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毎日のちょっとした気付き

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毎日の私の小さな気付きが、どこかの誰かの生きやすさに繋がることを願って。
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#ひとりごと

わたしの本心は、ひとりの時にだけ

わたしの本心は、ひとりの時にだけ

人と会話をしながら、わたしはよく嘘をつく。

スタートからわたしはクソ野郎かっていう出だしを書き出した自分にガッカリするが、きっとこれは本当のこと。いやね、嘘とは言っても、事実を大きく曲げたり、人に迷惑がかかるレベルで嘘をついているわけではない。それだけは言わせてくれ。つまり、どんな嘘をよくつくのかというと「わたしはわかってます」という小さな嘘だ。

わたしが本当に「分かる」タイミングは、会話の後

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完璧にはなれない

完璧にはなれない

何かを始めたいと思った時、誰かに何かを伝えようと思った時、完璧にできるようになるまで待つ人がいる。もっとできるようになったら、もっと完璧になってからって。それまであえて動かない人も。

でも、「完璧」なんてものは存在しない。人生は死ぬまで準備。「準備ができたら」なんてものは一生、やってこない。何かを目指すのは素敵なこと。とても尊いこと。でも完璧な人なんて誰もいないし、自分も完璧になんてなれない。今

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グラデーションは否定しない

グラデーションは否定しない

今この沖縄にいて、毎日見れる景色が教えてくれることがたくさんある。沖縄には(特に私が住んでる地域は)ほとんど高い建物がない。電柱もあまり見かけないくらいだ。そんなところに住んでいると空がすごく広く感じる。空が広いところにいると、こんなにも雲には種類があって高さがあって動きが違うことに驚く。そして私は、その空の色のグラデーションがとても好きだ。どこに区切り目があるかなんてわからないグラデーション。ど

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綺麗にやろうとしない

綺麗にやろうとしない

なんだか人は、人に迷惑かけずに、出来るだけ感情を動かさずに、失敗する事なく一番納まりのいいように、事を運ぼうとする。人間なんて、自分なんてそんな万能じゃないことを知っておきながら。

美しくことを終えようとすると発見が減る。成長が減る。そして美しくことを終えようとすることで美しさも減る。本当は私たちなんて不格好で不器用で、壁にぶつかることでしか変化できなくて、ネガティブな気持ちを感じれないと幸せも

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「いま」を決める

「いま」を決める

人には決める力がある。決断する力。何かを選択するには、必ず決断するというプロセスを経て、何かを選んでいる。これだけの情報社会でこれだけ情報が溢れている中、人は毎日選んで決断して実行してを繰り返している。思ってるより途方もないことを我々は一瞬一瞬しているんだなと今これを書きながらぞっとした。

朝起きることから服を選ぶことも仕事に行くことも、何を食べるか何を発するか。無意識という名の意識がものすごい

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表現の世界で

表現の世界で

世の中には表現の自由という権利がある。表現する方法も内容も見解も様々で、それでいい。とても表現しやすい世の中になってきているし、なにをしても批判されることは昔ほどない。

私は表現が大好きだ。それは表現は誰かの為にするものではなく、自分の中にふつふつと浮き上がるものを表すだけのものだからだと思う。要は自己満でいいのが表現である。そして、自分が表現を愛するのと同時に、人の表現も大好きである。どんなも

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籠り始めるとき

籠り始めるとき

今日から3月。今まだ外は暗い。実は今日からは今までにないくらいの早起き生活が始まる。2020年が始まってからいろんなことをすでに感じてきていて、時代の流れの変化ももちろんだけれども、自分としてどう在りたいかなんていうものも、なんだかものすごく大きい視点で見れるようになってきた。そんな時にいろんなご縁が重なって、新しいことをたくさん始めることが決まった。そして今日がその初日。世の中の4月はこんな気持

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ざわざわ

ざわざわ

最近は心がいつもざわついている。今までだったらこのざわつきが嫌でしょうがなくて、どうにか早く脱したくて(脱したい気持ちはもちろん今も強くあるけれど)、とりあえずこのざわつきを抑える手段に何か手を出してってしてたのだろう。だけど今、このざわつきと向き合うことを始めているわたしがいる。

どうしてざわついているのだろう。このざわざわはなんなんだろう。正直いろんなことが最近上手くいってるようで上手く行っ

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安心が欲しくて

安心が欲しくて

人間だもの、心安らかでありたい。でも人間だから、不安も常に心を支配する。不安が少なくて、安心がある方がいい、なんとなくそう思うけれど、不安がなければ安心を感じることもない。

不安が心を襲ってくるとき、心は安らぎを求めてなにかに手を伸ばす。癒してくれる何か、安心させてくれる何か、空いた穴を満たしてくれる何かに。

安心したくて、恋人を求めて、安心したくて、ものを買って、安心したくて、仕事を辞められ

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内なる凶器

内なる凶器

ストレスとは内なる凶器である。内なる凶器は、少しずつ少しずつゆっくりゆっくりあなたを切り裂く。気がついたら神経も切られてしまって、感覚がなくなる。内なる凶器の存在に気がつくときは、外まで流血してしまってから。その時には、もう立つことができなくなってしまっているのだ。

そんなことを感じるほど、私はストレスに弱い。というか、自分自身のストレスというよりは人のストレスが憑依したような感覚になり、気がつ

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空間に投げかける

空間に投げかける

私が文字を綴るとき、何かを形に残すとき、誰かに届いて欲しいと強く思うわけでも、自分自身に強く念じたいわけでも、実はない。

前にも書いたことがあるけれど、私は強制される、押し付けられることが大嫌い。よって強制することも押し付けることも、ことごとく嫌う。

私の考えは私の考えであって、誰かが同じである必要はないし、同じであったら嬉しくはあるけれど、そうでなくてもその人の中にその人なりの何かがあればそ

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まるで縛られているようで

まるで縛られているようで

日本という国から始まり、制度、ルール、仕事や、住んでる場所、家庭環境、色んなことが自分の選択を左右している。そして、ほとんど人が色んなことに左右「されてる」と思う。

何かを選ぶも、選ばないも、その選択をしているのは環境そのものじゃない。自分自身。何かの選択をするとき、強制されてるから仕方ないということも、本当は強制されてるわけじゃない。強制されておいた方が都合がいい何かを自分で選んでいるだけだっ

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彼が映す世界

彼が映す世界

私の夫、海人はカメラマン。私はヘアメイクとしていつも一緒にお仕事をしている。今日も前撮りの撮影で、夫婦で北海道札幌へ向かっている。夫は映像も写真も両方撮影するのだが、今回の出張は、前撮りの写真撮影と、イベントの映像撮影の両方だ。

私は、海人の撮る写真がとても好き。写真を撮り始めてものすごく長いキャリアがあるわけじゃないし、一緒に仕事し始めてまだ1年くらいでもある。でも、私は海人の、なんのフィルタ

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自分につく嘘が1番自分を苦しめる

自分につく嘘が1番自分を苦しめる

嘘って人につくものだと思われてるけれど、1番人がついてる嘘で多いのは、きっと自分に対しての嘘。

夫婦間での約束とか、親友とかの約束とか、『嘘はつかない』ってよくあるよね。嘘ついたら針千本飲ますって。針千本ってなんて恐ろしいんだ。ていうくらい悪いとされていることを、人は平気で自分にする。自分で自分に針千本飲ませてる。

本当は出来るはずのことを出来ないって嘘ついたり、本当はやりたくないことをしたい

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