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意思決定基準たち

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仕事や生活をより充実したものにできる、あるいはより効率・効果を高められる、そんな「意思決定基準」を日々打ち立て、あるいは改善していく。
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記事一覧

競合のシェアを奪うより

競合のシェアを奪うより

どんな商品であれ、
またはブランドであれ、
どこかしらの「戦場」で戦っていると
言えます。

その「戦場」のことを、
「市場」「マーケット」と呼んだり、
「カテゴリー」と呼んだりするわけですが、
その「市場」や「カテゴリー」には
ライバル/競合が存在するのが常。

その「市場」「カテゴリー」に新しく
参入するプレイヤーは、
そこで既に大きなシェアを持っている
ライバルから、そのシェアを少しでも

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学内木鶏会の増加がもたらす希望

学内木鶏会の増加がもたらす希望

私の愛読雑誌である『致知』は、
「人間学の学ぶ月刊誌」
とのテーマを掲げています。

この『致知』をテキストにして、
勉強会を開いている人たちが
全国各地にいらっしゃって、
その会を「木鶏会」と呼称して
いるのは、ご存知の方も多いかも
しれません。

この木鶏会を、高校や大学の運動部で
実施する動きが、最近増えて来ている
印象があります。

単に、『致知』でそのような動きを
紹介する頻度が増えてい

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美しい日本を守るには

美しい日本を守るには

先般の衆院補選結果を見て、
日本のこれからの行く末に
益々不安を感じる今日この頃。

自民党が勝たなかったこと自体は、
昨今の岸田政権の行状を考えると、
確かに良かったと言えなくもない
でしょう。

しかしながら、立憲民主党系が全勝
という結果は、日本国民の民度が
本当に大丈夫なのだろうかと心配に
ならざるを得なかったというのが、
正直な気持ちです。

結局のところ、選挙結果というのは
その時点に

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倦まず弛まず

倦まず弛まず

月初に届いた『致知』2024年5月号の
巻頭特集は、「倦まず弛まず」が
テーマとして設定されていました。

「倦む」というのは「飽きる」こと。
「弛む」というのは「心が緩む」こと。
なので、何か一つのことを始めたら
飽きずに根気よく、心を緩めることなく
努力を継続しましょう、ということを
説いた言葉です。

私自身は、この努力を継続することに
おいては、比較的得意なのだという
自覚がありますし、実

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「一日一げん」始めました

「一日一げん」始めました

ビジネスメルマガとして
長い間にわたり多くの読者を
惹きつけ続けているものと
言えば、指折り数えるほどしか
ありません。

そのうちの一つ、
『ビジネス発想源』を購読し始めて
早や15年は経っているのですが、
発行者の弘中勝さんがずっと一貫して
説いている「百日理論」というのが
あります。

何か新しいことを始めようと思ったら、
とにかく百日間、一日も欠かさずに
続けることで、定着させられるし、

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サンクコストを潔く切れるか

サンクコストを潔く切れるか

サンクコスト(Sunk Cost)とは、
日本語だと「埋没費用」と呼ばれる
既に投資してしまった費用で、
たとえそこで事業をストップしたと
しても回収できないものを指します。

早めに切り捨てましょうと言われる
ことの多いこのサンクコスト、
とはいえ、切り捨てるには勇気が要る
のですよね。

ついつい、これまでにかけて来た
手間や時間を思い返すと、
「もったいない!」
「折角ここまでやったのに!」

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人に流されず、あえて人と違う選択をする

人に流されず、あえて人と違う選択をする

昨年の秋、新しくなった国立競技場を
初めて訪れました。

2021年に行われた東京オリンピックの
舞台として新たに建築されてから
それほど日が経っていないこともあり、
その美しさ、威容に圧倒されたのを
覚えています。

特に、木材の使い方が非常に美しく、
いかにも日本らしい繊細さが表現されて
いることに誇らしさを感じました。

この建築を手掛けたのは、日本で最も
有名な建築家と言っても過言ではない

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さだまさしさんの「あいうえお理論」

さだまさしさんの「あいうえお理論」

「『関白宣言』の歌詞が、
イヤでイヤでたまらない。」
妻からそんな趣旨の話を聞かされた
ことがあり、それからというもの、
さだまさしさんのことは、
何となく敬遠する気持ちが
心の中に張り付いています。

なので、今月の頭に送られてきた
月刊『致知』の巻頭対談記事に
さだまさしさんの名前を見たときも、
特に心躍ることもなく、
興味を強く感じることもありません
でした。

ですが、いざ読んでみると、

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2024年も間もなく第一四半期終了

2024年も間もなく第一四半期終了

3ヶ月という期間は、何かしら
まとまったことを成し遂げるのに
丁度良い期間だと言われることが
あります。

今週末で、2024年に入ってから
早くも3ヶ月が経過することに
なりますね。
この第一四半期において
その「何かしらまとまったこと」を
成し遂げることができたのか、
よくよく振り返りをしておきたいと
思うところ。

皆さんの年初に立てた目標は、
達成に向けて順調に進んでいる
でしょうか?

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日本酒で能登半島地震の復興応援を

日本酒で能登半島地震の復興応援を

日本酒が好きです。

元々お酒は何でも好きで、
ビールもワインも焼酎も、
何でも美味しくいただくクチです。

蒸留酒に比べ、醸造酒の
日本酒は太りそうだからと、
一時期は焼酎ばかり飲んでいた
時期もありました。

しかし、ストレスから逃げるべく
毎日飲み過ぎてしまったところ
肝臓が悲鳴を発したため、
ここ数年は絶対に2日連続で飲まず、
徐々に飲酒頻度を減らす方向で
体を慣らしていっています。

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フィルターバブルとエコーチェンバー

フィルターバブルとエコーチェンバー

アマゾンプライムで、『沈黙の艦隊』の
シーズン1を無料視聴できます。
友人のFacebookの投稿で気付いたように
記憶していますが、これは是非観てみたい!
そう思って、スキマ時間で観始めたところ、
結局ほぼ一気に観てしまいました。

主役は、今や俳優として引っ張りだこの
大沢たかおさん。

『VIVANT』や『ドラゴン桜』をはじめ、
ドラマや映画にこれまた引っ張りだこの
阿部寛さんと一緒に、Me

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お天道様が見ている

お天道様が見ている

そろそろ『致知』の新しい号(4月号)が
我が家に届く時期。
先月届いた3月号をその前に読み切らねば
と思い、ようやく読み終えたところです。

1年半ほど前にここで書かせてもらった、
「スタミナ苑」を日本一の焼肉屋にした
立役者である、豊島雅信さんの新しい
インタビューがありました。

この記事を書いたきっかけは、
NHK 『プロフェッショナル 仕事の流儀』に
豊島さんとスタミナ苑が特集されたから。

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改革を前に進める「ハマチ戦略」

改革を前に進める「ハマチ戦略」

イワシはとても繊細な魚で、
獲った後に生きたまま運ぶのが
かなり難しいそうです。
「鰯」と書くくらいですから、
本当に弱いのでしょうね。

海と同等の塩分濃度や水温などの
環境を整えても、数時間のうちに
次々と死んでいってしまうのだ
そうです。

しかし、イワシを生きたまま
運んで、新鮮な状態でさばいて
お客様に提供したいという
料理店側のニーズは、厳然として
存在するわけですね。

そこで、どう

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笑顔を「通常モード」化する

笑顔を「通常モード」化する

自分自身のモットーの中に、
「毎日を笑顔で過ごす」
ことが入っています。

実際にどこまで徹底できているか、
家族に聞いたら即座に否定的な
反応が返ってくる気もしますが、
少なくとも自分のモットーとして
言語化し、常に意識するように
しないと、本当に笑顔を忘れた
人間になってしまいそうなのが
恐ろしい。

笑顔でいることが、どれだけ人生に
豊かさをもたらしてくれるか、
多くの先人が語っていらっしゃ

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