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フランス地方在住。鬱病の長女。フランス人夫。 人生の終盤、ただ時間をやり過ごしている日…

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フランス地方在住。鬱病の長女。フランス人夫。 人生の終盤、ただ時間をやり過ごしている日々をつらつらと投稿。

最近の記事

嬉しいニュース

昨年の夏、ホスピスに入院していた大切な友人が逝ってしまった。 日本にいた彼女、フランスにいた私、コロナ禍で渡航できなかった三年間、会うことはできず、再会の願いも叶うことはなかった。今も尚、心に空白を抱えたままでいる。 彼女の訃報を受けた後の記事↓ そんな私に、嬉しいニュースが届けられた。 彼女の愛娘が、この4月からフランス駐在となったのだ。しかも、私の街から電車で40分ほどの街に暮らし始めた。時間ができたら、私に会いにきてくれると言う。まるで、友人の魂を一緒に連れてきてく

    • 自転車

      パリ市内の移動、 車より自転車が増えたという 新聞記事を読みました。 2022〜2023年の調査結果 徒歩 53.5% 公共機関 30% 自転車 11.2% 車 4.3% フランスは、自転車が車と同じ車線を走るので、運転している側、少なくとも私はこわいので、とても注意を払っています。 我が街も2年ほど前から道路整備が進み、自転車専用道路が増えています。 それに伴い、自転車利用者も増えたので、一時期自転車屋さんが大賑わいでした。修理屋さんも大繁盛で、人手が足りないと嘆いてい

      • 不特定多数の人が出入りする私の職場。従業員しか入ってこない場所とは言え、人目につき、手を伸ばせば届く場所に置いた私が悪いのだろう。ランチバッグが消えていた。お気に入りだったのに。 性善説。人のものは盗らないでしょう。そんなこと思いもしないでしょう。でも、そう考えない人もいるのね。

        • 私が暮らすフランス地方紙に、日本のオーバーツーリズムについての記事が掲載されていました。 祇園への観光客の立ち入り制限が主な話題。富士山への入山規制についても言及しています。

        嬉しいニュース

        • 自転車

        • 不特定多数の人が出入りする私の職場。従業員しか入ってこない場所とは言え、人目につき、手を伸ばせば届く場所に置いた私が悪いのだろう。ランチバッグが消えていた。お気に入りだったのに。 性善説。人のものは盗らないでしょう。そんなこと思いもしないでしょう。でも、そう考えない人もいるのね。

        • 私が暮らすフランス地方紙に、日本のオーバーツーリズムについての記事が掲載されていました。 祇園への観光客の立ち入り制限が主な話題。富士山への入山規制についても言及しています。

          時間を大切に

          これは間違いなく、 歳を重ねたことが関係している。 「時間を大切しよう」という気持ちが 日に日に強くなってきている。 別に楽しいことが続いて欲しいとか 一分一秒が惜しいということではなく、 きつい仕事が待っていても、 早く時間が過ぎ去って欲しいと 思わなくなったというか、 それでも無駄にできない時間なのだと 考えるようになった。 中学時代だったか、高校時代だったか、 私が通っていたプロテスタントの 中高一貫教育の学校には、 毎週一時間「聖書」の授業があった。 正直なと

          時間を大切に

          年に二回

          今度の日曜日、またこの日がやって来る。 年に二回(実質年に一回ずつ)の時間変更。 3月最終日曜日に夏時間への移行が実施される。 真夜中2時が、ぴょ〜んと3時になって、日本との時差は7時間。 仏時間+7時間=日本時間。 今現在は冬時間で、日本との時差は8時間。 10月最終日曜日の真夜中2時が1時になる。 1時間では、さすがに時差ボケはないけれど、 身体的にも精神的にもよろしくない。 体内時計が狂わされる。 年に二回のこの日が嫌いだ。 実際このことで、体調に異変を感じる人

          年に二回

          誰かを思い出す

          何かの行動が 誰かを思い出させることがある。 そんなことを考えたのは 爪を切っている時だった。 「夜爪を切ると親の死に目にあえない」 そうよく言っていたのは、母だった。 私が暮らすフランスと日本の時差は 今度の土曜日までは8時間。 仏時間+8=日本時間 うっかりこちらで夜爪を切り始めると 「時差があるから、日本は夜じゃないよ」と 自分に言い訳をしたりしていた。 それでも、両親の最期には立ち会えなかったけど。 ティラミスやシュケットを作る度に、 それが好きだった、昨年亡く

          誰かを思い出す

          終了のお知らせ

          下の記事を掲載してから一ヶ月が経ちました。 青少年支援センターの後押しもあって、彼女なりに努力して、履歴書を出した店とは違うペットショップで、五日間の研修をさせてもらえることになりました。 彼女の願いは、ここでの研修を経験にして、動物保護センターでボランティアとして働き、少しずつ精神的な問題を緩和させていくと共に、就職へとつなげていくことでした。 研修の初日。私の心配は的中して、時間になっても彼女は起きてきませんでした。それでも私は諦めず、励ましの声をかけ続け、なんとか

          終了のお知らせ

          好きなこと

          小学生の頃から、ジグソーパズルが好きだった。 家族(特に母と私)で始めた750ピースのパズル🧩 何と完成間近、1ピース足りないことに気付いた。もちろん落ちてやしないかと、地べたに張りついて探した。でも見つからない。まさかの不良品? その後の詳細な経緯は分からないが、両親は店かメーカーにクレームを入れたのか、後日お詫びの手紙と1000ピースのパズルが届いた。 それ以来、いくつのパズルを完成させただろう。いくつが最高だったかな。5000ピースだったかな。数年後には、熱が冷めてい

          好きなこと

          私が暮らすフランスでも、鳥山明氏の逝去が大きく取り上げられている。X上では、マクロン大統領は、自身の鳥山氏サイン入りの絵を公開。首相も追悼の言葉を述べている。 マンガやアニメが、日本文化を広めていること、それが浸透していることは、間違いない。

          私が暮らすフランスでも、鳥山明氏の逝去が大きく取り上げられている。X上では、マクロン大統領は、自身の鳥山氏サイン入りの絵を公開。首相も追悼の言葉を述べている。 マンガやアニメが、日本文化を広めていること、それが浸透していることは、間違いない。

          私の街にもやってきた

          やってきたのは、「鼓童」という 太鼓を中心とした日本の伝統的な音楽を 披露してくれる集団。 私が暮らしているフランスでは 今までにパリ公演が 何回か開催されていたのは知っている。 地方に住む私には、今まで機会がなく、 聴きにいけないことを残念に思っていた。  ところが、今年はなんと、私の街でも 公演が開催されることになった。 その情報を得るや、すぐにチケットをゲット。 そして、公演の日を迎えた。 私は和太鼓(打楽器全般)の音色が大好きだ。 身体に伝わる振動も心地良い。

          私の街にもやってきた

          歯車

          歯車が噛み合わなくなった。 人間関係に、時々、起こること。 元に戻すことはできるのか? そもそも、 歯車は噛み合っていたのか? かけ違えたボタンを それと気づかず、 そのままにしていたのか? 気づいていたけど、 それで良しとしていたのか? 本当の機械は 歯車が噛み合わなくなれば 止まってしまう。 でも、人間関係は違うだろう。 歯車が噛み合わなくても 回すことはできる。 一つの歯車を 人間の一つの価値観と捉えれば、 全ての価値観が合う人など いないのだから、 噛み合

          何しようかな

          急に訪れた隙間時間 「わー、何しよう」と嬉しくなる。 そう言えば、子供の頃、 何かを選ぶのに、なかなか決められないと こんな呪文を唱えながら、選んだっけ。 どれにしようかな 神様の言う通り なのなのな 最後の「な」が止まった先が選ばれしものなのに、結局、「やっぱり、こっちにしよう」なんてこともあったりして、これはただの遊びだな。 私は関東人だけれど、他の地方にも似たようなものがあるのかな? 言葉は違うのかな? 私がいるフランスにも同じような歌がある。 Plouf P

          何しようかな

          柑橘類

          冬になると、日本の柑橘系果物が恋しくなる。 私が暮らすフランスにも柑橘類は出回る。 Clémentine(クレモンティンヌ)、Mandarine(マンダリンヌ)が代表的。 オレンジ、グレープフルーツ、レモン、ライムなどは、日本と変わらず。 Clémentine(クレモンティンヌ)は好き。 でも、違うんだなぁ、日本のみかん類とは。 温州みかん 夏みかん 八朔 伊予柑 清見みかん デコポン 最近気になるのは紅まどんな。 私が日本にいた頃は、みかんを箱買いして、 玄関横に置

          駒の一つ

          私を採用くれたディレクターが退職する。 突然のことだった。 彼は、先週水曜日に本部に呼び出され、即日合意による退職となった。それに同意しなければ、解雇の選択肢しかないのだから、受け入れざるを得ない。解雇なら、失業保険は出ない。 首切りの理由は、いくつか教えてもらったものの、ほぼ会社都合のように聞こえる。 退職日は3月末日だが、有休消費のため、先週いっぱい働いて、事実上職場を去った。 そして、昨日いつも多くの社員の尻拭いをしてきた、長年勤務しているNo.2の上司が倒れた

          駒の一つ

          映画から与えられる課題

          またまた、深く考えさせられる映画を観てしまった。 昨年原作を読んだ「ある男」。 自分を冠した名前でなく、「自分を生きる」ことが重要であるとの思いとは裏腹に、その名前によって、自分であることが証明され、それに囚われて生きていかなくてはいけない。 戸籍交換しようと、他人の名前で生きていこうと、自分自身の本質は変わらない。 過去は変えられないが、未来は変えられるという希望はあるが…。 でも、本名で生きてきた自分、別の名前で生きていく自分、そこに乖離はないのだろうか。 この

          映画から与えられる課題