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コスメに心を開く男性たちが急増中 ~期待が高まるメンズコスメ市場~

コスメに心を開く男性たちが急増中 ~期待が高まるメンズコスメ市場~

コロナ禍により女性向け化粧品の市場は大きな打撃を受けたとされていますが、男性用化粧品(メンズコスメ)市場は逆に拡大しているのです。

↓女性向けコスメに対するコロナの影響

コロナ禍で需要を増大させたメンズコスメ自粛期間にネットでのコミュニケーションが増え、WEB会議やソーシャルメディアなどで自分をより良く見せたいという気持ちが、メンズコスメの伸びを後押したとも言われています。

富士経済の推計に

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空前のサウナブームを読み解く。~”ととのい”たい若者たち~

空前のサウナブームを読み解く。~”ととのい”たい若者たち~

数年前からサウナブームが巻き起こっています。
日本の第一次サウナブームは1951年に「東京温泉」という銀座の温浴施設に、日本で最初に本格的なサウナが設置された頃。1964年の東京オリンピックでは選手村にサウナ施設が用意されて話題となり、フィンランド大使館のサポートもあって日本中でサウナが流行しました。1990年代にスーパー銭湯の開業数が増加したのが第2次サウナブーム。そして近年が第3次サウナブーム

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世界的なヴィーガン志向の流れはコスメブランドにも広がっています。

世界的なヴィーガン志向の流れはコスメブランドにも広がっています。

食生活で動物由来の成分が含まれる食物を食べない完全菜食主義のことを指すヴィーガン。
ヴィーガンのブームが日本でも拡がりをみせていますが、今やヴィーガン志向は食だけにとどまらず様々なジャンルに商品に広がっています。その中の一つ、コスメにもヴィーガンの波が急速に押し寄せています。

ヴィーガンとは健康や宗教の問題だけではない日本では未だにヴィーガンを選択する理由は、アレルギーやダイエットなどの健康上の

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【2020年】レモンサワーブームまとめ ~缶入り家庭用RTDが競い合う~

【2020年】レモンサワーブームまとめ ~缶入り家庭用RTDが競い合う~

飲食店からスタートしたレモンサワーブームは息の長いものとなり、令和に入ってからのここ2年間は第3次ブームとも言われています。
2019年~2020年も主要メーカーから様々なレモンサワー商品(RTD)が登場し、限定販売やリニューアルも続々と行われてきました。2020年はレモンサワー新商品のピークかもしれません。

令和以降のレモンサワー新商品2019年~2020年に大手酒造メーカーから新発売、リニュ

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アルコール離れは進むも「お酒の雰囲気」には価値がある? ~ノンアルコール・カクテル「MOCKTAIL(モクテル)」が注目度上昇中~

アルコール離れは進むも「お酒の雰囲気」には価値がある? ~ノンアルコール・カクテル「MOCKTAIL(モクテル)」が注目度上昇中~

アルコール市場は縮小方向へアルコール離れが語られるようになってずいぶん経ちますが、酒類の国内出荷量は、平成11年のピークから現在まで緩やかに減少を続けています。(国税庁調べ:酒レポートH31年度)
その理由としては
●年齢分布の変化
 ・最も飲酒習慣のある世代(30~60代)が高齢化し、酒量が減る。
 ・若者(20代以下)の減少により今後も飲酒習慣世代の規模が縮小。
●成人一人当たりの酒類消費量の

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羊肉がブレイク寸前! 高たんぱく低脂質が健康志向層にマッチ。

羊肉がブレイク寸前! 高たんぱく低脂質が健康志向層にマッチ。

牛豚鶏に続く“第4の肉”として羊肉ブームがじわじわと進行中。財務省の貿易統計によると、羊肉の輸入量は2016年から2018年までは3年連続で右肩上がり。羊肉を扱う東京都内の飲食店数も人気が高まり、店舗数もここ2,3年でグッと増えた印象です。ジンギスカンやラムチョップをはじめ、専門店以外でも、中華・台湾料理の店でも羊肉を扱ったメニューがあり、みなさんも羊肉料理を目にする機会が多くなっているのではない

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コーラは体にイイ飲み物なんです。2020年はクラフトコーラブームに注目

コーラは体にイイ飲み物なんです。2020年はクラフトコーラブームに注目

ここ数年のクラフトトレンドは、「サードウェーブコーヒー」「クラフトビール」「ビーントゥバー」など、嗜好性食品や飲料の分野でどんどん拡がりを見せています。その”クラフト”の波が今、「コーラ」に押し寄せています。
アルコール飲料であるビール、高カフェイン飲料であるコーヒーに対して、コーラはノンアルコール&低カフェイン飲料なので、実はよりカラダに優しく、多くの人が楽しめるクラフト飲料であると注目を集めて

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国産レモンが牽引したレモンブーム。

国産レモンが牽引したレモンブーム。

近年、息の長いレモンブームが続いています。
特に、瀬戸内レモン(広島レモン)に代表される国産レモンの認知・人気の高まりと連動しており、レモンを使った、お菓子・スナック、お酒、調味料などの食品を中心に、レモンを前面に押し出した商品を見かける機会がとても多くなりました。

レモンブームのきっかけは瀬戸内レモン瀬戸内レモン(広島レモン)の生産地である広島県は国産レモンの生産量日本一。
第一位の広島県が国

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AIが支えるパーソナライゼーションは、より精密に、より便利に。

AIが支えるパーソナライゼーションは、より精密に、より便利に。

マーケティング用語としての「パーソナライゼーション」とは、個々の人の興味・関心・行動に合わせてサービスを最適化することです。ここ4、5年で、AIやIoTなどの技術のもとでインターネットを活用し、カスタマイズ性を強化しながら、最終商品まで顧客一人一人へ需要と供給の最適化を目指すサービスが増えています。

カスタマイズやオーダーメイドは、昔からあるサービスですが、それらが人行うサービスであるのに対し、

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ついに大手が参入。2020年サブスクリプションサービスの今

ついに大手が参入。2020年サブスクリプションサービスの今

顧客と継続的に繋がり、安定収入が得られるサブスクリプション(サブスク)サービス。近年の話題と認知の高まりを受けて、大手企業が続々とサブスク事業に乗り出しています。

サブスクリプションサービスとはサブスクリプションサービスとは、提供する商品やサービスに対して、一定の利用期間に対して対価を支払う方式のこと。当初は音楽や動画などのコンテンツ配信サービスにおいてとして用いられることが多かったものの、今や

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「使いたい時だけ借りる」を実現するのは、借りやすさと貸しやすさ。~シェアリングサービスの拡大が加速中~

「使いたい時だけ借りる」を実現するのは、借りやすさと貸しやすさ。~シェアリングサービスの拡大が加速中~

企業や個人が持つモノやサービスをシェアする「シェアリングサービス」。シェアリングエコノミー協会の調査によると、2018年度のシェアリングエコノミー市場規模は過去最高の1兆8874億円。
2030年度には、5兆円を超えると試算されています。

ITが支えるシェアリング。今の時点で大きな割合を占めるのは、民泊、店舗、会議室などの「スペース」、洋服や鞄など「モノ」、自動車や自転車などの「移動」。
さらに

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ベジタリアンとビーガン増えてます。市場は世界的に急伸長し、日本でも2020に向けて続々参入。

ベジタリアンとビーガン増えてます。市場は世界的に急伸長し、日本でも2020に向けて続々参入。

「ヴィーガン」という言葉を見聞きすることが多くなりました。
「ベジタリアン」は、日本でも昔からよく知られた言葉で、『菜食主義者』つまり動物性のお肉や魚などを食べない人のことです。お肉から出る鶏ガラや、お魚から出る出汁も口にしませんが、鶏卵や牛乳などは口にすることが出来ます。

それに対してヴィーガン(Vegan)とは、ベジタリアンよりもさらにハードルを高めた『絶対菜食主義者』です。
お肉とお魚を食

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日本の発酵食は世界に誇れる健康食。ブームを繰り返しながら、世界市場も見据えたポジションへ。

日本の発酵食は世界に誇れる健康食。ブームを繰り返しながら、世界市場も見据えたポジションへ。

日本は発酵大国。
発酵は日本の食文化の大きな特長の一つですが、近年は、ブームとして取り上げられることが多くなりました。塩麹、甘酒、ギリシャヨーグルト、糠漬けなど、ここ10年間ほどで、発酵食品が次々とクロースアップされてきました。特に発酵食品の美容と健康に対する効果や栄養価値が評価され、若い女性にとっては、美容&健康食品として定番化したとも言えます。さらに近年の健康ブームから、より広い年代にも関心が

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デカフェ市場が拡大中。カフェインコントロールする人増えています。

第4次コーヒーブームのキーワードとも言われていた「デカフェ」は、今やコーヒー以外の飲料へも波及。海外ではすでに標準カテゴリーとなっている「デカフェ(カフェインレス)」。日本でも、2013年頃から、顕著な需要の高まりを見せています。
日本では健康志向から、カロリーのなどの「ゼロ・オフ商品」市場が拡大しているので、その流れに沿って、カフェインのゼロ・オフにも関心が高まってきたと言われています。
※デカ

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