お母さんも、たまには寝込む。

頭痛持ちにはキツイこの季節。

今日も午前中から(予感がする〜)と思っていたら、夕方を前に超酷くなってしまった。

頭痛薬って、実際どうなんでしょうねぇ。。

昔から偏頭痛持ちで、中学生の頃にはお医者さんから「我慢しないで薬を飲んで大丈夫だよ」と言われてたけど、いつまで経っても心のどこかで(飲まないで治せるに越したことはないだろうに)という罪悪感みたいなのを抱えながら、EVEに手を伸ばしている。

夕飯も作れず、光も音も遮断した寝室でゔーとか、あーとか言ってた。

今日は薬も効かない!!変な脂汗は出てくるし。気持ち悪くなってくるし。

息子は部屋で映画を観てるらしく、娘だけが心配してちょこちょこ顔を出してくれる。

「大丈夫?」
「お水飲む?」

娘はママ大好きっ子で、世話焼き。

時々、わたしと一緒に横になってみている。

心配性でもあるから、「もう大丈夫!」と言ってあげたいんだけどそれが出来ないくらいしんどかった。

わたしは普段からなかなか弱音とか吐けないのだけど、ちょっとウザいと感じる時があるくらい(ごめん)素直な娘の前では、不思議と弱音を出せることがたまーにある。

今日も痛みの力を借りて「ハグしてーー」なんて柄にもない事を言ったのだけど、娘は「あぁママ!よしよし!」と背中をなでなでしてくれた。

そのハグが予想以上に心地良くて、こっそり泣いた。

こんなに簡単に涙って出るんだって自分に驚いた。

でも、娘に見つかったら心配させるから、「ご飯炊いてくれる?」と用事を頼んでまた一人になった。

昔から、頭痛や生理痛で最悪な状態の時に、心の奥で凝り固まっていた悲しみとか寂しさみたいなのが浮かんできて、泣く。泣くために痛くなってるんじゃないかと疑いたくなるくらい、そうやって何かをデトックスしてる気がしてた。まだ、あるのかい?

その後、また寝室にきて横になった娘。
「まだ痛い?」と聞かれ
「うん、、、、」と答えたら

「、、、ママ、可哀想、、、うっ。うっ。」
と、泣き出してしまった。。。

あぁ、9歳にはまだ荷が重かったんだね。
甘えちゃってごめん。
心配させてごめん。

「ママのこと心配で泣いちゃったの?」と聞いたら、うんって言ってた。

「もう!なんて優しい子!!」と言ってわたしも抱きしめた。

落ち着いたら、お味噌汁も作ってくれることになって。
シレーっと自分の部屋から出てきた息子と娘で超簡単な炒め物を作り、あとは納豆!の夕ご飯が完成していた。もう21時近かったけど。

わたしもやっと光のある所へ出ていくことができたので、一緒に少し食べた。

普段と比べると貧相なおかずを見ながら、子どもたちはニヤニヤしている。「なんかさ、、ちょっと貧乏家っぽい笑」

炒め過ぎてしなびた野菜は確かにアレだけど、いやいや、充分よ。立派よ。ありがとう!

でもでも。
やや元気になったわたしは思う。

この一連の事態を必要以上に詫びないぞ、と。
(むしろ、部屋から出てくるのが30分遅いぞと息子に説教をしたいくらいだ。笑)

わたしだって具合悪くなることはあるし、ご飯を作れないときもある。いつも完璧ではいられない。

心配かけたり、かけられたりしながら行こうよ。

そうやって色んな気持ちを知っていこう。わたしも一緒に学ばせておくれ。

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