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日々の思いを書き留める

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日常生活からの気づきをエッセイとして記します。週2回更新。
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#子育て

たまには息子とふたりで過ごし、スナックのママになって話を聴く。

たまには息子とふたりで過ごし、スナックのママになって話を聴く。

土曜日。ぎっくり腰をやってしまう。
2回目なので、感覚としては中度。なかなかツライ。
そんな中、強行すると決めたお茶の約束前に駆け込んだ整体は、9月限定お会計時の割引ジャンケンで盛り上がっている。

運良く?院長に当たり、少しだけマシになる。明日の予約も自動的に入れられた。

帰宅後が痛みのピーク。
でも、「痛いんだ」と主張できることで心は楽だった。むしろ、少し楽になっているような気がする次の日の

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アパートがレストランになった日

アパートがレストランになった日

「ウィ、シェフ!」と夫が10歳の息子に言う。
「お飲み物は何になさいますか?」と8歳の娘が言う。
この日、我が家は1日限りのフレンチレストランになった。

“食べることが好き”
これが私たち家族のキャッチコピーだ。
夫はフレンチの料理人を経て、今はパティシエ。
休みの日にも料理やお菓子を作ってくれる根っからの“食の人”である。
おかげで、家族みんなが見事なまでの食いしん坊になった。

例えば、大福

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お母さんも、たまには寝込む。

頭痛持ちにはキツイこの季節。

今日も午前中から(予感がする〜)と思っていたら、夕方を前に超酷くなってしまった。

頭痛薬って、実際どうなんでしょうねぇ。。

昔から偏頭痛持ちで、中学生の頃にはお医者さんから「我慢しないで薬を飲んで大丈夫だよ」と言われてたけど、いつまで経っても心のどこかで(飲まないで治せるに越したことはないだろうに)という罪悪感みたいなのを抱えながら、EVEに手を伸ばしている。

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ハンカチ選びのセンスはいつどこで育む?

ハンカチ選びのセンスはいつどこで育む?

ハンカチとか、靴下とか、下着とか細部に拘れる人って憧れます。その感性はいつどこでどうやって育まれたんだろう?と興味が湧きます。



小6の息子がいるのですが、
洗濯し終わった半ズボンのポケットからこんなハンカチが出てきましたーー!!

うわぁーーーー!!!

びっくりしたーーーーー!!!



ハンカチとティッシュは、小学校では必須らしいですね。

わたしは持ってたり持ってなかったり、プレゼ

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ここからの10年を生きる

ここからの10年を生きる

人生9回目、6年振りの引越しが完了。

18歳まではずっと実家だから、そこからの20年で8回か。割と多いのかな?

いずれにしても
「次の10年が始まった。」
そう体の奥で認識しました。

子どもたちのこんなに無邪気な笑い声を目の前で聴けるのは、その10年のうち、あと何年あるのだろう?
よーく響かせて、記憶しておこうと思います。



さて、所狭しと運び込まれた荷物の山をひとつずつ片付け

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あの頃は、メイクをしていなかった。

あの頃は、メイクをしていなかった。

しばらく子どもと離れて1か月半も離れていた小学生の子どもたち二人が帰ってきた。

思いがけず長かった自分の時間は、遠い昔のことのように感じる。たった2日前なのに!

ひとりで過ごす日々は、もう心は常に感傷的な10代か20代くらいになっていて、何かをしていたい性格が明らさまに顔を出し、英語や国語の勉強のエンジンはかかるし、本は読むし、歩くし、書くし、歌うし、忙しかった。人に会ってはいけないという安心

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ありがとうと言わなかった日

ありがとうと言わなかった日

言えたのに言わなかった"ありがとう"の話。本来なら、私たち親子は5月からフィリピンへ1年間の親子留学に行く予定でした。しかし、コロナの影響で延期になりました。
でも、今の家は出る契約だったので、引っ越しに伴い子ども達は5月で転校します。

通っていた学校では、上の子が1年間吹奏楽クラブに所属していました。

先日、最後の書類を受け取りに小学校へ行った時、吹奏楽顧問の先生を視界の隅に見つけたので

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バラバラ家族でも

バラバラ家族でも

今日という日曜日は、家族全員バラバラの場所でバラバラの事をしている。

まだ子供たちは小学校低中学年だというのに、我が家は家族がなかなか揃わない。

夫が土日仕事の職種だと意識した時に、わたしも土日仕事をしよう、と思った。

もし、わたしがフルタイムの月〜金が仕事で土日休みで、ひとりで子供たちの相手をしていたら、今頃家庭は崩壊していたかもしれない。

人には、得意不得意があるのだ。

という訳で、

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息子の言葉

息子の言葉

小学校四年生の息子は、今サッカーに夢中だ。

二年生の頃から週に一度のサッカースクールに通っていたが、物足りなくなり、
今年の初めからは小学校のチームに入り、毎週土日を練習に費やしている。

休みの日に朝8時からの練習なんて、勘弁してくれと親としては思うけれど、本人はちゃんと起きて準備をする。

とは言っても、実は小学校のチームに入るまでにはものすごく時間がかかっている。
体験に行ってから決めれば

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タブー

タブー

『やってはいけないと思っていたことを
自分に許したら、
お母さんが愛しく思えた。

わたしにはこの人の血が流れている。
それが誇らしく思えた。

70歳を越えたお母さんは、
ハンバーガーショップでアルバイトはじめた。

わたしなんか足手まといと言いながら、
お母さんは確実に美しくなった。

何故かわたしまで仕事を増やして、
はじめることの大変さを密かに共感していた。

あえてお母さんには言わないけ

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雪の日の母の杞憂

雪の日の母の杞憂

2018/1/22 大雪の午後

雪がますます降り積もる中、
学校から子供たちが帰ってくるのを待たずに仕事へ向かう。
この少し不安な気持ちは、彼らが何歳になるまで続くのだろう。

少し感傷的な今日。

たった10分の道のりを、転ばずに帰ってこられるかな。
娘はおっちょこちょいだから。
走ったら危ないことは思い出すかな。
「雪合戦したい!」なんてお兄ちゃんは言ってたけど。

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