論争相手を喝破しぐったりさせた過激な人といふイメージの吉本隆明、過剰に美人で歌上手といふイメージの坂井泉水(敬称略)。突飛な組み合わせに思はれるが、与謝野晶子や荻原井泉水を想起さす筆名を選ぶ坂井泉水は、かなり言葉の勉強をして作詞するタイプで、吉本の詩も学んでいたと私には思はれる。
<α事業>も<β事業>もやりっぱなしで成果「フル活用」には程遠い。大地震があり「能登半島」を日本全国に位置付ける作品として松本清張『ゼロの焦点』を読み、面白いが「電話交換手」「パンパン」等の語が出てきて愕然。何時の話?なぜ高速道路や携帯電話と絡めた小説により更新されていないのか?