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食をエンタメ化する

この写真、なんだかお分かりになりますか?

サシのたっぷり入った牛肉だというのは
伝わりますでしょうか?
その牛肉が綿あめのようなふわふわした
もの
の上に載っています。

あっさりネタバレしましたが、
このふわふわしたものの正体は綿あめ
これはすき焼き屋さんでの一コマでして、
割下に入れるザラメ糖の代わりに、
この綿あめを使う
のだとのこと。

ご存知の通り、綿あめは
ザラメ糖を溶かして液体に変え、
それを細い穴から徐々に出して
冷却されることで固体に戻る際に
糸状になるものを、割り箸で
巻き取って出来上がります。

原材料はザラメ糖だけですから、
割下に溶かしてしまえば綿あめも
ザラメ糖も結果は一緒

最初に綿あめを敷き詰めた鍋に、
こうやって牛肉を載せるだけで、
エンタメ要素が加わる
のですね。

そうすると、一緒に食べに来た人たち
同士で自ずと会話が盛り上がりますし、
その場にいなかった人たちにも、
写真を撮ってSNS等でシェアしたり、
その時の様子をおしゃべりすることで、
良い話題となります。

こうしたエンタメ要素を加えることで、
集客にプラスの効果
を生むことが可能
ですよね。
そんな事例をいくつか挙げてみましょう。

すぐに浮かんだのは、
「鉄板焼」です。

欧米の人たちにとって「鉄板焼」は、
寿司やすき焼きと並んで有名な
日本料理の一つ

日本人の方がむしろ鉄板焼をあまり
頻繁に食べない気がします。

大抵の場合、シェフがお客様の
目の前で美しく料理を進めていき、
炎の演出なども混ぜつつ、
アツアツのできたてをサーブします。
そのようなスタイルが、
まさに食のエンタメと言えるのでは
ないでしょうか。

鉄板焼のもっとカジュアル版が、
お好み焼きになりますね。
これもまた、エンタメ要素の濃い
レストランに違いありません。

寿司屋のカウンターで、
オヤジさんのお任せにぎりをいただく

というのも、エンタメ要素抜群と
言えそうです。

目の前の大将がキビキビと動き、
シャリとネタを合わせて
芸術作品のようなにぎりを次々と
仕上げていくのを見る。
そのそばから自分の口にそれを運ぶのは、
「食べて美味しい」にとどまらない
エンタメ体験
に違いありません。

先日、たまたま赤坂見附駅の辺りを
歩いていた時に、
「ニンジャアカサカ」が閉店して
いたことにショックを受けました。

こちらは、「忍者の里」を
コンセプトにしたレストラン
で、
店員が全員忍者・くノ一の格好を
しているところや、部屋のつくり、
料理に至るまで、すべて一貫性を
持って作られていたのです。

これなども、正に食のエンタメ化の
最たるもの

昔から人気があったものの、
コロナに勝てなかったのかと
残念に思ったのでした。

しかしながら、改めて調べてみたら、
確かに赤坂は閉店なのですが、
どうも実質的には移転とのことで、
大手町で営業を継続している様子。

ただ食事ができるだけでなく、
そこにエンタメ要素、
言い換えれば「体験価値」を
加える
ことで、お客様からより
熱い支持を得ることができる

良い事例だと言えるでしょう。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。