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備忘録的なマガジン

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編集は「整理」、デザインは「整頓」。

編集は「整理」、デザインは「整頓」。

編集とデザインの役割のちがいときどき「編集とデザインの役割のちがい」について訊かれることがある。
ざっくりとした印象からすれば、「混同することはないでしょ?」といいたくなるところだが、じつは骨組みだけを取り出すと、両方とも「さまざまな情報をコントロールして価値を提示する」という意味では共通している。また、編集とデザインには、ひとつのモノをつくっていくうえでのフェーズのちがいのようなところもあったり

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いま働けていない方へ。新しいワークルールを実験する職場のオープニングメンバー募集。

いま働けていない方へ。新しいワークルールを実験する職場のオープニングメンバー募集。

仕事を休んだり、精神的に疲れて辞めてしまったり。怪我をしたり、体調や環境が変わってしまったとき。体が、心が、ついてこなくて「働きたいのに、働けない」ということがある。

僕は、そういう人達に「頑張ろう」とか「出来るようになろう」という支援を辞めた。そうじゃなくて、頑張らなくても働ける仕組みとか、出来なくても働ける仕組みを考えてきた。

でも、考えたり言ってるだけでは世の中は変わらない。だから新しく

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社会人大学院生に、1年次が始まる前にでも、或いは1年次の5月ぐらいまでに読み終えてもらいたい本 〜 社会構想大学院大学コミュニケーションデザイン研究科高広ゼミより

社会人大学院生に、1年次が始まる前にでも、或いは1年次の5月ぐらいまでに読み終えてもらいたい本 〜 社会構想大学院大学コミュニケーションデザイン研究科高広ゼミより

はじめに〜社会人大学院生の論理的思考不足は大きな課題 リカレント/リスキリングという言葉が知られるようになり、社会人が大学院にて学び直す機会が増えています。また、社会人向けの専門職大学院はどこも人気なようです。
 この専門職大学院、文科省の定める基準においては「論文相当」のものの執筆を必要としないところもあったりするのですが、修了要件に入っている場合は相応の文字数、だいたい4〜5万字程度を最低限と

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40代ジェネラリストが模索するポスト会社員の働き方

40代ジェネラリストが模索するポスト会社員の働き方

以前も記事にしたとおり、私のキャリアは ザ・ジェネラリスト と言えるようなもので、それを活かすには「経営」に関わるのがひとつの道だと思って、これまで社会人人生を送ってきた。

高い専門性をもつスペシャリストへの憧れやコンプレックスは未だにあるけれど、どうあがいても自分はそうはなれないし、そういうタイプではないことも、さすがにもうわかっている。

さて、突然ですが、ここで皆さんに質問。

ジェネラリ

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ジェネラリストな私を形づくった10冊(社会人10年目までに読んでおいて良かった本たち)

ジェネラリストな私を形づくった10冊(社会人10年目までに読んでおいて良かった本たち)

先日、自社のPR記事で自宅の本棚が晒されるという恥ずかしい事態に遭遇した。恥ずかしすぎて、シェアを控えたほどだ。本棚を見られるって、なんであんなに恥ずかしいんだろう。

人に見られるのはイヤだが、自分の本棚を見るのは好きだ。在宅勤務が増えたことで、本棚を見返す機会も増え、自分に強く影響を与えた本や、若いときにバイブルにしていたような本を手に取るのが楽しい。つい仕事をサボりたくなる。

取り立てて専

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衰退が確定した国におけるプランB

経産省の「未来人材ビジョン」はとてもよく書けていて、日本の現状を突きつけるものだった。

https://www.meti.go.jp/press/2022/05/20220531001/20220531001-1.pdf

残念だけど、日本はすでに詰んでいて、今後も停滞が続くと個人的には思っている。僕がその見識を信頼する人たちも、大声では言わないけれども同じような意見だ。

なぜ詰んだといえるの

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GDPの計測方法が管理部門の成果の定義やKPIのヒントになる

GDPの計測方法が管理部門の成果の定義やKPIのヒントになる

柴田(@4bata)です。「無形資産が経済を支配する」を読んでる途中に思いついたことをメモします。

前提1:管理部門が費用削減ばかり注目される理由は、大多数の社員が「売上-費用=利益」をベースに仕事をしているから・会社の中のほとんどの社員は「売上-費用=利益」をベースに仕事をする
・「売上」がない管理部門は「費用」を削減して、利益を出せといわれがち
・それ以外の「成果を定義するコンセプト」が必要

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恋に落ちる36の質問

恋に落ちる36の質問

こんにちは、『ただ話を聞く人』です。

今回は、質問するだけで恋に落ちてしまう恋愛心理学のお話です。
カップル同士でやるもよし、片思いの子にちょっとしかけるもよし!
知っているだけで楽しめる質問を紹介したいと思います。

1.「36の質問とは何か?」

この質問は心理学者のアーサー・アーロン氏が20年に渡る研究をまとめた1997年に発表した研究論文が元となっており、もともとは「恋に落ちる」というこ

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「恋愛は10代のうちにしておいたほうがいい」という不都合な事実

「恋愛は10代のうちにしておいたほうがいい」という不都合な事実

毎度、知らなくてもいい「不都合な事実」をお知らせしておりますが、今回は知ったところで「もう遅い」と言われるかもしれない内容です。

全体的な未婚化・晩婚化の中で、こんな記事を発見しました。この記事によれば、「10代後半~20代前半の男女の間で、25歳前後での結婚を希望する人が増えている」とあります。しかし、内容を読んだ上でも、どこにもその根拠となるエビデンスは書いてありませんでした。数名の定性調査

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「大人のまなびなおし」に必要なこと

「大人のまなびなおし」に必要なこと

あらゆる活動がオンラインで完結できるようになったことで、「まなび」の選択肢も多様化している。

逆に、これまで通学が前提となっていた大学が強制的にオンライン講義に移行したことで、従来の教育機関の存在意義も問い直されているように思う。
働きながらまなぶための利便性が上がった一方で、オンライン講義を聞くだけならもっと安価に知識を得る方法はある。
学校だからこそ得られる知識と経験とは何か。
価値の再定義

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スタートアップ資本政策の6箇条

もともと有料ノートだったのですが、出してからもう3年経つので無料公開としました。最近買ってくださった皆さん、申し訳ありません。それだけの価値があると思ったら「サポート」欄から投げ銭してください。(2019年2月11日)

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スタートアップの資金調達について重要なことがあまり世の中にシェアされていない気

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ベンチャーファイナンス 101 (随時更新)

ベンチャーファイナンス 101 (随時更新)

こんにちは。五常・アンド・カンパニーの堅田です。例にもれず当社もWFHが続いているのですが、やはりリモートでの知識・情報の共有に難しさを感じています。ということで、チームへの情報共有を兼ねて、財務・経営関連で私自身が参考としてきた良質な書籍やコンテンツを、独断で選び若干の補足説明を付してnoteに整理してみました(約24,000字)。101は英語で「入門講座」の意です。

誤解してほしくないのはど

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「あの人、直球をちゃんと投げられないのに、変化球を覚えてしまったんでしょうね」

「あの人、直球をちゃんと投げられないのに、変化球を覚えてしまったんでしょうね」

明日の言葉(その31)
いままで生きてきて、自分の刺激としたり糧としたりしてきた言葉があります。それを少しずつ紹介していきます。

外出自粛が長く続き、家で料理を作る人が増えている。
魅力的な簡単レシピもたくさん共有され、「あー作ってみたいなぁ」とよく思う。

そんなときふと思い出すエピソードがあって、今日はそれを書いてみようと思う。

20年間くらい、「さとなお」という名前で食事系のライターを副

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誰かのための資金繰り予定表のたたき台

誰かのための資金繰り予定表のたたき台

 お陰様でフォロワー数が1,000アカウントを超えました。ありがとうございます。

1,000アカウント記念に何をさせてもらおうかと考えた末に、企業にとって大事な資金繰りについて初noteを書くことにしました。といっても教えるというようなものではなく、私がどうやって資金繰り予定表を作成しているのかをただ晒すだけです。ですから、このやり方が正しい、というものではありません。

まったくもって洗練した

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