は目を疑った。
そこには彼女の姿はなく、代わりにあったのは、僕の大好きだった笑顔で写っている、彼女の遺影だったのだ。
僕はそれを見た瞬間、頭の中が真っ白になり、その場から動けなくなってしまった。
そしていろんな思い出、感情が沸き上がる。