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マーケターを生業として20年超、化粧品や生活雑貨のカテゴリーで豊富な経験と実績を積んできた。 ビジネスでも人生でも、マーケティングの原理原則を学ぶことが極めて有用、いや不可欠だ。 そんな信条の下、noteで毎日発信を継続中。

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  • マーケティング事例集

    具体的な商品(製品/サービス)の成功・失敗事例に関する記事を集めてみました。

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    ドラッカーに関係する記事を集めました。

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    ドラマティックアカデミーフェス、通称「DAF」に関連する投稿を集約しています。

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    マーケティング、ブランド、セグメンテーション/ターゲティング/ポジショニング、などなど、基本的な概念に関わる記事を集めました。

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    自分自身のキャリアをより良いものにするためには、「刃を研ぐ」必要がある。 そんな、「刃を研ぐ」のに有用な情報を書いた記事をまとめた。 各種セミナーに参加した折のレポートも多数含む。

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「スーパームーン」とマーケティング

昨晩は、地球から月が最も近い満月と なった。 その名も「スーパームーン」。 多くのメディアがこぞって取り上げて いたので、夜空を見上げて確認した 方々も多かったに違いない。 ご多分に漏れず、私も夜中にベランダに 出て、少し霞のかかったようなお月さまを 拝ませてもらい、写真まで撮らせて もらった。 いつもの満月より大きいのでは? そんなことに誰かが最初に気付き、 やがて科学の進歩と共に、 その気付きが正しかったことが 証明されたのだろう。 ほとんどの人は、いつもの満月よ

    • 値切り一辺倒のバイヤーは十分な仕事をしていない

      業務スーパー、通称「業スー」。 私の自宅からも行ける範囲に店舗が あるが、今や全国に1,000店舗以上 あるらしい。 そして売上は4,000億円。 ということは、店舗あたりにして 年間1億円、1日あたり30万円弱を 売り上げている計算となる。 客単価が3,000円だと100人の来店、 あるいは1,500円だと200人の来店、 などと分解していくと、 「業スー」の商売のリアルな感じが おおよそイメージできる。 ディスカウントスーパーのオーケーに ついては、色々とメディアに

      • 返報性の原理を活用するサカイ引越センター

        チャルディーニの『影響力の武器』を 読書会で読み進めている。 社会心理学、行動経済学といった 分野に分類されるであろう名著で、 長年にわたり多くの人に読み継がれて いる。 本書では、 6つの重要な原理が紹介されている。 その6つとは、以下の通りだ。 現在は、1つ目の「返報性の原理」を 丁度読み始めたところ。 その意味するところは、 人は自分のために何かしてもらうと、 「お返し」をせずにはいられない、 そんな抗いがたい特性を持っている ということである。 早速交わされる

        • お彼岸に咲くから彼岸花

          彼岸花(ひがんばな)の正式な学名は、 リコリス・ラジアータ。 リコリスというのは、甘草(かんぞう)の 英訳として覚えていたので、同じ仲間だと いうのが少々意外だった。 こちらのWikipediaにもある通り、 他の呼び方として、 ・曼殊沙華(まんじゅしゃげ) ・葬式花 ・墓花 ・死人花 ・地獄花 ・幽霊花 ・捨て子花 といったかなり多くの別名、 ないし地方名を持っている。 そして、そのほとんどが、何とも 不吉な印象を抱かせる名前である。 確かに、お墓のそばに植えられて

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          「旨み」キーワードが人気上昇

          1ヶ月ほど前の日経MJ記事で、 「データインサイト」という コーナーにおいて、買い物時の 口コミ件数が多いキーワードが 紹介されていた。 昨今のインフレ状況を受けて、 といった物価高関連キーワードが 軒並み上位を占めていたのが 大変に特徴的だ。 絶対数が多いワードに加え、 前年比で特徴的な動きをしている ワードも4つ程取り上げられていた。 その筆頭として挙がっていたのが、 「旨み」というキーワード。 「旨み」と聞いてすぐに思い出すのは、 やはり「味の素」。 「うまみ調

          「旨み」キーワードが人気上昇

          リーダーシップをどう定義するか

          「リーダーシップ」という言葉を使った このnoteのエントリーを数えると、 約1360日連続投稿しているうち 50本ほどがヒットした。 全体の4%弱だから、相当な数になる。 私がよく教えを乞うている 小杉俊哉先生は、リーダーシップ論に 造詣が深い。 リーダーシップのスタイルが、 「1.0」から「3.0」へ、そして来るべき 「4.0」時代へと変化する旨を 著書の中でまとめられている。 大学時代の経済法の恩師である 田村次朗先生は、法律学に加えて 「交渉学」を研究対象とされて

          リーダーシップをどう定義するか

          歴史コンテンツを学び直してみる

          日曜日に、西早稲田まで赴き、 高田馬場ラビネストという名前の 小劇場で催されたイベントに お邪魔してきた。 「日本史はらぺ考」 という奇妙な名前の「朗読史劇」。 「はらぺこ」、要は食事の観点から 歴史に光を当てて、面白おかしな コンテンツに仕立て上げたもの。 「朗読」と銘打ちつつ、 「演劇」っぽさもありながら、 「講談」のようでもあり、 かつて体験したことのない 極めてユニークなコンテンツ。 新ジャンルを創造したと言っても 差し支えなさそうだ。 途中10分の休憩を挟みつ

          歴史コンテンツを学び直してみる

          社会課題の解決に向けた清き一票

          「全国・講師オーディション」という イベントをご存知だろうか? 副題に、「100年後に残したい話、 100年後に伝えたい講師」とある。 多くの人に聞いてもらいたい話を携えて、 全国から講師のプロたちが集い、 しのぎを削る大会である。 今回で12回目を迎えるというこの大会。 本選が12月17日に行われるそうで、 そこに向けて予選のWEB投票が 現在行われている。 なぜこんな話題を書いているかと言えば、 私が「イチ推し」の方が予選通過に チャレンジしているからだ。 彼女の名前

          社会課題の解決に向けた清き一票

          顧客満足度を数値化する試み

          日本生産性本部の中にある サービス産業生産性協議会が、 去る8 月 1 日に、2023 年度の 「日本版顧客満足度指数」 第1回調査結果を発表した。 今年度の第1回というだけで、 通算すると73回目になるという。 2009年度から公開とあるので、 早や14年目という、長年にわたって 実績を積み重ねて来た権威ある指数 と言える。 対象となっているのは、10業種も ある。 ・百貨店 ・スーパ ーマーケット ・コンビニエンスストア ・ドラッグストア ・飲食 ・カフェ ・携帯電

          顧客満足度を数値化する試み

          「魚のいる池で釣りをする」という比喩

          マーケティングの世界では、 お客様のことを「ターゲット」と 呼ぶことが多い。 直訳すれば「標的」、冷静に考えれば 物騒な話だし、とっても失礼な表現で あるのは事実だ。 経営にしてもマーケティングにしても、 「戦略」という言葉を頻繁に使うこと から分かる通り、元々の理論化の際に 戦争用語をビジネスに当てはめた 経緯があるので、「ターゲット」の ような物騒な言葉があるのもある意味 当然である。 とはいえ、今さら異なる言葉遣いを しても、一般的に通用しにくい。 便宜的に使い続け

          「魚のいる池で釣りをする」という比喩

          「春夏秋冬理論」を自分の人生年表に当てはめてみる

          神田昌典さんが提唱した 「スター戦略」構築法を学ぶ セミナーに先日参加して来た際に、 「春夏秋冬理論」についても ごく簡単に説明を受けた。 ご存知の方も多いかもしれないが、 この理論は既に鬼籍に入られた 來夢さんという占星術師の方が 提唱し始めた理論だ。 神田昌典さんとの共著 『なぜ春は来ない?』 初版が出たのが20年以上も前。 当時、チラッと噂は聞いたものの、 「占い」という言葉に怪しさを感じて シャットアウトしてしまったような 気がする。 その後、 タイトルがそのも

          「春夏秋冬理論」を自分の人生年表に当てはめてみる

          制約条件を乗り越える時にクリエイティビティが生まれる

          ラグビーファンにとっては寝不足の 日々が続いていることと思う。 現在ワールドカップが開かれている フランスと日本の間には、 時差が7時間ほど。 どうしても試合開始は早くて夕方、 前回の日本対イングランドは真夜中 だった。 前回大会までは、ハイネケンが ビールのスポンサーとして君臨して いたラグビーワールドカップ。 その牙城をアサヒが切り崩したと いうことで話題になっている。 アジア初のワールドワイドパートナー (WWP)6社のうちの1社になった ということで、随分前に報道

          制約条件を乗り越える時にクリエイティビティが生まれる

          マーケティングの「戦略」と「戦術」を語る理論

          オーソドックスなマーケティングの 理論では、市場に対してアプローチ するにあたり、俗に 「STP+4P」 と言われる枠組みを使っている。 Segmentation:市場を分ける Targeting:標的にする市場を絞り込む Positioning:然るべき位置取りをする これらの頭文字を取って「STP」、 ここがマーケティングの「戦略」 部分となる。 Product:商品(製品+サービス) Price:価格/値付け Place:チャネル/販路 Promotion:販売促

          マーケティングの「戦略」と「戦術」を語る理論

          「不名誉」「残念」な名前も使いよう

          写真にある、一見可憐とも思える 花は、「ヘクソカズラ」という名前。 真ん中の赤い部分が、お灸を据えた 跡にも見えるということで、 「灸花(やいとばな」という別名も 持っている。 写真を撮った後に、 グーグルを立ち上げて、 「グーグルレンズ」で確認したら 一発でこの名前にたどり着けた。 画像検索万歳!である。 この「ヘクソカズラ」の名前の由来、 これが何ともかわいそうな内容で ある。 葉などを潰すと、ものすごい悪臭を 放ち、それがまるで「屁」「糞」の ようだということで

          「不名誉」「残念」な名前も使いよう

          公園に転がり始めたどんぐりを俳句に詠んでみた

          こちらのnoteは、3年と9か月の間 毎日休まず継続している。 それに加えて、昨年の12月から、 Instagramで俳句を詠むことを 毎日休まずに継続中だ。 粛々と毎日詠んではいるものの、 「いいね!」の数はずっと低空飛行。 まぁ、承認欲求を満たすために やっているわけではないので 構わないのだが、もう少し反応が 多い方が張り合いが出るところ なので、宜しければ是非フォロー 頂けると嬉しい限りである。 さて、昨日詠んだ句はこんな感じ だった。 写真をInstagram

          公園に転がり始めたどんぐりを俳句に詠んでみた

          需要と供給のギャップを見つけることができれば、商売は簡単(なはず)

          昨晩は、職場の新メンバーの歓迎会が 開かれた。 品川の駅近くにあるレストランで、 18時過ぎから4時間ほど滞在。 品川駅周辺は、通勤する人口が かなり多いのに対して、 夜の飲食店の数が少ないらしい。 どこもいつも一杯であることが多い との噂を、皆口々にしていた。 実際、昨晩のお店も、予約で席が 埋まっていた様子。 ひっきりなしにやって来る人を 次から次へと追い返していた様子を 見て、噂に信憑性が加わった。 コロナも一段落して、 オフィスに出勤する人の割合も増え、 飲み会

          需要と供給のギャップを見つけることができれば、商売は簡単(なはず)