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上野の凄すぎる図書館~国際こども図書館と黒田記念館と旧博物館動物園駅~

こども図書館、という名前のイメージを遥かに超える、とても大きくて歴史のある図書館です。

場所は上野国立博物館の(道路を挟んで)隣の区画になります。

【建物の歩み】

元々は明治39年(1906年)に建てられた帝国図書館。
設計は久留正道(くるまさみち)でジョサイア・コンドルの元で学んでいた方です。

その建物を新たに国際子ども図書館とするために安藤忠雄建築研究所と日建設計が改修を担当。
2002年に完成、全面開館しました。

想像よりも何倍も大きい施設

【現在の建物】

旧建物のレンガ棟と増設されたアーチ棟のふたつからなる大きな図書館です。

エントランスに伸びるガラスの通路が意外と違和感が無いのが不思議でした。(安藤忠雄さんのアイデアかな?)

レンガ棟の裏側の外壁や側面はガラスに覆われていて元の建物を守っています。

バルコニーから見られる外壁のレリーフ

全体的には天井高がある部屋が多く外光が十分に取り入れられていて、
窓の木の格子や丸を感じる照明が落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

暖かみのある照明たち

記事トップ写真の階段もとても印象的で、
ずっと前になにかのドラマでも使われていたことを思い出しました。

【元貴賓室のお部屋】

1階の<子どものへや、世界を知るへや、おはなしのへや>も必見です。
(撮影不可で写真は無し)

元貴賓室が小さな王子様とお姫様のための愛らしい読書部屋になっています。

そして、、、

【すぐ近くの黒田記念館】

図書館の横の横?には黒田記念館あります。
建物1階の角は上島珈琲店なのでそのまま素通りしそうになりますが、
建物2階が展示室となっています。

シンプルでお洒落な階段

ここも無料で見学可能で
日本画家黒田清輝の作品も展示されています

閉館後は扉が閉まり街頭に明かりが灯ります。

そしてすぐ近くにもうひとつ見るべきものが、、、

【旧博物館動物園駅の出入口】

交差点の角にある目を引く不思議な建物。
京成電鉄の旧博物館動物駅の出入口です。

国立博物館の敷地の角になります。

乗降客の減少等を理由に1997年営業停止、2004年廃止となった駅ですが、
2018年に「東京都選定的指摘建造物」に選定されていて、
内部の階段や駅ホームも保管されているそうです。

普段は扉が閉まっていて、この地上の出入口しか見られませんが、
ごく稀に内覧ツアー?もあるらしいので、いつか入ってみたいなあ、と思っています。

、、、と3つの建物(国際子ども図書館、黒田記念館、旧博物館動物園駅)ついて語らせて頂きました。

どれも予約不要、入場無料で気軽に親しめる場所です。
上野の森のお散歩の時に、ぜひふら~とお寄りください。
人も少なくてゆったりした時間を過ごせます。
では、また~

みわ@湘南のすみっこ

<国際こども図書館のざっくり情報>
開館時間 9:30~17:00 
休館日 月曜祝日、年末年始、毎月第3水曜日
上野駅公園口から徒歩10分程
正確は情報は必ず公式HPを確認してください。
※撮影不可の場所も多いのでお気をつけください。

<黒田記念館のざっくり情報>
開館時間 9:30~17:00
休館日:月曜(祝日・休日の場合は開館、翌火曜日休館)、年末年始
正確は情報は必ず公式HPを確認してください。

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