森村一樹

NY・ソウル・欧州大陸の生活を経験し、国内・海外の文化・歴史に興味を持つビジネスパーソ…

森村一樹

NY・ソウル・欧州大陸の生活を経験し、国内・海外の文化・歴史に興味を持つビジネスパーソンです。記事に触発されながら、自分が見たこと、聞いたこと、読んだことを書いて整理整頓しています。自由に書きたいためにペンネームを使っています。

マガジン

  • 企業価値向上に向けて

    コーポレートガバナンス、ESGなど企業価値向上に関わることをまとめています

  • 美術館・博物館巡り

    美術館・博物館に行った時のことなどをまとめています。

  • 神社・寺・パワースポット巡り

    神社・寺・パワースポットを巡ったこと、その関連についてまとめています

  • 古文・和歌を読み、短歌の創作を楽しむ

    古文や和歌を読んだ感想や、創作した短歌をまとめています

  • 読んだ本の感想、気になる本についての記事のまとめです

最近の記事

Noteの適時開示情報

8月7日(水)の東京証券取引の適時開示にNoteのプレスが公表されていました。時間は8:00。当日の一番最初の適時開示です。 内容は「日本銀行による政策金利の引き上げ及び円高にかかる当社事業への影響について」 適時開示とは、平たく言えば、上場企業による投資家にとっての重要情報の開示、で開示が求められる内容は東証のHPに掲載されています。 例えば、四半期決算とか、代表取締役の異動、などがあります。 他には、会社の業績を左右する情報、HPで記載されている「その他上場会社の運

    • 中宮寺へ行く。ついでの法隆寺が圧巻

      アラカンになって初めて仏像に惹かれてからぜひ拝観したいと思っていた奈良の中宮寺の菩薩半跏像にやっとお目にかかることができました。 酷暑の中、法隆寺近くの駐車場にレンタカーを停め、法隆寺の五重塔を横目に見ながら、中宮寺を目指しました。 法隆寺は、中学の修学旅行で初めて行った後も、何度か行ったことがあり、まあいいか、という感じでした。 法隆寺の東大門を抜けてしばらく歩き、夢殿の横を通ったところに中宮寺はあります。 この仏様はいろいろな本で紹介されていますが、確かに美しい。 仏

      • 寺巡り 長谷寺、室生寺、浄瑠璃寺

        大河ドラマの影響もあり、以前から行きたかった名刹に行きました。 奈良からレンタカーで、長谷寺、室生寺、浄瑠璃寺を巡りました。盛夏で酷暑のせいか人は少なかったですが、蝉の鳴き声が暑さを一層感じさせます。 長谷寺は初瀬詣での舞台。源氏物語、枕草子、更科日記、蜻蛉日記に長谷寺参詣の話が登場し、平安女流作家が訪れていますが、京都からは徒歩だとかなりの距離があります。ここまで徒歩で来たんだなあ、と1000年前に思いを馳せます。 長谷寺は山寺。奈良の山中に広大な境内が広がります。 本

        • 久しぶりに感想を書きたくなった展覧会@アーティゾン美術館

          ここのところ公私に忙しくすっかりNoteから遠ざかっていましたが、アーティゾン美術館の展覧会「空間と作品」に行き、久しぶりに感想を書きたくなりました。 行ったのは金曜日の仕事帰り。金曜日は20:00まで開館しています。仕事が一服し、会食もなかったので「新しい展示が始まったなあ」と風に何ら予習せずに行きました。 「空間と作品」というタイトルに興味をそそられて行った訳ではなく、たまたま空き時間があったので気分転換に、という感じです。 行ってみて、奇をてらわない平凡な(失礼ながら

        Noteの適時開示情報

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        記事

          目で見る山川の日本史の教科書 国立歴史民俗博物館

          ぜひ訪れた方がいいと知人から勧められていた国立歴史民俗博物館に行きました。その知人に感謝、感謝です。 この博物館は「歴博(れきはく)」というようですが、千葉県の佐倉市の佐倉城址公園にあります。なぜ東京から電車で1時間もかかる佐倉に設置されたのかよく分かりませんが初代館長は山川出版の「日本史」の執筆者の井上光貞氏です。ある世代以上では馴染みのある名前だと思います。 これまで行こうと行こうと思っていましたが、都内から遠いこともあり、訪れる機会を逸していました。 5月2日のGWの中

          目で見る山川の日本史の教科書 国立歴史民俗博物館

          北欧3都の美術館に行きたくなる展覧会

          スウェーデン国立美術館、ノルウェー国立美術館、フィランド国立アテネウム美術館のコレクションを展示する展覧会がSOMPO美術館で開催されています。北欧の絵画をまとめて鑑賞するのは初めてです。3都の美術館に行きたくなる展覧会です。 5Fは風景画を中心とした「自然の力」、4Fは北欧の民話を題材にした作品を展示する「魔力の宿る森ー北欧美術における英雄と妖精」、3Fは都市の風景を描いた作品を展示する「都市ー現実世界を描く」の3つのテーマで展示されています。 北欧は緯度が高いため日光

          北欧3都の美術館に行きたくなる展覧会

          研究所に隣接する美術館(DIC川村記念美術館)

          千葉県佐倉市にあるDIC川村記念美術館に初めて行きました。 DIC株式会社が運営している美術館です。森や池を配したなだらか丘陵の中にあり、レストランや茶席もあります。 春分を過ぎても関東の内陸部は小雪が舞うという天気予報、都内では冷たい雨が降る土曜日でしたが、朝一で行ったこともあり、人が少なくゆっくりと鑑賞することができました。 都内から高速を使って車で行きましたが、佐倉ICから15分程度で着きました。駐車場は広く無料です。近くの駅からシャトルバスがあるようです。 作品は写

          研究所に隣接する美術館(DIC川村記念美術館)

          オペラは一期一会(トリスタンとイゾルデ)

          東京の初台にある新国立劇場でワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」に行きました。待ちに待った上演です。 クラシック音楽は好きだがオペラは上演時間が長いし、よく分からないから好きでないという人が私の周りに複数います。確かに長いです。特にワーグナーは。 今回、上演時間は5時間25分。 第1幕85分、休憩45分、第2幕70分、休憩45分、第3幕80分。 開演は14時ですから終了は19時半。カーテンコールも含めると20時頃に劇場を後にすることになります。 クラシック音楽は好きでしたが

          オペラは一期一会(トリスタンとイゾルデ)

          紫式部、清少納言、和泉式部 ー紫式部日記を読んでー

          紫式部日記を読み終えました。宮中行事の用語が多いため読み進めるには難航しましたが、皇子の誕生時のことなど皇室の儀式が詳しく記述されており、記録本としても興味深い内容です。 本の構成は、1節から60節まで、節ごとに「原文」、「現代語訳」、「語釈」、「解説」があり、理解しやすくなっています。 大河ドラマ「光る君へ」で描かれているような藤原道長と紫式部との関係を想像させる箇所もありますが(57節)、紫式部にとって主家になる道長の孫の誕生という慶事と祝事を慶びをもって書いています。

          紫式部、清少納言、和泉式部 ー紫式部日記を読んでー

          トーハクの東洋館で読書と午睡

          東京国立博物館(トーハク)の年間パスを持っていますので、時間があればトーハクに行っています。2500円、とてもお得だと思います。 企画展、特別展もいいですが、定期的に入れ替える常設展や法隆寺宝物館がお気に入りです。 仏像がマイブームなので東洋館にもよく行くようになりました。 東洋館には午睡と読書に最適な場所があります。1Fの入り口の前にあるソファ。 東洋館は本館に比べて鑑賞者が少なく、仏像が中心のせいか人々は静かに鑑賞します。会話も自然とひそひそ話になり、館内はとても静かで

          トーハクの東洋館で読書と午睡

          noteの株主総会、今回は欠席

          今日2024年2月25日(日)はnote株式会社の第12期定時株主総会の日です。会場は東京の千代田区にあるベルサール半蔵門。 私は購入最小単位で購入した株主でして、総会の案内は事前に来ていました。購入した理由は自分が趣味でお世話になっているnoteを支援したいから、というものです。株価の値上がりや株主優待券など経済的なことは期待してはいませんが、note株式会社がIPO(株式公開)後の株主総会ですし、日曜日の開催ですので行ってみようかと思っていました。 が、今回は止めました

          noteの株主総会、今回は欠席

          東京36、NY40、ボストン42、パリ49、ロンドン51、オスロ60

          東京都美術館で開催されている「印象派 モネからアメリカへ」はボストン近郊のウスター美術館所蔵の作品を中心とした展覧会です。 アメリカの印象派の作品を鑑賞する機会はなかなかないと思いますが、緯度の高低による光の違いに注目しました。 写真は掲載できませんが、アメリカの自然を描いた風景画にNY駐在中の記憶が蘇ってきました。モチーフではなく光の描き方が「アメリカで見た風景の感じだなあ」と。 緯度でいうと、東京は北緯36度。NYは40度。ウスター美術館の近郊のボストンは42度。ロンド

          東京36、NY40、ボストン42、パリ49、ロンドン51、オスロ60

          何気なく立ち寄った展覧会で盆栽の魅力に引きずり込まれそうになっている自分

          東京都美術館の印象派展に行きましたが、その横で開催されていた国風盆栽展になんとなく立ち寄ったことから、これまで全く興味がなくスコープ外だった盆栽に引き込まれてしまいそうです。 アメリカの印象派はどのようなものだろうかと、2月の3連休の最終日に上野の東京都美術館に行きました。予想通り、展覧会はかなり混でいましたが、入り口の横で開催されていた国風盆栽展が気になっていました。 前日、NHKスペシャルで故郷の足立美術館の庭師の活躍を観たせいかもしれません。 印象派展の展覧会から出

          何気なく立ち寄った展覧会で盆栽の魅力に引きずり込まれそうになっている自分

          トーハクでカツカレーを食べる贅沢

          子供の頃、カツカレーはご馳走でした。母にお願いして自分の誕生日会のメインはカツカレーだったぐらいです。カレーもご馳走でしたが、とんかつもそんなに食べることもなかったので、一度に両方を味わえるカツカレーが食卓に乗ることはありませんでした。 今のように総菜として気軽にとんかつを買えることはなく、肉屋で買ったロース豚肉を叩いて柔らかくし、小麦粉、卵、パン粉で下ごしらえしてから揚げるということに加えて、カレーも作らないといけないので、母は料理や後片付けが面倒だったのでしょう。 学生

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          noteの株主として思うこと

          昨年にnote株式会社の株を購入しました。 (写真は本文に全く関係ありません) 株を買うのは、配当金狙い、値上がり益狙い、株主との権利を行使したい、などの目的がありますが、私の場合はnote利用者としてnoteを支援したいから、というものです。 もちろん、株価が上昇する、配当金をもらえる、なら嬉しいですが、IPOして間もないので配当金は期待していませんし、成長性はあると信じているものの、株価が短期的に上昇することも期待していません。 それより、株主になることでnote株式会社

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          映画「ダンテ」を観た イタリアは国中が文化遺産

          昨年末に東京九段下のイタリア文化会館で映画「ダンテ」を観ました。 ダンテに心酔していたボッカッチョの目を通じて描くダンテ像や絵画のようなカット割りも素晴らしかったのですが、イタリアについていろいろ気づかされました。 先ずは、ダンテがローマ法王に謁見する場面がありますが、法王が雲の上のような存在として描かれていません。当時はローマ法王の地位と存在が現代のそれとは違っていたのでしょう。 次に食事。時代考証を経て撮影されているはずですから、当時の食事内容も再現されているはずです

          映画「ダンテ」を観た イタリアは国中が文化遺産