桑原由樹 時代革新

埼玉県で呼吸器内科医をしています。日本呼吸器学会専門医。その他今までとは全く異なるアプ…

桑原由樹 時代革新

埼玉県で呼吸器内科医をしています。日本呼吸器学会専門医。その他今までとは全く異なるアプローチ「一新循環」を通して、心の底から安心して過ごせる社会を目指すスタートアップ政党、「時代革新」を企画しています。 https://1link.jp/jidaikakushin

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固定された記事

【大募集】ぜひ私たちと、より安心して過ごせる社会を目指しませんか?

 はじめまして。政治団体、時代革新の桑原由樹です。今回私たちの政策「一新循環」の15回の解説が終わったことを機会に、私たちと共に新たな社会運動「時代革新」に参加…

パレスチナ問題でとるべき日本の立場

2023年10月7日、衝撃的なニュースが世界を駆け巡りました。パレスチナのガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスが、イスラエル領内に侵入し数多の民間人を殺傷するとい…

【経済】最近のニュースまとめ

 お久しぶりです。時代革新の桑原由樹です。  今回は最近起きたニュースを2つほど取り上げ、その共通する事項を探ってみたいと思います。 日銀、長期金利の誘導目標を事…

プリゴジンの乱で思ったこと

 みなさんこんにちは。時代革新の桑原です。  6月24日、衝撃的なニュースが飛び込んできました。 プリゴジン、反乱を起こす  ウクライナ侵攻以来、その悪名を世に轟…

【考察】衆議院の解散権。果たして国民のためになっているのだろうか?

 6月15日、岸田首相は今国会での衆議院解散を否定した上で、16日に立憲民主党が提出した内閣不信任案を否決し、同日通常国会は事実上閉会しました。  ただそこに至るま…

【悲報】下がり続ける実質賃金。どうすればいいのだろう。

 みなさんこんにちは。時代革新の桑原です。 13ヶ月連続で下がり続ける実質賃金  今月6日、厚労省の毎月勤労統計調査が発表され、4月の実質賃金が3.0%の低下であったと…

【江戸時代か?】岸田翔太郎氏、総理秘書官を辞任

 みなさんこんにちは。時代革新の桑原です。 岸田首相、長男の翔太郎秘書官を事実上更迭  岸田首相は5月29日、長男で総理秘書官であった岸田翔太郎氏を事実上更迭し…

【考察】G7広島サミットは果たして有意義だったのか?

 広島で5月19-21日まで行われたG7広島サミットが終わりました。  今回のG7サミットは、例年新聞の一面に小さく扱われる扱いから一転、ウクライナのゼレンスキー大統領が…

【書籍紹介】日本銀行 我が国に迫る危機

 今年4月、日銀の黒田前総裁は退任し、新たに植田新総裁が就任しました。このタイミングで、かねてより日銀の金融政策に警鐘を鳴らしていた河村小百合さんの新著、「日本…

【政策⑮】誰も言わないことを言う勇気

 これまで、約14回にわたり私たちの政策、そしてそれがいかに既存の与野党の政策と異なるものかをご説明してきました。  最後に、私たちの政策に対する気持ちをお話さ…

【政策⑭】日本の社会保障負担は世界の比べてどうなの?

 前回、消費税の増税分の使いみちを、①プライマリーバランスの黒字化、②社会保障制度の充実、に利用するとご説明しました。  すでに5→8%、8→10%と消費税が上…

【政策⑬】消費税を上げると景気が良くなる?

 前回までの過程で、消費税の特徴についてお話してきました。  私たちの一新循環では、一定の賃上げ後に消費税率引き上げを主張しています。これはなぜでしょう。  消…

【考察】放送法の解釈変更。何が本質的な問題か?

 いま世間では、放送法の解釈変更に関して、その経緯を記した総務省の内部文章が話題となっています。  とくに高市早苗氏が、その文章が捏造だったら議員辞職すると言い…

【元徴用工問題】日韓はどのような関係になるのが望ましいだろうか?

 韓国の朴振外相は3月6日午前、日韓間の最大の懸案である元徴用工の訴訟問題について、韓国大法院(最高裁)判決で確定した被告である日本企業の賠償を、韓国の財団が肩…

【政策⑫】給付面でみた消費税と、政府への信頼の大切さ

 前回、消費税の歴史と、現在の財源としての立ち位置についてお話しました。  今回はまず、消費税でしばしば指摘される逆進性について考えていきたいと思います。 消費…

【所感】ロシアのウクライナ全面侵攻から一年になるにあたって

 プーチンによるウクライナへの全面侵攻開始から、2月24日で一年が経過しました。当初三日でウクライナの敗北で終わると予想されていたこの戦争は、ウクライナのゼレン…

【大募集】ぜひ私たちと、より安心して過ごせる社会を目指しませんか?

【大募集】ぜひ私たちと、より安心して過ごせる社会を目指しませんか?

 はじめまして。政治団体、時代革新の桑原由樹です。今回私たちの政策「一新循環」の15回の解説が終わったことを機会に、私たちと共に新たな社会運動「時代革新」に参加していただける皆さまを新たに募集したいと考えております。

 私たちの政策「一新循環」がどのようなものか、詳しく知りたい方は以下①〜⑮をご覧になってみてください。

【政策①】地震、津波、原発事故、戦争。みなさんは、これらが財政破綻と同じだ

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パレスチナ問題でとるべき日本の立場

パレスチナ問題でとるべき日本の立場

2023年10月7日、衝撃的なニュースが世界を駆け巡りました。パレスチナのガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスが、イスラエル領内に侵入し数多の民間人を殺傷するという事件です。その模様はハマスによって配信され、凄惨な画像はイスラエルだけでなく世界に衝撃を与えました。

イスラエルはハマスを武力で殲滅する方針とし、近く大規模なガザ地区への地上侵攻が予想されています。またすでに空爆で大勢の死者が発生

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【経済】最近のニュースまとめ

【経済】最近のニュースまとめ

 お久しぶりです。時代革新の桑原由樹です。
 今回は最近起きたニュースを2つほど取り上げ、その共通する事項を探ってみたいと思います。

日銀、長期金利の誘導目標を事実上柔軟化

 1つ目は、日銀が2016年から行っているYYC(イールドカーブコントロール)政策で長期金利の誘導目標をプラスマイナス0.5%から、0.5%は維持しつつも1.0%まで容認するという決定をしたことです。

 以前の記事を参照

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プリゴジンの乱で思ったこと

プリゴジンの乱で思ったこと

 みなさんこんにちは。時代革新の桑原です。

 6月24日、衝撃的なニュースが飛び込んできました。

プリゴジン、反乱を起こす

 ウクライナ侵攻以来、その悪名を世に轟かせるようになったワグネルと、そのトップであるプリゴジン氏が、ロシア軍から攻撃を受けたと主張し、ロシア国内へ逆侵攻。南部のロシア領ロストフ州州都、ロストフナドヌー市にあるロシア軍の南部軍管区司令部を制圧し、首都モスクワに迫ろうとした

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【考察】衆議院の解散権。果たして国民のためになっているのだろうか?

【考察】衆議院の解散権。果たして国民のためになっているのだろうか?

 6月15日、岸田首相は今国会での衆議院解散を否定した上で、16日に立憲民主党が提出した内閣不信任案を否決し、同日通常国会は事実上閉会しました。

 ただそこに至るまでに、岸田首相は散々解散を視野に入れていると示唆する発言を繰り返し、衆議院の解散はあるものだと思った方も大勢いらっしゃったのではないでしょうか?(私もその1人です)。

 自民党はおそらく、非常に高度な選挙対策を持っているのだと思いま

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【悲報】下がり続ける実質賃金。どうすればいいのだろう。

【悲報】下がり続ける実質賃金。どうすればいいのだろう。

 みなさんこんにちは。時代革新の桑原です。

13ヶ月連続で下がり続ける実質賃金

 今月6日、厚労省の毎月勤労統計調査が発表され、4月の実質賃金が3.0%の低下であったと発表されました。13ヶ月連続で実質賃金が低下しているとのことです。

 今年の春闘は、過去にないくらいの賃上げが行われました。それが反映されれば、5月以降の実質賃金はプラスになるかもしれません。

 しかし、私たちは忘れてはいけ

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【江戸時代か?】岸田翔太郎氏、総理秘書官を辞任

【江戸時代か?】岸田翔太郎氏、総理秘書官を辞任

 みなさんこんにちは。時代革新の桑原です。

岸田首相、長男の翔太郎秘書官を事実上更迭

 岸田首相は5月29日、長男で総理秘書官であった岸田翔太郎氏を事実上更迭しました。翔太郎氏は週刊誌で、首相公邸内で忘年会を開いたとして公私混同と批判を浴びていました。

 G7広島サミットで内閣支持率が上昇していた岸田首相にとって、翔太郎氏の一件は、せっかく上がった支持率を低下させる大きな要素となり得るもので

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【考察】G7広島サミットは果たして有意義だったのか?

【考察】G7広島サミットは果たして有意義だったのか?

 広島で5月19-21日まで行われたG7広島サミットが終わりました。

 今回のG7サミットは、例年新聞の一面に小さく扱われる扱いから一転、ウクライナのゼレンスキー大統領が急遽訪日し、またG7首脳たちが広島の平和記念公園で献花をするなど、話題性に富むものとなりました。

 このG7広島サミット、みなさんもさまざまな感想をお持ちになったことと思います。

 そんな中で私は、主に2つの重要な点があった

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【書籍紹介】日本銀行 我が国に迫る危機

【書籍紹介】日本銀行 我が国に迫る危機

 今年4月、日銀の黒田前総裁は退任し、新たに植田新総裁が就任しました。このタイミングで、かねてより日銀の金融政策に警鐘を鳴らしていた河村小百合さんの新著、「日本銀行 我が国に迫る危機」が出版されました。(以下リンクです。日本銀行 我が国に迫る危機 (講談社現代新書)

 詳しい内容は書籍を読んでいただければよく分かりますが、アベノミクス以降のとち狂った日銀の金融政策、そして財政規律をほとんど意識

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【政策⑮】誰も言わないことを言う勇気

【政策⑮】誰も言わないことを言う勇気

 これまで、約14回にわたり私たちの政策、そしてそれがいかに既存の与野党の政策と異なるものかをご説明してきました。

 最後に、私たちの政策に対する気持ちをお話させていただけたらと思います。

 私たちが「一新循環」を掲げているのは、全ては、少しでも不安だなと感じる機会を減らし、将来にわたって安心して生活できる世の中になってほしい。

 この思いからだけです。

 そして、既存の与野党の政策では、

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【政策⑭】日本の社会保障負担は世界の比べてどうなの?

【政策⑭】日本の社会保障負担は世界の比べてどうなの?

 前回、消費税の増税分の使いみちを、①プライマリーバランスの黒字化、②社会保障制度の充実、に利用するとご説明しました。

 すでに5→8%、8→10%と消費税が上がっている中で、それ以上の負担なんてできるわけないだろう!消費税を上げて、消費の落ち込みをこれ以上加速させてどうするんだ!などの意見もあるのは承知しています。そこで、今回は、諸外国と比べた日本の税負担について考えてみたいと思います。

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【政策⑬】消費税を上げると景気が良くなる?

【政策⑬】消費税を上げると景気が良くなる?

 前回までの過程で、消費税の特徴についてお話してきました。

 私たちの一新循環では、一定の賃上げ後に消費税率引き上げを主張しています。これはなぜでしょう。

 消費税は1%の引き上げでおよそ2.5〜3兆円の税収を得られると言われています。私たちは、消費税率引き上げにより、①プライマリーバランスの黒字化と、②医療・介護・障害者福祉費の無償化を目指します。

①プライマリーバランスの黒字化とは何か?

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【考察】放送法の解釈変更。何が本質的な問題か?

【考察】放送法の解釈変更。何が本質的な問題か?

 いま世間では、放送法の解釈変更に関して、その経緯を記した総務省の内部文章が話題となっています。

 とくに高市早苗氏が、その文章が捏造だったら議員辞職すると言い、その後文章の記載内容が捏造だったら議員辞職するにトーンダウンしたため、同氏が議員辞職するかしないかで国会で論争が行われているようです。

 詳細な経緯はニュースなどで報じられている通りかと思われますが、この問題の本質的な懸念事項とはどの

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【元徴用工問題】日韓はどのような関係になるのが望ましいだろうか?

【元徴用工問題】日韓はどのような関係になるのが望ましいだろうか?

 韓国の朴振外相は3月6日午前、日韓間の最大の懸案である元徴用工の訴訟問題について、韓国大法院(最高裁)判決で確定した被告である日本企業の賠償を、韓国の財団が肩代わりする解決策を発表しました。

 解決策は韓国行政安全省の傘下の「日帝強制動員被害者支援財団」が、遅延利子を含む賠償金相当額を原告側に支払う内容です。

 その資金は企業からの「自発的な寄付」でまかなうとされており、被告の日本企業の資金

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【政策⑫】給付面でみた消費税と、政府への信頼の大切さ

【政策⑫】給付面でみた消費税と、政府への信頼の大切さ

 前回、消費税の歴史と、現在の財源としての立ち位置についてお話しました。

 今回はまず、消費税でしばしば指摘される逆進性について考えていきたいと思います。

消費税の税率は貧富の差に関わらず同じ

 消費税の話で必ず出てくるのが、消費税はお金持ちからもお金がない人からも同様の税率で取られるから、お金がない人にとっては負担が重くなる=逆進性の問題がある。という点です。

 たしかに、年収1億円の人

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【所感】ロシアのウクライナ全面侵攻から一年になるにあたって

【所感】ロシアのウクライナ全面侵攻から一年になるにあたって

 プーチンによるウクライナへの全面侵攻開始から、2月24日で一年が経過しました。当初三日でウクライナの敗北で終わると予想されていたこの戦争は、ウクライナのゼレンスキー大統領のリーダーシップと、ウクライナ国民の英雄的な継戦と、そして西側諸国による軍事支援のおかげで、今日もウクライナは敗北することなく自分たちの土地に立ち続け、頑強に抵抗を続けています。

 ウクライナでの戦争に関しての私の考えは、前に

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