#277 【3分理解】日銀マイナス金利解除のニュースがドヤ顔で説明できるようになります!
どうも!若手の研修兄さんこと、海先輩です。
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おはようございます。海先輩です。
いつも読んでいただきありがとうございます。
今日は、日銀のマイナス金利解除のニュースをドヤ顔で説明しちゃおうぜ、というお話です。
【なんとなく最近ニュースで聞くようになったな。でもよく分からん】というそこのあなた!ここで理解しておくことで周りと差をつけることができます。
居酒屋のテレビでマイナス金利のニュースが流れたとき、
【そうこれのせいで家賃上がったら嫌だよな〜】とサラッと言えると、連れから「え?なんか関係あるの?」と聞かれるんです。
そしたら満を持して【そうそう、マイナス金利じゃなくなるとさ〜…】とドヤ顔で解説してみてください。
【すごい!物知り〜♡】となるか【は?何こいつウンチクうっざ】となるかのどっちかですね。
まあどうせならどんなニュースなのか、今何が起きているのかくらいは理解したいところだと思います。
今日は【①マイナス金利って何?】【②なんでマイナス金利が始まった?】【③なんで今マイナス金利を解除した?】【④これからどうなるの?】の4つに分けて解説していきます!
①マイナス金利って何?
「よし、じゃあ今日は21日だから出席番号21番の比嘉、マイナス金利ってなんだ?」
比嘉は絶望ですね。(うわ最悪、しらねーよ、もう寝てーよ、体育のあとの現社が一番気持ち良く寝れんだよ)という状態です。
比嘉が当てられてホッとしているそこのあなた。マイナス金利を説明できますか?
偉そうにすいません、かくいう僕はよく分かってなかったので、勉強しました。
マイナス金利とは、民間の銀行が日本銀行(中央銀行)にお金を預けたとき、普通はそのお金に利子がついてお金が増えていきます。それがマイナス金利(=マイナスの利子)になると、逆にお金が減っていってしまうよ、ということです。
まずそもそも民間の銀行が日本銀行にお金を預けるってどういうことか。
民間の銀行が扱うお金は、個人が扱うお金と異なり巨額です。その巨額のお金を一民間企業が抱えているのでは破産リスクなどを回避できません。
そのため、日本の中央銀行(銀行の銀行)である日本銀行にお金を預ける(安全な場所にお金を置いておく)ことにしているんです。
民間の銀行が日本銀行と取引を行う際に使っているのが、日銀当座預金口座と呼ばれるもので、日本銀行はこの口座の一部に長らくマイナス金利を適用していたんです。
②なんでマイナス金利が始まった?
日銀は2013年から徐々に金融緩和を進め、マイナス金利政策を始めたのは、【2016年】です。(日本銀行HPより)
なぜマイナス金利を始めたのか、それは【デフレを脱却したいから】です。デフレにはいろんな説明の切り口がありますが、主に【モノやサービスが売れないことで物価下落していく状態】をいいます。(内閣府HPより)
ではなぜデフレを脱却したいかというと、デフレの状態では、
【モノが売れない→売るために価格を下げる→価格が下がることで従業員の賃金も減る→個人は消費を抑えるために、モノを買わない→モノが売れない・・・】
と、悪循環になってしまうからです。
そこでマイナス金利にすると、民間の銀行は日本銀行にお金を預けても減ってしまうだけなので、企業にどんどんお金を貸し出すように動きます。
となると、社会にお金が出回るようになる(モノやサービスに投資されたり、賃金を上げたりなど、いろんな形で)ため、お金の価値が下がり、モノやサービスの価値が上がる【インフレ】の流れに持っていくことができるんですね。
社会の授業で【大量の札束をカートに詰め込んで買い物に行く絵】や【子供が札束を積み木がわりにして遊んでいる写真】を見たことがないでしょうか。
あれは行き過ぎたインフレで、【ハイパーインフレ】というやつですね。インフレとデフレがごっちゃになったら、子供が札束で遊ぶ様子=インフレと覚えるといいと思います。
③なんで今マイナス金利を解除した?
2024年3月19日、日本銀行はマイナス金利政策の解除を決めました。(その他の金融緩和政策も併せて解除するみたい)
なぜ今マイナス金利を解除したのかというと、植田総裁(日本銀行の1番偉い人)は記者会見で「賃金と物価の好循環の強まりが確認されてきた」と理由を述べたそう。(2024年3月20日日本経済新聞一面より)
②でマイナス金利にしてデフレ→インフレの流れを作り、物価を上げる作戦に出たと説明しました。
実際その効果があり、物価は上昇していったんです。ここ数年【物価高】という言葉をよく聞きましたよね。卵や野菜やガソリン代が高騰したニュースを覚えている人も多いはず。
ただ物価は上昇したものの、それが従業員の賃金になかなか反映されていない状況がありました。
物価だけが上がって賃金が上がらないと、余計に消費しなくなってしまうので、本当の意味でデフレを脱却することはできません。
そこで労働組合が毎年2月頃、賃金やワークライフバランスについて経営層と交渉を行う春闘(春季労使交渉)にて賃上げを求める声が強まったんですね。
春闘の流れは、2月頃に労働組合が【給与を〇〇%上げてくれ〜】とお願いをして、経営側がそれを検討し、3月頃に【では〇〇%(何円)の賃上げを行う】と回答します。
2024年の春闘では製造業の8割が要望に対して満額回答だったそう。(2024年3月13日日本経済新聞より)
こういった春闘での交渉により、物価の上昇に併せて賃金も増加していく流れができてきました。
だから日本銀行は目的を果たしたマイナス金利政策の解除に舵を切ったんですね。
④これからどうなるの?
日本銀行のマイナス金利政策についてあーだこーだ言いましたが、【んで結局これからどうなるの?】これを知りたいですよね。
結論、どうなるかはやってみないと分かりません。経済と女心は移ろいやすいですからね。
ただ、こういうことが起こるんじゃないか?と言われていることを2つ紹介したいと思います。
■預金の金利が上がる可能性がある
個人が利用する預金の金利が上がるかもしれないと言われています。これは嬉しいですよね。
現在普通預金の金利は【0.001%ほど】です。100万円銀行に預けたら、1年で1,000円しか利子がつかないということです。雀の涙ですね。
その金利が、なんと【0.4%ほど】まで上昇するのではという見立てもあり、実際に検討している民間の銀行もあるんだとか。
老後2,000万円問題(実際はもっとだけど)への対策として、個人投資を促すムーブメントが盛んですが、金利が上がるのであればあえて預金を選択するという人も出てくるかもしれませんね。
このあたりは個人のスタンスに合わせてジャッジが必要です。
■家賃が上がる可能性がある
これはバッドニュースかもしれません。以下の図を使って説明します。
例えば、マンションのオーナーが不動産投資として毎月7万円を銀行に投資していたとします。対してマンションの住人は家賃をオーナーに毎月8万円支払いをしています。
するとオーナーは7万円の投資に対して家賃収入が8万円なので、毎月1万円の利益が出るわけです。
しかしこれから、マイナス金利の解除に伴い銀行が不動産商品に毎月3,000円の金利を付けた場合、オーナーはこのままだと毎月の利益が金利分下がってしまいます。
そこで住人から貰っていた家賃を金利の上昇に合わせて値上げすることで、オーナーは自分の利益を守る、という可能性があるというわけです。
家賃の値上げに関しては別の観点もあります。
マイナス金利解除に伴い不動産の価格が上がると、個人は家を買いにくくなります。するとオーナーは【ちょっと家賃を上げても持ち家も値上がりしているから、退去しにくいだろう】という考えに至り、家賃を上げる可能性があるという見立てです。
ただ先にも話した通り、経済は先が不透明なので何が起こるかはそのときが来ないと分かりません。
ただ世の中は今こういう状況なんだな、というのを知っておくことが大事だと思います。
これを読んで、今ニュースで取り沙汰されているマイナス金利解除についてだいたい理解できたところで、今日は同僚を誘って飲みに行きましょう。
そして何気ない感じでマイナス金利の話に持っていき、今日得た知識を披露してみてください。
尊敬されるか、ウザがられるかは、あなた次第です。
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