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息子の言葉
小学校四年生の息子は、今サッカーに夢中だ。
二年生の頃から週に一度のサッカースクールに通っていたが、物足りなくなり、
今年の初めからは小学校のチームに入り、毎週土日を練習に費やしている。
休みの日に朝8時からの練習なんて、勘弁してくれと親としては思うけれど、本人はちゃんと起きて準備をする。
とは言っても、実は小学校のチームに入るまでにはものすごく時間がかかっている。
体験に行ってから決めればいいのだけれど、
それさえもずっと躊躇っていた。
ある時、決意したように「体験に行く」と言い出し、そのまま入部を決めた。
彼はなかなか自分の意思を持っている人なので、わたしは何も強制はしないできた。
それが良かったのか、自分で自分のタイミングを見極める力があるのかもしれない。
そんな訳で、毎週、楽しそうに通っている。
ところで、サッカーシューズには、トレーニングシューズとスパイクがあり、試合の時にだけスパイクを履いてもいいルールになっている。
ずっと欲しがっていたのでついに買うことになり、昨日スポーツ用品店へ行った。
これまた決めるまで相当の時間がかかったが、写真のものに、彼が自分で決めた。
あれこれ見ているのに、最初からこれを触っていたし、何度も目が向いている。母として、(これが欲しいに違いない)と観察していたが、見事に的中!メンタリストばりである。
わたしは普段、あまり"買ってやらない親"だ。
サッカーを始めるとなれば、カッコいいブランドのアイテムを一式揃えてやる親もいるけれど、我が家は最低限。
本人もそれはもう承知しているようだった。
しかし、昨日はなんだか日頃頑張っている息子を応援してやりたい気持ちになったので、
わたしにしては奮発して、練習着上下とソックス、リフティング練習用のミニボールも買ってあげた。
そしたら、
喜んでいるのか、そうでもないのか、分かりにくい息子がひと言
「こんなに買ってもらったんだから、プロにならなきゃね。」と、大人っぽくも、はにかみながら言ったのだ。
かわいい〜〜〜!!!
抱きしめてやりたくなったけど我慢して、
「頼むよ!」と背中を叩いた母なのでした。
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