「犯罪心理学」からすれば、世の中は、性善説を基に制度化されており、そのことを逆手に取れば、不正をすることは、簡単かもしれませんが、人間は、本質的には、制度を逆手にとって不正をできるようになっておらず、常に、高い倫理を求めており、そうすることのできないごく一部の人が、犯罪に走る。
不特定多数の人が出入りする私の職場。従業員しか入ってこない場所とは言え、人目につき、手を伸ばせば届く場所に置いた私が悪いのだろう。ランチバッグが消えていた。お気に入りだったのに。 性善説。人のものは盗らないでしょう。そんなこと思いもしないでしょう。でも、そう考えない人もいるのね。
「犯罪心理学」から言えることは、犯罪の種類と手口は、同じで、くり返されることであり、典型的なのは、横領や詐欺や強盗など、あまりにも古典的な手口のくり返しに驚き、さらに、日本の社会は、おめでたいほど「性善説」の立場に立ち、広い意味での危機管理(犯罪対策)が、できていないことです。
「犯罪心理学」から見れば、性善説を前提とした危機管理無きに等しい世界でも稀なほど寛大な日本の社会制度に、いま、ひびが入りつつあり、その一因は、中国や南米や東南アジアからの移民や期限付労働者の存在にあり、犯罪分析によって分かることは、社会無知に起因する強盗行為、防御法は監視カメラ。