19. 光瑤生誕140年を祝う
石崎光瑤は1910年5月、14日間かけて往復72里(288km)を徒歩で旅し、春の白山を写生し撮影した。
それをわずか5時間でドライブし、デジタルカメラで速攻撮りするという現代の旅。あの世の光瑤も苦笑するしかあるまい。
それにしても現代の撮影技術の進歩は驚くべきものだ。
水しぶきなどモノともしないカメラがある。写真は動画になり音声をも記録できる。ドローンという技術は視点を地上から解放した。危険を冒してわざわざ断崖を降りなくても、鳥の眼のようになって撮影することが可能なの