【黒田清輝】を褒める

《印象派に交わり日本に美術教育をもたらした近代洋画の父》 印象派と日本の画家を語るときに浅井忠と黒田清輝の名前は必ずあがってきますね。黒田作品で私が最も好きな『舞妓』という絵は、印象派絵画の特徴がありありと浮かんでいて、マネのそれを思わせます。今回はそんな日本を代表する洋画家の黒…

展覧会レポ 吉田博没後70年

東京都美術館@上野 -20210328まで 大人1,600円 吉田博(1876-1950) "何となく好きな色彩だな"と軽い気持ちで行ったら、木版に対するイメージを、衝撃的に変えてくれた素晴らしい展覧会だったので、レポします。 吉田博さんは黒田清輝さんと同時期に活躍した画家で、発表した作品は、元皇太子妃ダイア…

【第8回:黒田清輝】おしえてトーハク松嶋さん!

「おしえて北斎!-THE ANIMATION-」は、絵師になることを夢見るダメダメ女子高生の前に、歴史上のスーパー絵師たちが次々と登場し、絵が巧くなるコツと夢を叶えるためのヒントを伝授していく、“日本美術”と“人生哲学”をゆるく楽しく学べるショートアニメーションです。 監督は、原作の著者にして…

今日の一枚。黒田清輝の【針仕事】この絵は、アーティゾン美術館で誕生日の日に出会った作品。絵が動くという感覚を初めて感じた。あ、この絵は動いてるって、ずっと続いているんだって思った。できれば、今だけはこんな風に何か自分の好きなことに夢中になりたいな。誰にも邪魔されずに。

「三女神の独白」黒田清輝「智・感・情」より【詩】

「智 この世を照らすもの」 世界を 言葉で組み立てて その実相を明らかにしましょう 意味の彼方から 言葉がやってくるのなら 私はそれを見逃さないように しっかりこの手に掴みましょう 積み上げても積み上げても 果てはありませんが これが私の使命 私の言葉が途切れることは 決してありません 「…

日本百名湖  七 芦ノ湖

 日本地図を俯瞰で見れば、富士山を取り囲んである富士五湖の連なりのうちに、芦ノ湖もあるということになるか。  東京圏に住む人からすれば、近場のリゾートとして真っ先に思い浮かぶのは日光、軽井沢、箱根であって、芦ノ湖はその箱根観光における終着地のような位置付けとしてある。  だから湖畔…

NHKニュースが詳しく報じているけど、ラファエル・コランの絵画が発見されて、その教えを受けた黒田清輝の似た構図の絵画と並べて、ポーラ美術館で展示されるとか。黒田清輝と言えば明治時代に活躍した画家で、「腰巻事件」が有名かな。あの時代はまだ、日本人には裸婦像は早かったのです。

対談 都築潤×南伸坊×伊野孝行    第2回「石膏デッサンはインベーダーゲームだ」

都築潤さんは、美術史をつらぬく二つの命題があると言う。それは「形態」と「色彩」。そこに「質感」の問題を立てる南伸坊さん。話は石膏デッサンの思い出に。都築さんは長年、美大予備校でデッサンの指導をしていたことがある。伸坊さんは東京藝大を3回落ちたことがある。私、伊野は美大すら受けてい…

美術史家の松下哲也氏が書いたnote「日本の造形文化の伝統はアートと相性が悪いかもしれ…

美術史家の松下哲也氏が書いたnote「日本の造形文化の伝統はアートと相性が悪いかもしれない」への批評です。※以下リンクhttps://note.com/pinetree1981/n/n00aa2aa8949c 無料で読める部分までだけ読みました。とくにソレでこの批評を書くのに問題は無いと思います。 そしてコレを書いてる自分は有名…

200

生誕140年 吉田博展

原田直次郎の敵対性が岡倉天心とアーネスト・フェノロサに照準を合わせていたとすれば、吉田博のそれは明確に黒田清輝に向けられていた。吉田博が黒田清輝を殴りつけたという逸話がまことしやかに語り継がれているのも、ことの真偽はともかく、そのような双方の敵対関係を如実に物語っている。あの中庸…