後悔しない親の介護✿ 郷堀有里夏
介護の情報や私の感じた事や考えたことを書いています。
高齢化に伴い、ビジネスケアラーは今後増加していく。2030年には、家族介護者のうち約4割(約318万人)が ビジネスケアラーになる見込み。介護、仕事、家庭、育児と沢山の役割を担う介護者の為の健康についての記事です。
コロナ渦で施設入所した母。家に帰りたいと何度もお願いされたが、なかなか在宅介護に踏み切れなかった。介護を考えると真っ先に浮かぶのは自分の人生と仕事と、在宅介護を反対している家族のこと。このままでは後悔すると思い、素直な心のままに動いたら、温かで笑顔が溢れる介護と看取りが待っていた。
人の老いや死は避けては通れない。母の死を経験しやっと自分の生に向き合うことが出来た。生を全うしたいなら死も同じように考えられる世の中にしたいと願っている。 私の経験や仲間たちとの活動の案内なども記録しています。
健康とは身体の健康だけでなく心の健康も重要でお互いに影響しあっています。健康であるためには様々な角度から身体と心を整えるケアが必要です。コミュニケーションと認知科学を中心に学んだ私の仲間、wellnessナース達が日頃行っているセルフケアをお伝えします。
親の介護が始まると自分の生活はどうなるのか、仕事は続けられるのか、家族との生活はどうなるのかと、不安が頭に過る方が多いのではないでしょうか。 私も母の介護が始まると、これからの自分の人生がどうなるのか不安でいっぱいでした。しかし、その不安は無くなり介護の時間がとても幸せに感じる事が出来ました。 介護と自分の人生 日本は超高齢化社会に突入しています。 介護離職や老老介護、高齢者施設の数が足りないなど、介護の課題は沢山あります。 介護される人が「80~89歳」の場合、介護する
親の介護は子の努めという考え方は以前のブログでも書いたように介護の歴史から紐解けます。 施設入所になると子供は親に申し訳ない気持ちを抱く方も少なくありません。でも、施設に入所していても介護はしているんですよ。 介護は身体介護だけではない まず、介護の定義です。 介護と聞くと身体介護全般をイメージされる方が多いのではないでしょうか?定義にもあるように日常生活全般を行う事も介護と言います。買い物や金銭管理、食事作り、身の回りの安否確認なども介護です。 どうしても介護とい
先日、親のみとり意見交換会で洗面が思うように促せず、歯磨きをすることが出来ないと介護の悩みを共有して下さった方がいらっしゃいます。 そこで私は訪問看護や介護の方に頼ってもいいのですよとアドバイスしました。 このアドバイスになるほど!!というような新鮮な驚きだったようです。 皆さんは訪問看護師とどのように関わっておられますか? 医療保険、介護保険の訪問看護 ( 訪問看護の利用時間 ) 介護保険利用の場合 ①20分未満、②30分未満、③30分以上60分未満、④60以上90分未
介護をしているとついつい頑張ってしまいがち。 私もため息が出たり、「なんで?」と困惑したりと、きっと難しい顔をして母の前に居たと思います。 そんな時にはどうすれば良いか、提案させてくださいね。 介護も自分の時間 私は通い介護で実家に帰っていた時、折角だからとお気に入りのパーキングエリアに行って、必ずと言っていいほどお花を買って帰っていました。 母も私も花が好きな事と自分自身が嬉しい気持ちになるからです。 ミニブーケにしたり、鉢植えを買ったりしていました。 お花を差し出すと
3月4日、親のみとり意見交換会を行いました。 3名の方が参加して下さいました。 早速、noteで感想を書いてくださっています。 blanche_123_123 さんありがとうございます。 介護されている環境や状況はそれぞれ違いますが、参加者の方々が意見交換をする中で参考になるところ様々な気づきがあったようです。 同じ介護経験をしていなくても、それぞれの立場を考えを自分に置き換えながらお話を聞かれ、お互いに声を掛け合いながら会が進みました。 この会はその場で解決案を出すと
在宅介護の虐待は年々増えているそうです。 この新聞の記事は2021年のものですが、今後は高齢者の総数が増えるため、件数が伸びるのではないかと懸念しています。 在宅介護で虐待が起こる理由として、介護者の介護疲れ・ストレスが全体の4分の1を占めているそうです。 皆さんは手を挙げることはしなくとも、介護から離れたいと思ったことはありませんか? 誰だって、一度や二度、いや・・・何度も「もう限界」そう思った事あると思うんです。 でも、今も介護しているって事は、ご両親に育ててもらった
介護の期間は病状にもよりますが 男性は9.79年、女性は12.93年ぐらいだそうです。 介護者は仕事をしながら、子育てをしながら仕事と介護を両立をしなければなりません。どんな工夫をしたら良いのでしょうか? 皆さんはどんな工夫をされていますか? 1,女性がしなければならないという思い込みは捨てる 昔は自宅で女性が介護するのが当たり前だったような気がします。 実際、私の母も祖父母を介護していました。 今は共働きが多くなり、男性も家事をこなしたり子育てを手伝ったりする家庭も多
介護は情報ありきです。まずは情報収集をされるとよいと思います。 今日は意外に知られていない情報をまとめてみました。 1,介護サービスを利用開始してから気を付ける事 介護は人と人が繋がってサービスが成り立ちます。 在宅介護の調整はケアマネジャーが行います。その方と介護に必要な情報を共有し必要な介護サービスを選択していきます。 でも、ケアマネジャーと良い関係性が築けなかったらどうしたらよいでしょう。ケアマネジャーは変更する事は可能です。訪問介護の事業所や、担当ヘルパーなども
みなさんは離れて暮らすご両親に連絡をされたりしていますか? お盆、お正月に帰るよとか、子供が進級したよとか、用事のある時にしか連絡しない人もいるかもしれません。 今日は日頃からご両親とコミュニケーションを取っておく事の大切さを書いています。 1,特別な用事がなくても連絡を 実家を離れて少しの間は元気に暮らしているか、困ったことはないかとご両親から連絡がありませんでしたか? 結婚をして家庭を持つようになると用事のある時にしか連絡をお互いにしなくなっていませんか? ご両親から
最近読んでいる本に家族について書かれていました。 自分が生まれ育った家族の事を「生育家族」、結婚などする事によってつくった家族を「創設家族」というそうです。 私は結婚をしていません。 兄姉は家庭を持っています。義理の兄や姉は「創設家族」、もちろん甥っ子も創設家族です。唯一、年の離れた長兄は一人暮らしなので、私は「生育家族」としてゆくゆくは兄を看とることになります。 両親が生きている時には家族を意識しましたが、二人とも他界し家族・兄妹の意識は勿論あるものの「創設家族」がある
母を介護する場所は施設だと決めていました。あまりにも老朽化した家、高齢者には危険が一杯の環境だからです。最終的には施設から引き取り在宅で看取りましたがどんな工夫と何が必要だったかまとめてみました。 1,老朽化している我が家 在宅介護を躊躇っていた背景には老朽化した我が家の環境が原因の一つです。昔の茅葺屋根だった平屋建ての家は高齢者には住みにくく子供世代から見ると段差は高いし、お風呂の浴槽を跨ぐにも大腿骨頸部骨折をして股関節の動く範囲に制限がある母には一苦労です。 障害物が
ブログをフォローさせていただいている方が、興味深い記事を書かれていました。 『独身男性は半数が60代で亡くなっているという真実』 その理由はいくつかありますが幸福度が低いために、手っ取り早く食事やアルコールに頼ってしまう事。 幸せの価値観はそれぞれ違いますが、男性は女性を喜ばせたり、子供の成長の為に一生懸命働いたり、会社の為に成果を上げたり 自分の幸せを考えるより、誰かの幸せの為に貢献してきていると思うんです。 既婚か未婚か、年収が多ければ幸せなのかという点でも触れられてい
年に一度はご両親に会いに帰省する方は多いと思います。久しぶりの再会でご両親の変化に気づく方もおられると思います。家の中を観察しご近所の方とお話してみて下さい。何か変化はありませんか? 私の母親の変化と対策をご紹介します。 1,久しぶりに帰った実家で気づくこと 母が介護サービスを活用していない時は6ヶ月、または1年に一回の帰省ペースでした。 たまに帰ると家具の配置が変わっている事があり身体機能が維持出来ている事と一人で工夫している様子が分かり安心していました。 ある時タン
ウェルネス講座まつりのご案内をしています。 親をみとった私が言うのも変ですが、親をみとるなんて考えたくない現実でした。親は年を取り、子供も40、50代の大人になり現実問題その時は訪れるのです。 みなさんは考えたことありますか、親との別れをどう迎えたら良いか・・・ 今日は「親のみとりの心構え」の講座をするせのようこさんをご紹介します。 ↓ ↓ ↓ 【講座名】 親のみとりの心構え 【講座の要約】 これから訪れる超高齢化社会に向けて、自宅でご両親を看取るための心構えについ
今年もあと一週間となりました。 noteに沢山のご訪問ありがとうございました。 一年って本当に早いですね。 去年の今頃は日々母の容態が変わりドキドキしていたのと 年が越せそうだと分かりホッとしていたのと いろんな感情を味わっていました。 一位の記事は固定している記事で、私のブログの入り口になっている記事 二位は母が自宅に戻ってきて水入らずで過ごした時間を書いたもの 三位は49日が終わって兄弟達の変化を書いたもの 振り返ってみると、在宅介護が不安だったのですが、やはり最
日本の病院受診率を検索していたら興味深い記事発見。 引用させていただきました。 ーーーーHEALTH PRESS から引用ーーーー 日本は国民皆保険制度で誰でも自由に安価な医療を受けられるとされている。 まず医療の「クオリティー」について見ると、日本女性の平均寿命(86.6歳)は世界一、男性(80.2歳)もトップクラス。ヨーロッパでは、女性はスペイン(86.1歳)、男性はスイス(80.7歳)の平均寿命が長い。 さらに日本の乳児死亡率は出生1000人当たり2.1人と12