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マーケターを生業として20年超、化粧品や生活雑貨のカテゴリーで豊富な経験と実績を積んで…

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マーケターを生業として20年超、化粧品や生活雑貨のカテゴリーで豊富な経験と実績を積んできた。 ビジネスでも人生でも、マーケティングの原理原則を学ぶことが極めて有用、いや不可欠だ。 そんな信条の下、noteで毎日発信を継続中。

マガジン

  • マーケティング事例集

    具体的な商品(製品/サービス)の成功・失敗事例に関する記事を集めてみました。

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    自分自身のキャリアをより良いものにするためには、「刃を研ぐ」必要がある。 そんな、「刃を研ぐ」のに有用な情報を書いた記事をまとめた。 各種セミナーに参加した折のレポートも多数含む。

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    仕事や生活をより充実したものにできる、あるいはより効率・効果を高められる、そんな「意思決定基準」を日々打ち立て、あるいは改善していく。

  • DAF

    ドラマティックアカデミーフェス、通称「DAF」に関連する投稿を集約しています。

  • 読書日記

    読み終えた本の備忘録ならびにアクションアイテムを書き留めた記事たち。

記事一覧

固定された記事

新しい○○の始まり

4月1日がやってきました。 お役所や学校は、新しい年度の 始まりとなりますよね。 新しい会計年度が始まる会社も 多いでしょうし、 年度初めではないにしても ほぼほぼす…

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3週間前
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「TikTok for Business Japan Awards 2024」グランプリはマクドナルド

去る4月18日(木) 渋谷のヒカリエホールにて、 2023年の広告実績を表彰する 「TikTok for Business Japan Awards 2024」 授賞式が行われました。 広告主の一社として出席…

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20時間前
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幅広いシチュエーションで思い出してもらう

昨日紹介した、バイロン・シャープの 『ブランディングの科学』を応用した おやつカンパニーの事例が日経MJで 記事になっていた件を続けます。 昨日出て来たのは、 市場浸…

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1日前
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いかにブランド接点を増やすかが重要

おやつカンパニーのロングセラー、 「ベビースターラーメン」。 誰もが一度や二度は食べたことが あるのではないでしょうか。 割と最近、1年とか2年ほど前に、 何を血迷…

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2日前
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本の読み方の極意

昨日は、noterの方々とオフラインで お会いできる貴重な時間を過ごす ことができました。 そもそもは、既に直接面識のある 「酒好きコピーライター」の まりさんが、銀座…

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3日前
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「一日一げん」始めました

ビジネスメルマガとして 長い間にわたり多くの読者を 惹きつけ続けているものと 言えば、指折り数えるほどしか ありません。 そのうちの一つ、 『ビジネス発想源』を購読…

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4日前
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たまご業界トップの異変

「てるたま」という名前の商品。 何の変哲もない、パック入りの たまごであるが、昨日スーパーで これを買い求めた際に、おっ! と気が付いたことがあります。 それは、こ…

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5日前
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ワクワクする仕事に取り組みましょう

昨日の投稿で、私が6月16日に 出演予定の「DAF36」という イベントについて告知しました。 こちらは、基本的には本業と関係のない 「趣味」に近い活動の一環です。 自分…

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6日前
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36回=まる9年続いているイベント

色々とスケジュールが詰まり気味で、 3月の後半と4月の前半は あっという間に過ぎ去りました。 そんなわけで、ずっと告知したいのに 出来ていなかった、6月16日(日)に …

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7日前
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欲しい時にそこにあること

「マーケティング」の適用範囲は、 とても広い。 一個10円、20円の、安い商品から、 一台ウン百万円、一軒ウン千万円と いった高額商品まで。 あるいは、コンビニやドラ…

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8日前
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消費者調査には限界がある

マーケティングにおいては、 消費者の実態を把握するために、 よく調査(リサーチ)を行います。 消費者のニーズに合致した 商品(製品やサービス)を 世に送り出すために…

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9日前
8

食をエンタメ化する

この写真、なんだかお分かりになりますか? サシのたっぷり入った牛肉だというのは 伝わりますでしょうか? その牛肉が綿あめのようなふわふわした ものの上に載っていま…

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10日前
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遊休資産を活用する

結婚式場大手のノバレーゼが、 式場の稼働が少ない平日に、 婚礼施設をインバウンド向けの レストランとして活用するとの ニュースが日経MJに出ていました。 ノバレーゼは…

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11日前
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「常識」的な視点にマメに揺さぶりをかける

現在、毎週日曜日の読書勉強会で 『サピエンス全史』を読み進めて います。 昨日は所用で途中抜けてしまった のですが、第4部まであるうちの 第1部が丁度終わりました。 …

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12日前
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EDLPを長く貫いてきたオーケー

昨日、オーケーの創業者である 飯田勧氏がご逝去されたことを受け、 記事を書かせていただきました。 オーケーそのものの話をしようと 思っていたのですが、 あれこれ調べ…

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13日前
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オーケー創業者 飯田勧さんご逝去に寄せて

普段から私が個人的に大変お世話に なっているディスカウントスーパーの 「オーケー」創業者・飯田勧さんが、 4月2日にご逝去されました。 改めて、飯田さんの略歴を眺め…

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2週間前
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固定された記事

新しい○○の始まり

4月1日がやってきました。 お役所や学校は、新しい年度の 始まりとなりますよね。 新しい会計年度が始まる会社も 多いでしょうし、 年度初めではないにしても ほぼほぼすべての会社で新たな 四半期が始まるタイミングには 当たるのではないでしょうか。 新しいことが始まるタイミング では、物理的にも精神的にも 色々な準備が必要となります よね。 我が家にも、新たに大学生活を スタートさせる息子がいるので、 入学手続に始まり、 やれスーツを準備しなければ、 やれノートパソコンを

「TikTok for Business Japan Awards 2024」グランプリはマクドナルド

去る4月18日(木) 渋谷のヒカリエホールにて、 2023年の広告実績を表彰する 「TikTok for Business Japan Awards 2024」 授賞式が行われました。 広告主の一社として出席して来たの ですが、そもそも出席確認の時点で 「一社2名まで」と制限されるほどの 人気ぶり。 かなり広いホールが一杯になるほどの 来客で、TikTokが今いかに熱いかが 分かるイベントでした。 アメリカでは、バイデン大統領が 「TikTok禁止法案」に署名したばかり。

幅広いシチュエーションで思い出してもらう

昨日紹介した、バイロン・シャープの 『ブランディングの科学』を応用した おやつカンパニーの事例が日経MJで 記事になっていた件を続けます。 昨日出て来たのは、 市場浸透率が低いブランドは 顧客の購入頻度も低く、 結果ロイヤリティーも低いという 「ダブルジョパディの法則」 でした。 日経MJで、「もう一つ紹介したい」 ものとして取り上げられていたのが、 「CEP(カテゴリーエントリーポイント)」 というものです。 例えば、「朝食」を思い浮かべた時に パンやシリアルを連想す

いかにブランド接点を増やすかが重要

おやつカンパニーのロングセラー、 「ベビースターラーメン」。 誰もが一度や二度は食べたことが あるのではないでしょうか。 割と最近、1年とか2年ほど前に、 何を血迷ったのか、そのベビースターが スニーカーを出した!というニュースに 驚いた記憶があります。 まだ僅かに在庫が残っているようで、 リーボックのECストアでセールを していました。 この一見不思議な動きにも、 深淵な意図があったということが、 当時のマーケティング責任者である 高口氏へのインタビュー記事にて 知

本の読み方の極意

昨日は、noterの方々とオフラインで お会いできる貴重な時間を過ごす ことができました。 そもそもは、既に直接面識のある 「酒好きコピーライター」の まりさんが、銀座で時折スナックの ママさんをやっていると聞き及び、 「銀座でママになる」なんて そんな簡単にできることなの? それはまた一体全体どんな仕組み? と興味津々になったことがきっかけ でした。 彼女が月一位の頻度でママさんを されているのは、スナックデルソーレ。 オーナーの恵さんが、日替わりママの 仕組みを採用し

「一日一げん」始めました

ビジネスメルマガとして 長い間にわたり多くの読者を 惹きつけ続けているものと 言えば、指折り数えるほどしか ありません。 そのうちの一つ、 『ビジネス発想源』を購読し始めて 早や15年は経っているのですが、 発行者の弘中勝さんがずっと一貫して 説いている「百日理論」というのが あります。 何か新しいことを始めようと思ったら、 とにかく百日間、一日も欠かさずに 続けることで、定着させられるし、 ある程度モノになりますよ、という ような内容なのですね。 以前にご紹介した通り

たまご業界トップの異変

「てるたま」という名前の商品。 何の変哲もない、パック入りの たまごであるが、昨日スーパーで これを買い求めた際に、おっ! と気が付いたことがあります。 それは、このたまごを販売している 会社の名前。 「お客様相談室」に続いて 「たまご&カンパニー㈱」 とあるのが見えるでしょうか? というのが私の心の中における 反応でした。 そうなのです。 2024年2月1日付で、イセ食品は 商号変更を行っていたのです。 それにしても、イセ食品と言えば たまご業界の最大手。 創業家の

ワクワクする仕事に取り組みましょう

昨日の投稿で、私が6月16日に 出演予定の「DAF36」という イベントについて告知しました。 こちらは、基本的には本業と関係のない 「趣味」に近い活動の一環です。 自分の心が躍ること、ワクワクすること、 他人様に価値を提供できること、 そういったことに積極的に取り組みたい、 そんな気持ちから続けているものなの ですね。 ドラッカーも指摘している通り、 自分の強みを知り、 得意な仕事のやり方を知り、 それらをテコに「パラレルキャリア」を 目指していくことが、寿命の伸びた

36回=まる9年続いているイベント

色々とスケジュールが詰まり気味で、 3月の後半と4月の前半は あっという間に過ぎ去りました。 そんなわけで、ずっと告知したいのに 出来ていなかった、6月16日(日)に 開催される「DAF36」の告知を いよいよ開始いたします。 「DAF」というのは、 Dramatic(ドラマティック) Academy(アカデミー) Fes(フェス) の頭文字を取ったもの。 「36」というのは、単純に36回目の 開催ということでして、 四半期に一度開催しているもので、 まる9年間続いてい

欲しい時にそこにあること

「マーケティング」の適用範囲は、 とても広い。 一個10円、20円の、安い商品から、 一台ウン百万円、一軒ウン千万円と いった高額商品まで。 あるいは、コンビニやドラッグストア、 スーパーやホームセンターなどの マスリテールから、 デパートやブティックなどを含む プレミアムな小売まで。 はてまた、毎日のように消費する 食品や飲料、洗剤や化粧品といった 日用消費財から、 せいぜい週一、月一と言った頻度の 消費にとどまる耐久消費財まで。 これほど多種多様な商品群たちを 相

消費者調査には限界がある

マーケティングにおいては、 消費者の実態を把握するために、 よく調査(リサーチ)を行います。 消費者のニーズに合致した 商品(製品やサービス)を 世に送り出すためには、 などなど、様々な調査を実施して、 マーケティング施策の成功確度を 高める必要があるのですね。 お金と時間が有り余っているならば、 そんな努力は不要かもしれませんが、 どんな事業者だってお金と時間は 貴重な資源です。 調査にかけるお金と時間が、 より大きなお金と時間の節約を生む のであれば、調査に投資す

食をエンタメ化する

この写真、なんだかお分かりになりますか? サシのたっぷり入った牛肉だというのは 伝わりますでしょうか? その牛肉が綿あめのようなふわふわした ものの上に載っています。 あっさりネタバレしましたが、 このふわふわしたものの正体は綿あめ。 これはすき焼き屋さんでの一コマでして、 割下に入れるザラメ糖の代わりに、 この綿あめを使うのだとのこと。 ご存知の通り、綿あめは ザラメ糖を溶かして液体に変え、 それを細い穴から徐々に出して 冷却されることで固体に戻る際に 糸状になるもの

遊休資産を活用する

結婚式場大手のノバレーゼが、 式場の稼働が少ない平日に、 婚礼施設をインバウンド向けの レストランとして活用するとの ニュースが日経MJに出ていました。 ノバレーゼは、 「旧桜宮公会堂」 「ジェームス邸」 などの非常に味わい深くて素敵な 歴史的建造物を活用した式場を 展開しています。 挙式は当然ながら土日祝日に 埋まりやすく、平日は比較的 余裕がある状況になるのが常。 そこで、折角の施設が「遊休」の 状態にある平日を、有効活用する アイデアが出て来たのですね。 インバ

「常識」的な視点にマメに揺さぶりをかける

現在、毎週日曜日の読書勉強会で 『サピエンス全史』を読み進めて います。 昨日は所用で途中抜けてしまった のですが、第4部まであるうちの 第1部が丁度終わりました。 第1部は「認知革命」ということで、 ホモ・サピエンスが人類種として 唯一生き延びた秘密を解き明かして いく内容となっています。 本当にざっくりと第1部の内容を まとめてみましょう。 昨日読み進めた第1部の最後、 第4章のタイトルは、 「史上最も危険な種」 という刺激的なものです。 要は、ホモ・サピエンス

EDLPを長く貫いてきたオーケー

昨日、オーケーの創業者である 飯田勧氏がご逝去されたことを受け、 記事を書かせていただきました。 オーケーそのものの話をしようと 思っていたのですが、 あれこれ調べていくうちに、 飯田家の子育ての傑出ぶりに ついての内容となったので、 昨日書こうと思っていたことを 今日書くことにします。 オーケーと言えば、 「高品質・Everyday Low Price」 と看板でもうたっている通り、 いわゆる「EDLP」を日本で早くに 取り入れた企業とされています。 こちらに、氏の略

オーケー創業者 飯田勧さんご逝去に寄せて

普段から私が個人的に大変お世話に なっているディスカウントスーパーの 「オーケー」創業者・飯田勧さんが、 4月2日にご逝去されました。 改めて、飯田さんの略歴を眺めて おりましたが、一代で日本を代表 するレベルのスーパーを築き上げた その手腕はお見事としか言いようが ありません。 よく見ると、日本橋馬喰町の岡永と いう酒問屋の3男として生まれ、 その岡永の小売部門として創業、 後にスピンアウトしたのですね。 岡永と言えば、日本名門酒会を発足 させたところです。 半年ほど