ahiraga

マーケターを生業として20年超、化粧品や生活雑貨のカテゴリーで豊富な経験と実績を積んで…

ahiraga

マーケターを生業として20年超、化粧品や生活雑貨のカテゴリーで豊富な経験と実績を積んできた。 ビジネスでも人生でも、マーケティングの原理原則を学ぶことが極めて有用、いや不可欠だ。 そんな信条の下、noteで毎日発信を継続中。

マガジン

  • マーケティング事例集

    具体的な商品(製品/サービス)の成功・失敗事例に関する記事を集めてみました。

  • 読書日記

    読み終えた本の備忘録ならびにアクションアイテムを書き留めた記事たち。

  • 意思決定基準たち

    仕事や生活をより充実したものにできる、あるいはより効率・効果を高められる、そんな「意思決定基準」を日々打ち立て、あるいは改善していく。

  • 自己キャリア開発

    自分自身のキャリアをより良いものにするためには、「刃を研ぐ」必要がある。 そんな、「刃を研ぐ」のに有用な情報を書いた記事をまとめた。 各種セミナーに参加した折のレポートも多数含む。

  • DAF

    ドラマティックアカデミーフェス、通称「DAF」に関連する投稿を集約しています。

最近の記事

  • 固定された記事

春はもうすぐそこ、新生活準備の季節

暖かい日と寒い日とが交互にやってきて、 何を着るかが日々悩ましい季節ですね。 散歩していると、あちらこちらに 春の到来が感じられる季節でもあり、 どことなくそわそわ、ワクワクする ような気もします。 学生さんは、年度の終わりが見えて来て、 これからは卒業式のラッシュ。 大学生だと、早や春休みに突入して、 普段とは違う生活を送っている人も 多いのではないでしょうか。 社会人になると、会社によって会計年度が 異なることもあり、一斉に変化が表れる ことは少ないとはいえ、やはり

    • ティーンの感性に触れる

      娘はいわゆるZ世代、 息子も現在ハイティーンなので、 Z世代の範疇に入るでしょう。 だから、今どきのZ世代やティーンの 感性は十分に分かっています。 などと言うことは口が裂けても 言えません。 仲が悪いわけではないですし、 会話をしないわけでもないですが、 やはり彼らの感性を十分に理解する ことができているかと言えば、 正直言って心もとないわけです。 親子の会話だと、色々と訊いている うちに、なんだか尋問しているような 感じになりがち。 そうなると、当然お互いに気まずい

      • 「育てるけん玉」の価値

        3月13日付の日経MJに、 「無垢材けん玉 続けて深み」 と題する記事が載っていました。 「TOKYO KENDAMA」という ブランドが発売している、 無垢の木材を使って作り上げた けん玉が注目を集めているそうです。 サムネイルにバッチリ、 「育てるけん玉」の文字や、 「けん玉、育ててみませんか?」の キーメッセージが躍っていますね。 「育てる」とは、無垢材ならではの 木のエイジングを指しています。 つまり、天然木材ならではの色合いが、 経年変化で味わい深くなっていく

        • 違うレンズを通して見てみる

          今週は、海外からわざわざ多数の メンバーを呼び、ワークショップを 開いています。 目的は、携わっている商品カテゴリーの 将来(数年単位)的なプランを、 具体的な数値を元に検討すること。 あまり具体的なことは書けない点は 予めご容赦ください。 そのワークショップを通じて 味わっている感覚、それは 「用いるレンズの違いで、対象物の 見え方が全く異なる」 ということです。 自分の取り扱っている商品、 あるいはブランドを、 今後数年にわたって、どのように 成長させていくか。

        • 固定された記事

        春はもうすぐそこ、新生活準備の季節

        マガジン

        • マーケティング事例集
          571本
        • 読書日記
          141本
        • 意思決定基準たち
          282本
        • 自己キャリア開発
          372本
        • DAF
          116本
        • マーケティングの基本概念
          97本

        記事

          手っ取り早く改革をするならば

          『新しいカギ』というTV番組があります。 その中で、非常に人気があるコーナー、 「学校かくれんぼ」のことをご存知の方も 多いでしょう。 このコーナーが余りにも人気で、 全国の学校から依頼が殺到している との噂を聞いています。 つい先日の放送(3月16日)では、 この「学校かくれんぼ」が、埼玉県の 西武文理学園中学校・高校を舞台に 行われていました。 この企画、考えた人は本当にスゴイなと 感心する、秀逸な企画ですよね。 冒頭で出て来た生徒会長が、 新しく赴任したばかりの

          手っ取り早く改革をするならば

          今すぐ価格の壁を打ち破るための7原則

          昨日ご紹介した、川上徹也さんの 『高くてもバカ売れ!なんで?』は、 商品を高い値付けで売るためのヒント 満載の良書です。 今日も引き続き、こちらの本について ご紹介させてください。 本書の構成は、サブタイトルにある 「インフレ時代でも売れる7の鉄則」 この「7の鉄則」が、1章から7章 それぞれのテーマに対応する形を とっています。 この鉄則は、市場におけるここ数年の 事例を徹底的に検証して、 「高くても売れる」キーワードを あぶり出したものであることは、 昨日の記事に書

          今すぐ価格の壁を打ち破るための7原則

          インフレ時代でも高く売るヒント

          このnoteでも度々ご紹介して来た ベストセラー作家の川上徹也さんが、 今年に入ってからこんな本を出版 されました。 真っ赤なイチゴの表紙が目を引く装丁、 そこに短くてキャッチーな書名、 いやが上にも書店で目立ちますよね。 この本は、インフレでモノの値段が どんどん上がり、売れるモノと売れない モノとの二極分化が激しい昨今、 ここ数年の事例を徹底検証して、 「高くても売れる」キーワードを あぶり出し、そのポイントを解説して くれます。 そのキーワードというのが、こちら。

          インフレ時代でも高く売るヒント

          日本酒で能登半島地震の復興応援を

          日本酒が好きです。 元々お酒は何でも好きで、 ビールもワインも焼酎も、 何でも美味しくいただくクチです。 蒸留酒に比べ、醸造酒の 日本酒は太りそうだからと、 一時期は焼酎ばかり飲んでいた 時期もありました。 しかし、ストレスから逃げるべく 毎日飲み過ぎてしまったところ 肝臓が悲鳴を発したため、 ここ数年は絶対に2日連続で飲まず、 徐々に飲酒頻度を減らす方向で 体を慣らしていっています。 と同時に、どうせ飲むのであれば、 好きな日本酒を(やや控えめな量だけ) 飲もうと決

          日本酒で能登半島地震の復興応援を

          茅乃舎のブランディング

          Interbrand/インターブランドという ブランディングのコンサルティングや リサーチを専門にしている会社が あります。 毎年定期的に、GlobalあるいはJapanの Best Brandsをランキング化して発表 してくれており、このnoteでも度々 取り上げてきました。 このInterbrand社が、「茅乃舎だし」で 有名な久原本家グループのことを ウェブサイトで紹介している記事に 出くわしました。 「茅乃舎」のブランディングを支援して いたようで、その支援内容

          茅乃舎のブランディング

          買いたくても買えないシャープペンシル

          「ロシア政治経済ジャーナル」という 息の長いメルマガを書かれている 北野幸伯さんが、 「日本企業の進むべき道」と題して とある企業の紹介をしていました。 会社の名前は、野原工芸。 木でできた筆記具などを制作、販売 している企業です。 中でも、北野さんのご子息が欲しいと 念願しているのが、シャープペンシル だそうです。 しかし、木曽の山奥にあるこのお店、 入店するにも制限があって、 今からだと早くて7月以降しか チャンスがありません。 一日3組限定、毎月はがきによる応募

          買いたくても買えないシャープペンシル

          「Economic Inclusion」を使命に、ウクライナ難民を支援したMastercard

          昨日紹介した「WARC Creative 100」という アワードがあります。 2024年版のランキングにおける No.1が、昨日のホンジュラスにおける 緊急避難的ピルの使用解禁を訴える クリエイティブでした。 もう一つ、No.3に選ばれていたものを ご紹介させてください。 Mastercardの「Where to Settle」という 作品です。 「どこに居を構えるか」 といった意味合いのタイトル。 これは、かのロシアのウクライナ侵攻で 多くの難民が押し寄せたポーラ

          「Economic Inclusion」を使命に、ウクライナ難民を支援したMastercard

          社会課題を創造的に解決したホンジュラスの事例

          今日は海外の事例をご紹介します。 最近知ったばかりなのですが、 WARCというイギリス起点の マーケティング支援会社があります。 1985年創立のようなので、 間もなく40年が経つところ。 そのWARCが、 「Creative 100」というランキングを 毎年発表していて、創造的な広告や 販促を表彰しています。 つい先月、2024年版のランキングが 発表されました。 そこで、No.1のキャンペーンだと 評価されたのが、南米ホンジュラスで 実際に流れた「Morning

          社会課題を創造的に解決したホンジュラスの事例

          鳴かぬなら・・・どうする? Part 2

          ほとんどの人が知っているであろう、 信長、秀吉、家康の性格を表したと されるほととぎすの句がありますよね。 半年ほど前に、これを題材にして 記事を書いたことがあります。 上記の記事では、より理想的な リーダーシップスタイルを端的に 表す句として、以下の3つほどを 詠んでみたのでした。 最近、読書勉強会でご一緒した 友人が紹介してくれたのが、 なかなかウィットに富んでいます。 淡々と現実を受け止める感じを 醸し出しつつ、なんだかおかしみを 感じる風情ですね。 これに触

          鳴かぬなら・・・どうする? Part 2

          5分のスピーチは15分や30分よりも難しい

          本日午後の「DAF35」に出演するために、 朝から東京都北区の王子へ向かいます。 ここでも何度もしつこく告知させて いただいておりますが、本イベントは 「大人の文化祭」 「お酒の飲めるTED」 とでも言うべき、とてもユニークな 催しなのですね。 私自身、観客として参加したところ、 唯一無二の世界観に引き込まれ、 やがては観るだけで飽き足らずに 出る方に回った次第。 出演者は、大体10~15名前後で、 様々な世界、業界のプロフェッショナル。 そんなプロが、自らの矜持にかけ

          5分のスピーチは15分や30分よりも難しい

          「モーメント」を捉える

          この3月というのは、多くの人にとって、 新しい生活が始まるタイミング。 新しい生活が始まるにあたっては、 当然ながら様々な準備が必要になる わけです。 引っ越しサービスが繁忙期を迎える ことはもちろん、 家に設える家具類や家電製品、 卒業式や入学式で着るスーツ、 お世話になった方への贈答品など、 様々な分野で需要が盛り上がるのは 言うまでもありません。 我が家には、ここ数週間、毎日のように 予備校からのDMが息子宛てに届きます。 これは、彼が丁度大学受験を終えたばかり

          「モーメント」を捉える

          「さけるチーズの日」の勝算

          「記念日マーケティング」と言われる 手法のことは、割と多くの人がご存知 かもしれません。 その言葉自体は知らなくても、 とにかく色々な記念日が存在しており、 販売促進に使われているという事実は、 大抵の人が知るところのはずです。 丁度1年前位でしたが、 2月22日が「ニャン(2)」が3つも並ぶ ということで「猫の日」、 11月1日が「ワン(1)」が3つ並ぶ 「犬の日」、 更に「223」とこじつけて 「富士山の日」、といった具合に 記念日を活用してPRマーケティングを 行う

          「さけるチーズの日」の勝算