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読書日記

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読み終えた本の備忘録ならびにアクションアイテムを書き留めた記事たち。
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記事一覧

日本の果物はすごい!

日本の果物はすごい!

母の実家は、私が物心ついたときには
梨農家として生計を立てており、
毎年夏になると7月は幸水、8月は豊水
という品種の甘くておいしい梨を
いただいて、堪能してきました。

叔父夫婦が長年切り盛りしてきた
わけですが、今や後期高齢者となり、
今年でついに廃業をすることになった
という知らせを受け、少々おセンチな
気分になっています。

4年前にも、叔父が梨農家をやっている
ことを取り上げたことがあり

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『キャッチコピーのつくり方』の目次に注目

『キャッチコピーのつくり方』の目次に注目

昨日ご紹介した、川上徹也さんの
『キャッチコピーのつくり方』に
ついて、もう少し書かせてもらう
ことにします。

というのも、昨日の記事では、
肝心の本の内容についてはあまり
触れられなかったから。

真ん中の辺りで、目次の一部をご紹介
した上で、極々簡素な説明を加えた
のみでした。

詳しくは、原著にあたって欲しいと
思っているとはいえ、さすがに説明
不足に過ぎるだろうということで、
その穴埋め

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『キャッチコピーのつくり方』

『キャッチコピーのつくり方』

既に著作50冊以上!
湘南ストーリーブランディング研究所の
代表としてご活躍されている
川上徹也さんの新著が出版されました。

『キャッチコピーのつくり方』
というタイトルのこの本は、
見る人が見れば「なるほど~」と
思わずニヤリとなること必至。

かなり小さめの、新書に近い大きさ。
とても薄くて、わずか160頁ほど。
中の文字もかなり大きめ、
かつスペースに余裕のあるつくり。
そして、このシンプ

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ギルガメシュの伝説

ギルガメシュの伝説

日曜日の朝に参加している読書勉強会で、
『サピエンス全史』を読み進め中。
現在下巻に突入し、3分の1近く進んだ
ところです。

今週カバーした範囲に、
「ギルガメシュの伝説」に関する
記述が出てきました。

「ギルガメシュ」とは、王様の名前だと
記憶にありましたが、実際にはどんな
人間だったのか、実在したのか否か、
全く答えられない自分に気が付いて、
ふがいなさ、教養の不足に愕然として
しまったの

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俯瞰することで相対化する

俯瞰することで相対化する

毎週日曜日に継続して参加している
読書勉強会で、『サピエンス全史』を
読み進めています。

先日、遂に上巻を完了し、下巻へと
突入しました。

一体何ヶ月かかるのだろうか?
読み始めた際はそう感じましたが、
意外と早く進むものです。

この本の魅力は何でしょうか?
本の帯にキャッチコピーが書かれて
いるのですが、大抵はこのコピーが
その本の魅力を凝縮してくれている
ことが多いですよね。

上巻の帯

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常識を疑う、但し健全に

常識を疑う、但し健全に

毎週日曜日の朝8時から10時に
開催されている定例の読書勉強会に
時間が許す限り参加しています。

今読んでいるのは、
ユヴァル・ノア・ハラリの書いた
ベストセラー『サピエンス全史』。

人類の歩んできた歴史を、
非常に長い時間軸で俯瞰して
眺めることで、非常にユニークな
解釈を導き出しているところが
ファンの多い理由でしょう。

現在は上巻の最後の方、
第10章まで読み進めました。

これまでの

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会社を変えた「伝説の男」のストーリー

会社を変えた「伝説の男」のストーリー

読み始めたら最後、
きっと途中で止められなくなる。

そんな予感もあって、
随分前に届いていたものの、
手を付けるのをためらっていた
本を、昨日一気読みしました。

ベストセラー『あり方で生きる』の
著者である大久保寛司さんによる
プロデュース。
多方面でご活躍中で、知人でもある
園田ばくさんの作家デビュー作、
『会社は変わる』です。

大久保寛司さんの日本IBM時代の
実話がベースになっており、

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『現代の経営』の位置づけ

『現代の経営』の位置づけ

先日、ドラッカー学会年次大会に
出席した際に、学会の共同代表を
務めていらっしゃる井坂康志さんが、
「ドラッカーマラソン」と称して、
毎日必ずドラッカーの言葉に触れる
ことを継続されていると伺いました。

私自身、本当のマラソン=ランニングは
毎週継続しているほか、毎日継続の
日課として色々なことにチャレンジを
しています。

このnoteは毎日書き続けて1600日超、
俳句を一日一句詠み続けて5

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正しい答えを導くための疑う思考

正しい答えを導くための疑う思考

「認知バイアス」
「クリティカルシンキング」

このnoteでも何度か取り上げたことの
あるコンセプトです。

それぞれの意味を詳述することは
しませんが、ビジネスパーソンたる者、
いずれもその意味をきっちり押さえて
おきたいもの。

これらをベースに、「VUCA」時代に
必須な「正しい答え」を導くための
考え方やスキルを分かりやすくまとめた
(であろう)本が出ました。

本日発売なので、私もまだ

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Action Trumps Everything‼(行動はすべてに勝る)

Action Trumps Everything‼(行動はすべてに勝る)

昨日に引き続き、山川恭弘氏の新著を
ご紹介したいと思います。

アントレプレナーシップの「神髄」を
語ってくれている、そう評しても
良さそうなこの本。

かといって、アカデミックで重厚な
本ということではなく、むしろ
彼が授業で直接学生に語りかけて
くれているような気軽さをも
感じさせる文体で、スイスイと
読み進めることができます。

是非全編通してお読みいただくことを
オススメするところですが、

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『世界一のアントレプレナーシップ』到着

『世界一のアントレプレナーシップ』到着

アメリカにあるバブソン大学は、
決して一般的に有名とは言い難い
名前ですが、こと「起業」、
「アントレプレナーシップ」に
関しては、全米で30年間ベスト
スクールであり続けているという
稀有な存在です。

そのバブソン大学で、15年もの間
教鞭をとっている日本人、
それが山川恭弘准教授です。

以前に私のnoteでも3回ほど紹介を
させてもらいました。
直近のこちらの記事から、すべての
記事に飛べ

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世界は経営でできている

世界は経営でできている

大分前に、先輩から勧められて
Kindleでこちらの本を購入しました。

依然としてすべては読み終えて
いないのですが、割と巷で話題に
なっているという噂も聞くので、
そろそろ紹介してみようと思います。

読む前までは、もっと硬い本なのかと
思っていたのですが、読んでみたら
なんとまぁ、シニカルさにあふれた、
その独特の毒づき方加減に思わず
引き込まれました。

章立てが、すべて
「○○は経営でで

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進化心理学の入門書を読み終えて

進化心理学の入門書を読み終えて

ゴールデンウィークの
前半3連休と後半4連休で、
『進化心理学から考えるホモサピエンス』
という書籍を、読書会仲間と
共に読み進めておりました。

その「本質」部分、「さわり」を
まとめてみたのがこちらの記事と
なります。

7日間では全てを読み終えることは
かなわず、半分ほど読み進めた
ところで一旦終了。
残り部分は、独りで読みました。

折角読み終えたので、自分なりに
総括を言語化して残してお

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『営業の科学』とSFA/MA

『営業の科学』とSFA/MA

高橋浩一著『営業の科学』のさわりを
一昨日ご紹介しました。

上記の記事で書いた通り、
「さわり」とは「要点」のことです。
あくまでも、要点を簡潔にご紹介した
だけにとどまるので、より具体的に、
詳細かつ精緻な行動にまで落とし込まれた
数々のアドバイスは、是非とも実物にて
確認してください。

今日は、少しアプローチを変えて、
実際に読んでみて気になった点を
軸に、自分の頭の整理をしながら
書いて

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